見出し画像

"空想日記"⚡︎no.237

紫麒『お前たちの
   寿命など
   知ったことか…

           今、尚こうして
   尻拭いを
   させられている
   私の身にもなれ…。』


爽一『尻拭い?』


紫麒『んっん……


           いや、気にするな…。』



何やら引っかかる
物言いだ…
どうやら、紫麒様は
何か大事な事を
隠しているように
私は思えた。



紫麒『とにかく、
   お前達に教える事は何もない。
   
   今日はもう
   夜が深い…

           今すぐに帰れとは言わんが
   明朝にはここを去るんだ…
   …わかったな。』


白影『なんだ、ちぇっ…
           もっと強くなれると
   思って期待していたのに…
           つまらないな…。』

琴葉『そうね…
   大変な思いをして
   ここまでやって来たのに
   あんまりだわ…。』


紫麒『あ〜

   うるさいうるさい
   これだから人間は…

           ごちゃごちゃ
   言っても
   考えは変わらん。
   大人しくしておれ…。』

これ以上
話しても説得が
難しいと判断した私は
何か良い策がないか
その場に座り込み
静かに考えることにした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?