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"空想日記"⚡️no.27

太樹『天音!いるんだろ? 』

       『私も外に出たいから手をかしてくれるかい?』

天音『あに様、大丈夫なの?』

太樹『私は大丈夫だが、初達は大丈夫なのかい?』

天音『大丈夫だよ!!』

       『初達に敵う子どもなんて、雷山にはいないよ』

太樹『…そうか』

私は、少しにやけていた。

天音の手をかり、

籠の外へと出た私が見たのは、

人だかりの中心で

童達をボコボコにする弟達の姿であった…。

わたしが想像していた勇敢な姿とは程遠い

獣のような荒々しい弟達の姿に、

私はあいた口が塞がらなかった。

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