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【お悩み相談】仕事とお金へのコンプレックスを払拭したい

こんにちは、香月です。
今回も、ココロノマルシェに頂いたご相談に回答してみたいと思います。
※ココロノマルシェとは・・・
人気カウンセラー根本裕幸先生のお弟子カウンセラーたちが回答する無料のお悩み相談掲示板です。どなたでも無料でお悩み相談できますので、是非ご利用ください。

もうすぐ50代を迎える者です。
20代半ばで9歳上の転勤族主人と結婚してすぐ一人娘(現在大学生)が生まれ、子どももほぼ手が離れてこの先をどのように過ごしていけばいいのか思いあぐねています。
転勤に帯同しながらの生活だったので仕事はパートでしか働けなかったこと、また結婚前も正社員で働いたことがなく、大したキャリアも築けないままこの歳まで来てしまいはっきり言ってそんな自分がとても恥ずかしいです。
家庭生活自体はやさしい主人とかわいい子どもに恵まれて幸せだと思うのですが、どうしても仕事でキャリアを築けなかった自分、稼げない自分、貯蓄がうまくできない自分へのダメ出しが止まらず、だったらフルタイムでバリバリ働けばいいじゃないかと思いつつも、それはそれで家事がきちんとできなくなることへのストレスとの板挟みになり、過去にはプラス転勤しながら慣れない土地での子育ての負担も重なって何度か心療内科にもお世話になり、入院も経験しました。
その際に転勤帯同生活を辞め、主人に単身赴任をしてもらい、私は気に入った土地に家を買って娘と暮らし始め、今は時々短期の派遣で働く感じです。
主人は時々主人の赴任先に遊びに来てほしいということもあり、今のペースでいいよと言ってます。
だけどどうしてもほんっとうに貯金がなく、娘の学費も奨学金を借りての進学ということもありお金の不安が強いのですが、主人は今は貯金できない時だから仕方ないとのこと、はっきり言ってもう定年だって間近なのにどうしてそんなに呑気に構えていられるのか不思議です。
確かに今のペースが合ってるといえばそうなのかもしれませんが、特に家でのんびり過ごしている時に心の奥から胸の辺りがものすごくざわついて言いようのない不安に襲われてしまいます。正直この感覚が結婚してからずっとあり、この先もこれと付き合っていかなくてはいかないのかと思うと何ともいえない気持ちになります。
生活自体は2世帯生活とはいえ、夫婦仲もよく幸せな方なのですが。
なんだか取り止めのない内容になってしまいましたが、アドバイスいただければと思います。
(YUKOさん)

YUKOさん、はじめまして。
カウンセラーの香月あかねです。

まず、ご相談文を拝見して率直に思ったことは、YUKOさんはお嬢様を立派にここまで育て上げられた素晴らしいお母さまだということです。そして、その価値をご自身で受け取られていないように感じました。慣れない土地での子育てや、心身の不調を抱えながらも、ここまで立派に育て上げられたこと、まずはご自身の努力を讃えるところから始めましょうか。

旦那様が優しくいてくださるのも、お子様が可愛く健やかに育っているのも、YUKOさんの努力の賜物です。本当に素晴らしいです!!!立派です!!!まずは、そこを受け取ってくださいね。

そのうえで、なぜ
>どうしても仕事でキャリアを築けなかった自分、稼げない自分、貯蓄がうまくできない自分へのダメ出しが止まらず
>家でのんびり過ごしている時に心の奥から胸の辺りがものすごくざわついて言いようのない不安に襲われてしまいます
ということになってしまうのか、ということに迫っていきたいと思います。

①なぜ正社員じゃないとだめなの?

YUKOさんは過去にパートや派遣のお仕事をされていたことがありますね。でも、
>結婚前も正社員で働いたことがなく、大したキャリアも築けないままこの歳まで来てしまいはっきり言ってそんな自分がとても恥ずかしい
と思ってしまうのはなぜでしょうか?

YUKOさんの中には、ある思い込み(心理学では「観念」と呼びます)があるのではないかと思います。

・正社員としてキャリアを築く人は価値がある
・パートや派遣の仕事には価値がない

ざっくりいうとこんな感じです。(少し表現が極端なのはご容赦ください)なぜ、そう思ってしまうのでしょうか?単純に言うと、冒頭申し上げたようにYUKOさんにはお子さんを立派に育て上げられていますし、今のままでも十分に価値があります。なのに、正社員として働けていないことについて、ずっとコンプレックスを抱えていらっしゃるように思えます。

まずは、この「観念」がなぜ生まれたのか、というところをもう少し掘り下げて伺ってみたいです。

たとえば、私には「働かざる者食うべからず」とか「女性でも経済力があった方がいい」という観念が過去にありましたが、これは明らかに自分の母から刷り込まれた価値観です。

このように価値観を刷り込まれた理由、その影響を与えた出来事・人を手放すことによって、まずはこの不安から解消される可能性があります。おひとりで振り返るのが難しければ、ここはぜひカウンセリングを頼っていただけたらと思います。

②自分に合った仕事と合っていない仕事

①にも関連するところではありますが、仕事って一口に言ってもさまざまです。正社員の仕事もあれば、パートや派遣、もちろんフリーランスで活躍している方もいらっしゃいます。

まず、YUKOさんにはやりたい仕事がありますか?それはどんな仕事でしょうか?漠然と「正社員として働かなければ」という観念に縛られて、仕事を探してしまうと、おそらくすぐ仕事内容がアンマッチになり、退職してしまう可能性が高いです。これは元人事担当者としての私の見解です。

まずは、自分が働くとしたらどんなことができるだろう・・・?と考えてみるのも一案かなと思います。今は時間や働き方を選択できる会社もありますから、こんなことを考えてみるのはいかがでしょうか?

・どのくらいお給料が欲しいのか(必要か)
・どんなことに稼いだお金を使いたいのか
・どのような場所・時間で働きたいのか
 (日常生活とのバランス)
・自分のどんな長所を生かして働きたいのか
・どんな仕事内容なら興味が持てそうか

このようなビジョンが少し明確になってくると、おのずと「正社員かどうか」は関係なく、どんな「職種」「仕事内容」なら自分のなりたい姿が実現できるか、という目線に変化できるのではないかと思います。

イメージがわかなければぱらぱらと求人サイトを見てみるのもよいと思います。これはいいなーとか、これは嫌だなーとか、自分の理想に合うなーとか、合わないなーとか、そんなイメージが膨らんでくるはずです。(YUKOさんご自身でもお気づきの通り、日常生活とのバランスは極めて重要です!!)

③その結果、本当に働くことが必要か?

②を考えていく中で、自分の理想にあった働き方がイメージできるかできないかによって、本当に働くことが必要かどうかが見えてくると思います。今の段階では、本当に働くべきか否か、働けるのか否か、いずれもYUKOさんの中では見えていないようにご相談文からは感じました。

でも、②までの取り組みを行っていただくことで、働く必要があるか否かわかるように変わると思います。

結果、働かなくていいとか、働きたくない、とか思うこともあるかもしれません。それでも自分を責めないでくださいね。①の手放しができていないと、もしかすると責めてしまうこともあるかもしれません。

その時は、カウンセラーと一緒に①の手放しをゆっくり時間をかけてやると良いと思います。そのままのYUKOさんで十分に価値があります。そのことをじっくり受け取れるようになると、今抱えている不安は働かなくても消えると思いますので★

また、もし本当にお金の不安がある場合は、いくら必要なのか、ということを明らかにしてみるのも一つかと思います。ここはファイナンシャルプランナーの出番ですね!(カウンセラーとしても活動しつつ、FP経験がある人もここにいます・・・私です笑)実際に必要な額がわかれば安心できることもあるかと思いますので、この辺もぜひ参考にされてください。

大事なことなので、何度も繰り返しますが、YUKOさんにはそのままで価値があります!今までのご自身の努力をしっかり認めてあげつつ、この記事を参考にこれからのことを考えて頂けたら幸いです。
YUKOさんの幸せをお祈りしています!!!

香月あかね

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