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"空想日記"⚡︎no.231

紫麒『むっ…むっ…

           ん〜〜〜
 
           こ、これは…凄い…!!!』

食い入るように
ギョロっと覗かせた
紫麒様の目は
集中しているせいか
瞬きを繰り返すうちに
また横長の瞳孔へと形を
戻していた…


紫麒『小童…
   お前さんの名は?』


太樹『私は…
   空晴太樹(くぜたいじゅ)
           といいます。』


紫麒『そうか、
   空晴の血筋から出たか…。

   太樹よ…

           お前は…

   "仙麗の瞳"を宿している。』


太樹『せんれいのひとみ………?』


紫麒『そう、
   森羅万象を司る
   四道を極めし者
  【神仙】
          その瞳は
          跳梁跋扈する
     全ての邪心を見抜き   
          世に地平天成を
          もたらすとされている。』


太樹『……………
           つ、つまりは??』


紫麒『………………

           あ〜
   つまりだな…

          お前さんは、
   とんでもない目を持っている
   ってことだよ!!』



   

   

   

   

   
   

   

  







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