【本22】 7つの習慣②

習慣の一つ一つがとても大切で、時間をかけてまとめたいと思うと、やっぱり長くなってしまいますね。。

今回は
【第1の習慣】
【第2の習慣】
までとなりました。。

じっくりと読んでみてもらえたらと思います!


☆本の内容☆

○第1の習慣  主体的である

*刺激と反応の間
何が起ころうとも、それが自分に与える影響を自分自身の中で選択できる。
刺激と反応の間には選択の自由がある。
選択の自由の中に、自覚、想像、良心、意志の4つの能力がある。

自覚  ➡︎  自分自身を客観的に見つめる能力
想像  ➡︎  現実を超えた状況を頭の中に生み出す能力
良心  ➡︎  心の奥底で善悪を区別し、自分の行動を導く原則を意識し、自分の考えと行動がその原則と一致しているかを判断する能力
意志  ➡︎  他の様々な影響に縛られずに、自覚に基づいて行動する能力

*主体性とは、自発的に率先して行動することだけを意味するのではない。
人間として自分の人生の責任を引き受けることも意味する。
私たちの行動は、周りの状況ではなく、自分自身の決定と選択の結果である。

*私たちは自分の身に起こったことで傷ついているのではなく、その出来事を受け入れ、容認する選択をしたことによって傷ついている。
人生には3つの中心となる価値観がある。
一つは「経験」、自分の身に起こることである。
二つ目は「創造」であり、自分で創り出すものの価値。
三つ目は「姿勢」、不治の病というような過酷な現実に直面した時の反応の仕方。

「姿勢」が一番大切。
人生で体験することにどう反応するかがもっとも大切なのである。

*率先力を発揮する
進んで行動を起こす責任を自覚すること。
多くの人は自分からは動かずにだれかが手を差し伸べてくれるのを待っている。
自分からは何もせず、無責任にも誰かが解決してくれるのを待っているなら、「RとIを使う」。

R  ➡︎  resourcefulness = 知恵
I  ➡︎  initiative  =  率先力

人に責任を持たせるのは、その人を突き放すことにはならない。
逆にその人の主体性を認めることである。
その人が自分で機会をつかみ、自信を持って問題を解決できる環境を整えることはできる。
主体性という筋肉はたとえ使われずに眠っていても、必ず存在する。
主体性という筋肉が他の6つの習慣の土台となる。

*関心の輪/影響の輪
自分のエネルギーを何にかけているかに目を向ける。
・関心を持っていること、関心のないことを分ける。
・関心の輪の中の、自分がコントロールできることとできないものに分ける。
自分でコントロールでき、影響を与えられるものを影響の輪の中に。
・この2つの輪のうち、自分の時間と労力を主にかけているものはどちらか。
それによって主体性の度合いがわかる。

*主体的な人は影響の輪の領域に労力をかけている。
主体的な人のエネルギーには、影響の輪を押し広げていくポジティブな作用がある。

*影響の輪の外でいくら頑張っても主体的な率先力を発揮することはできない。

*自分のパラダイムを見つめることで、ポジティブなエネルギーを生み出し、自分自身を変え、やがて他者に影響を与えることができる。

*影響の輪にフォーカスすることは、人格を磨くことに他ならない。
自分自身が変わる、自分の内面にあるものを変えることで、外にあるものを良くしていく。
自分の身の上を他者や周りの状況のせいにする方が、はるかに簡単である。
しかし私たちは自分の行動に責任がある。

責任とは反応を選べる能力である。
自分の人生をコントロールし、「ある」ことに、自分のあり方に意識を向け、働きかけることで、周りの状況に強い影響を与えられるのである。

*主体性:30日間テスト
30日間毎日、影響の輪の中のことだけに取り組む。
小さな約束を自分自身とし、それを守る。
他者の欠点を責めない。
自分の欠点を正当化しない。
間違いを犯したらすぐに認め、正し、そこから教訓を得る。
間違いを他者のせいにしない。
自分がコントロールできることに取り組む。
問題はその人の弱点や欠点ではなく、それに対してあなた自身がどんな反応を選択し、何をすべきかである。
自分の効果性に責任をもつのは自分以外にはいない。
幸せになるのも、自分の責任である。
自分がどういう状況に置かれているかは、自分自身の責任なのである。

○第2の習慣  終わりを思い描くことから始める

すべてのものは二度作られるという原則。
(すべてのものは、まず頭の中で創造され、次に実際にカタチあるものとして創造される。)

日々の生活の中で自覚を育て、責任をもって第1の創造を行えるようにならなければ、自分の人生の行方を影響の輪の外にある状況やほかの人たちに委ねてしまうことになる。
私たちに必要なのは、はっきりとしたビジョン、明確な目的地である。

*リーダーシップとマネジメント:2つの創造
リーダーシップは第1の創造。
マネジメントは第2の創造。

まずはリーダーシップがなくてはならない。
正しい方向に進んでいくための創造的なリーダーシップを発揮しなければ、マネジメントがいかに優れていても失敗は避けられない。
方向性や目的、家族の想いより、能率、効率やルールにとらわれている。
自分自身の価値観を明確にする前に、能率よく自己管理や目標達成に取り組んでしまう。

*長期的な成長や理解にフォーカスせず、今この瞬間の子供の行動が気に食わず、目先の闘いに勝とうとする。
自分の葬儀の場合を想像してみる。子供達の一人が弔辞を述べようとしている。
私は子供達の人生がその場しのぎの応急処置的な闘いの積み重ねではなく、愛に満ちた親の教えと躾の結果であってほしいと願う。
彼らの内面が、私とともに過ごした年月の豊かな思い出でいっぱいであればと願う。
その成長の途上で喜びと悲しみを分かち合った愛情深い親として私を覚えておいてほしい。
心配事や悩みを私に打ち明けてくれたとき、私が真剣に耳をかたむけ、助けになろうとした時のことを思い出してほしい。
そしてなによりも、世界中の誰よりも彼らを愛してたことを記憶にとどめておいてほしい。
それなのに、この価値観をいつも意識しているとは限らない。
些細なことに埋もれてしまうことがある。
そのために自分の価値観を明確にし、方向をはっきりと定めて行動する。

*個人のミッション・ステートメント
どのような人間になりたいのか(人格)、
何をしたいのか(貢献、功績)、
そしてそれらの土台となる価値観と原則を書く。
正しい原則を土台としていれば、その人にとって揺るぎない基準となる。
その人の憲法となり、人生の重要な決断を下す時の基礎となる。
変化の渦中にあっても、感情に流されずに日々の生活を営むよりどころとなる。
それは、不変の強さを与えてくれるものだ。

①まず自分の影響の輪の中心から始めなければならない。
影響の輪の中心に自分の努力を傾けることによって、輪は広がっていき、大きな成果を達成できる。
影響の輪の中心に努力を集中させることがPC(成果を生み出す能力)の向上につながり、私たちの生活のあらゆる面の効果性を高める。

安定  ➡︎  自尊心、人格的な強さ、安心感、存在価値、アイデンティティ、心のよりどころ
指針  ➡︎  人生の方向性を決める根源。生活の中であらゆる意思決定、行動基準、原則、暗黙の規範。
 ➡︎  行動する力、物事を成し遂げる強みと潜在的な能力。深く根付いた習慣を克服し、より良い、より効果的な習慣を身につける力。
知恵  ➡︎  人生観、生活を送る上でのバランス感覚。個々の原則がどのように関連しているかを理解する知力。
この4つの要素は相互に依存しあっている。
この4つが1つにまとまり、調和がとれ、個々の要素が互いを高める状態!

②原則を中心にする。
自分に影響する様々な要因から一歩離れ、いくつかの選択肢を客観的に検討する。
仕事上のニーズ、家族のニーズ、その状況に関わっている他のニーズ、様々な代替案の可能性、全てを考え合わせ、全体をバランスよく眺めて最善の解決策を見出す努力をする。

③深く内省し、緻密に分析し、表現を吟味する。
何度も書き直して、最終的な文面に仕上げる。
自分の内面の奥底にある価値観と方向性を簡潔に、かつ余すところなく書き上げ、心から納得できるものにする。

完成してからも定期的に見直し、状況の変化によって、物事に対する理解や洞察も深まっていくので細かな修正を加える。
このプロセスは、書き上がったものと同じくらいに重要だと思う。
ミッション・ステートメントを書く、あるいは見直すプロセスの中で、あなたは自分にとっての優先事項を深く、丹念に考え、自分の行動を自分の信念に照らし合わせることになる。

*右脳を活用する。
創造を得意とする右脳の力を引き出せば第1の創造(知的創造)の質に対し大きな影響を与える。
*視野を広げる ➡︎ 想像すること
自分の葬儀の場面を思い描く。夫婦で一緒に25、50回目の結婚記念日を想像する。
(これからその時までの長い年月、1日1日を積み重ねて作り上げたい家族の姿の本質が見えてくる。)
今の仕事を引退する日を想像する。
(その時までに自分の分野でどんな貢献をしたいだろう。)
心の枠を取り払って、豊かに想像する。
細かいところまで思い描き、五感をフルに働かせて、できる限りの感性を呼び起こす。

*イメージ化と自己宣誓書
良い自己宣誓書は5つの条件を満たしている。
1.個人的な内容であること
2.ポジティブな姿勢が表現されていること
3.現在形で書かれていること
4.視覚的であること
5.感情が入っていること

イメージして、その状況を細かに思い描く。
その場面をありありと思い描く。
実際にやってみる前に、それを頭の中で見て、感じて、経験する。
想像力は良心を伴った時にこそ高い次元で効果を生むのであって、自らの目的にかない、相互依存の現実を支配する正しい原則に従うことで自分を超えて広い社会に貢献できる人生を送れる。

④自分の人生での役割を明確にし、それぞれの役割で達成したい目標を立てる。
(バランスが取れ、実行しやすいものになる)
自分の人生での大きな役割を念頭において、ミッションを書くと、生活にバランスと調和が生まれる。
それぞれの役割をいつでも明確に意識することができる。
ミッション・ステートメントを折に触れて目にすれば、一つの役割だけに注意が向いていないか、同じように大切な役割あるいはもっと大切な役割をないがしろにしていないか、確かめることができる。
効果的な目標は、行為よりも結果に重点を置く。
行きたい場所をはっきりと示し、そこにたどり着くまでの間、自分の現在位置を知る基準になる。

*家族のミッション・ステートメント
家族の中心にあるべきものー家族全員が共有するビジョンと価値観ー

家族ひとりひとりの意見を聞いてミッション・ステートメントの第1稿を書き、それについて全員で意見を出し、表現のアイデアを取り入れて書き直すプロセスの中て、家族にとって本当に大事なことを話し合い、コミュニケーションが深まる。

*組織のミッション・ステートメント
効果的であるためには、その組織の内側から生まれたものでなければならない。
経営幹部だけでなく、組織の全員が意味のある形で作成のプロセスに参加する。
スタッフがどのような価値観を持って行動すべきかを明確に示す。
あらゆる判断の基準となる。

*家族を含めて、あらゆる組織に共通する根本的な問題の一つは、自分の働き方、あるいは生き方を他の人から決められるとしたら、本気で取り組むのは無理だということ。

自分が参加していないことに打ち込む決意をする人などいない。

*組織のミッション・ステートメントをつくるときには、時間、忍耐、参加、能力、共感が必要とされる。
これも応急処置で何とかなるものではない。

全員が共有するビジョンと価値観に合わせて会社のシステムや組織構造、経営スタイルを整えるには、時間、正直、誠実、勇気、正しい原則が必要とされる。

組織の全員が本心から共感できるビジョンと価値観を反映したミッション・ステートメントは、組織の結束と決意を生み出す。

一人一人の心と頭の中に、自分の行動を導く基準、ガイドラインができているから、他人からの管理・指示も要らなくなる。
全員が自発的に行動する。組織がもっとも大切にする不変の中心を全員が自分のものとしているからである。


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