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今年も、私たちの夏が始まった。


実は先日しれっと地元、神奈川に帰っていました。

4日間だけの弾丸帰省で、目的はおばあちゃんに会いたくて。旅をして、どこに行こうが家族に会いたくなるものですね。

さて、そんな弾丸旅だったから地元のみんなに会いたかったけど誰一人予定が合わず。。

一番会いたかった親友ちゃんとも予定が合わなくて、「家族以外誰にも会えないなぁ。」と仕事をしつつカフェでやることを片付けていると

ピコんっ♪と2件の通知が

「ん?」

と、画面の先に目をやると

『今日の予定がなくなっちゃったぁ。』『会えない?』

と、親友ちゃんからのメッセージ。

「(!!!!!!!!)」

しょぼくれていた1秒前の私はどこかへ吹き飛び、珍しく即座に返信した。

「夜、花火しない?」

と。

親友とはもうかれこれ14年の仲で、いつからか毎年恒例になった二人で花火をする夜に、気づけばビール片手に選挙の話だの、就職の話だの、結婚の話だの、、そんな話を大真面目にするようになってしまった。明日何して遊ぶ?かだけに全神経を使っていたあの頃の私たちはもういなくて、しっかりと、一人で歩いていこうとしている。

大人になっていくんだね。

今日はその事実が少しさみしい。

去年の末、2021年の振り返りnote.を書いたとき、私はこう綴っている。

「もう十何年経ったのかぁ。来年はできるかな。」って今年も懲りずにこの言葉が薄ら暑い夜の温度に混ざって消えたけど、この言葉がいずれ本当に消えてしまうと知っているから、来年もきっとこの話をするだろう。​​

今年、この話ができなかったかもしれない。

毎年毎年確実に大人になっていく私たちは、ふんわり夢見ていたやりたいことに没頭する日々も、家庭を持つことも、生きる苦しさを知るたびに夢ではなくなってきている。そんな日々に飲み込まれていづれ花火の日なんか当たり前に忘れていってしまうのかな。

たとえそうだとしても、この文章が、今まで撮ってきた写真が、鍵になって

「そうだ。花火しようよ。」

の一言が、お互いの『ひさしぶり』のきっかけになれたらいいな。

なんて、きっとそう遠くない未来の私たちに

届け。

※文章中の記事はこちらの目次、八月:毎年恒例、親友と地元で手持ち花火をした。よりご覧いただけます。


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