見出し画像

2021年を振り返る〜お気に入りのカップにコーヒーを淹れて〜

「今年があと3日で終わろうとしている。」

その事実に未だ実感が湧かないけれど、”去年の私”ではないことだけは身をもって断言できる。

だって、去年の今頃はまだ学生で、しかも確かこの時期はゼミの最終課題に追われてた。

信じられないなぁ。。

✳︎✳︎✳︎

さて

「今年はどんな一年だった??」

と。毎年のように聞かれるこの質問に、今年はしっかり言葉を綴ってみようと思いつつ、書き出したのは今年が終わる3日前。(きっと投稿するのは大晦日かな。)

今年は自分で言うのも恥ずかしいけれど、ほんっっっとうにいろんなことがあって、まるでテーマがバラバラの幾つもの物語が詰まった短編小説のような、そんな毎月違う私に出会えた一年だった。

そんな私の2021年は...

✳︎✳︎✳︎


一月:成人した。

自分の人生の中で、20歳で過ごす1年間はとても特別で大事にしたかった。

だって、なんだか20歳って自分で生きていくための第一歩な気がして。そんな始まりの年をどう過ごしていくかノープランだったけど、不思議と不安も心配もなかった。

そう、今年始めに投稿したInstagramには「満20歳で過ごす1年間。なんだかそれだけで特別になる予感...」って書いてあってね、あの時の自分に出せるだけのmaxの声で伝えたい。

さいっっっっっこうの21歳になったぞ。って。


※写真は今年二月に大っすきなみんなに撮ってもらった写真。来年もお世話になります♪

✳︎✳︎✳︎

二月:宮崎に約1週間飛んだ。

初めて一人で飛行機に乗って、初めて1週間以上も実家を離れた出来事だったけれど、安定の好奇心と新しいことへの期待が勝って(まさって)ものすごく楽しかった。

「今年は自力で生きていける強い人になりたい!」なんて二月の時期は思ってて、(今思えば”強い人=サバイバル”の変換はやばいけど。)寒過ぎて水道管が凍ったおかげで3日?お風呂に入れなかったり、最寄りのスーパーまでは車で急な山道を走らせて30分、近所?の人に会うには車で20分、自炊必須(この時実家暮らしなこともあって、ほぼ初めてしっかり自炊して料理が楽しくてたまらなかったのをよく覚えてる)、冬なのに家は虫だらけで家の中にテントを貼る(叫ばないけど虫苦手民。)ような環境だったけど、自分の知らなかった、体験したことのなっかったことを、環境やそこで出会った人たちからたくさん学んだ。

✳︎✳︎✳︎

三月:短大卒業。

本当に今年の3月に卒業したんだよな?って自分でも未だに信じられないけれど、しっかり今年の3月に2年間の激勉強期が終わった。

「短大とあの学校を選んでよかった。」と、心の底から思える。

短期集中で知りたかったことを学べる環境は”新しいこと”に目が無い性格と当時ある程度忙しい方が好きだった私にはちょうどよかったし、何よりあの短大が楽しかったのは大学で出会った人たちのおかげだと思う。みんな真面目で人当たりが良くて、しっかりノリもいいけれど、そこまで踏み込まない距離感を持てる、そんな人たちが集まって同じことを学んでいたあの日々が、私には心強くて、そして心地よかった。

みんなありがとう。最高の短大生活だった。


✳︎✳︎✳︎

四月:免許合宿。in長野

私が行ったのは長野県伊那市にある教習所で、2週間お試し一人暮らし気分を味わえたおかげで、今までなんとも思ってこなかった”家族との距離感”を考えさせられた合宿生活でもあった。

当たり前だけど人は日々変わっていく。

すると自然に家族の在り方や関わり方も変わって、今までの距離が窮屈に感じることもあるだろうし、逆に遠かったと感じることもあると思う。私は今...と、そんなことをひとり沸々と片隅で考えながら、運転練習、試験勉強、美味しすぎるご飯、週一度のケーキバイキング(⁉︎)、一度だけのデザートサービス(⁉︎)をたまたまの出会いからメチャクチャに仲良くなった友達たちと一緒に乗り越えて無事卒業した。

免許合宿もそうだけど、こんなにたくさんの人に出会えると思ってなかったから本当に楽しい思い出になったなぁ。(楽しすぎて、持ってった写るんです足りなくて買い足しに買い足した結果、5個?使い切ったのもいい思い出。笑)県がバラバラだからなかなか会えないけれど、またどこかで会いたいな。

とりあえず東京と大阪の二人にはそろそろ会いたい。

✳︎✳︎✳︎

五月:二人の素敵な人に出会った。

一人は、”まるで一枚一枚に台詞が詰まったような物語のある写真を撮る人”で、この時が初めましてだったのと、私が初めて被写体として撮影依頼をした出来事。(今手帳見返してたらこの時が初で驚きを隠せない。。今は突然お互いやったこともないキャンプを片道3時間かけてやりに行くくらい仲良い。笑)

「表現したいことを表現していく上で、自分自身も表現の媒体でありたい。」

そんな思いからたまーーーに被写体をするけれど、本当に楽しくて、極めていきたいことのひとつだなってとても思う。


もう一人は、私が18歳の時、初めてゲストさんとして人を撮った時の被写体さん。

あの頃はカメラの持ち方ひとつわからないまま、「行きたい‼︎‼︎」と衝動的に申し込んだカメラ合宿にたまたま当たって、行った先でも優しい先生たちが手取り足取り教えてくれながら、あの時の精一杯でゲストさんと向き合って、必死に”いい写真”を残そうとしたけど、思うような写真が撮れなくてギャン泣きしたり、ゲストさんの雰囲気が素敵すぎてファンになってた。

そんなゲストさんが今年神奈川に就職したということで一緒に横浜巡りをしたのだけれど、出かけている最中も出かける前も、何度も何度もあの頃の思い出や今の私たちのことを話して、2年経った今、ゲストさんだった人とこうして友達になれていることが嬉しくてたまらなかった。

ゲストさんは私にとってこれからもずっと大切な人。


✳︎✳︎✳︎

六月:12月に個展を開くことを決めた。

「20歳のうちに個展を開きたい。」

ぼんやりと、でも確実にやり遂げたいと思いながらも何から動いたらいいかよくわからなくてモヤモヤしてた時期に、ちょうど大阪に住んでいる写真の先生が尊敬してやまない方から突然連絡をもらって、少しzoomでお話しした時、突発的に力が湧いて次の日にはギャラリーの見学予定を入れていた。

ほんと、私のやる気は正直私もよくわからないけれど、何かのきっかけだったり、その日の天気だったり、起きた時の気分だったりで突然スイッチが入っる。(普段は基本テキトーで生きてる人だけどね。笑)

そしてここから怒涛の後半戦が始まる。

✳︎✳︎✳︎

七月:念願の海の家でアルバイトをした。

海が大好きで、せっかく海の近くに住んでいるからと、海の家のアルバイトをずっとしてみたかったけれど、どうしても”海の家”と聞くと怖いイメージがあったけれど、今年オープンしたところは雰囲気がレストランみたいに落ち着いていて、毎日のように働きたいくらい、あの潮風がスーッと抜ける海に囲われた空間は自然と私を呼び寄せた。

そして何より、そこで出会った仲間がみんなフレンドリーでいい人ばかりだったから、ほんっっとうに楽しくて、また来年同じメンバーで集まりたいくらい私にとってとても大好きな場所になった。

そしてこれからもよろしくね。チーズども。

✳︎✳︎✳︎

八月:毎年恒例、親友と地元で手持ち花火をした。

正直、いつから夏の一夜に花火をすることが毎年恒例になったのかわからないけれど、とても大切な日。

親友とは小学校3年生の時に同じクラスになって仲良くなって以来、クラスは被らないし、なんなら中学・高校・大学と、全く違う学校、違う進路選択をしてきたし、性格はあんまり似ていない。でも、13年経った今も変わらず、(いや、なんなら今の方が仲がいいかも)お互いが刺激のもとで、よしっ頑張ろうって思える存在で、それでいて迷わず寄りかかれる人。

そんな親友との花火の日は、毎年のように親友のお父さんが切ってくれた梨を食べながら、夏らしい曲を流して、花火が終わったら自転車に二人乗りして、自分達が過ごした小学校の体育館裏でひっそりと語り合う。そんな年に一度の夏夜。

「もう十何年経ったのかぁ。来年はできるかな。」

って今年も懲りずにこの言葉が薄ら暑い夜の温度に混ざって消えたけど、この言葉がいずれ本当に消えてしまうと知っているから、来年もきっとこの話をするだろう。

まだまだ付き合ってね。(まぁ私の方が今年の夏に地元にいない可能性が高いけど...)

もうちょっと花火をしていたいな。

✳︎✳︎✳︎

九月:3年ぶりに恋をした。

”今年一のニュース”って言ってもいいくらい、私にとってものすごく衝撃的な出来事だった。

3年間、誰のことも恋愛として”好き”にはならなかったし、恋をしたいとも思えなかった私が、久しぶりに人を”好き”になって、彼のおかげで恋愛に対して前向きになれた。

でも、この1ヶ月は、今でも”本当に起きたことなのか”と。頭が混乱して、消えてなくなってしまいそうだから、一つの物語として綺麗な蓋をしている。

でももし今彼に会えるなら、やっすい焼き鳥屋か今とても焼肉が食べたい気分だからどっちかにいって飲んで「ほんっと何考えとんのよ」ってあの時の気持ちを全部ぶつけて普通に飲みたい。 

今ならフラットに飲める気がするし、普通に楽しいだろうな。

ほんと、稀に連絡を取ってたまーに飲みにいくくらいの関係が案外良かったのかもしれないなと思ったり。

まぁ恋愛は繊細で難しいね。

✳︎✳︎✳︎

十月:1ヶ月の鹿児島移住。

あれは多分八月上旬ごろ。

SNS越しだけど一年ほど前から知っていた鹿児島県錦江町にある”ゲストハウスよろっで”でニュースタッフ募集の投稿を見つけて、即座に「やっぱりここ面白そうだし海近いし行ってみよう」と連絡をしたのをきっかけに、思いつきと気分で訪れた知らない町での生活。

率直に、この1ヶ月が私に与えた影響と成長は半端じゃなかった。

住んでいた場所は、徒歩5分以内に穏やかな波が揺れる海と、反対側を向けば山や畑が広がり、心のゆとりを自然と持てるような道路の広さや家々の距離、日常生活に困らない程度だけあるスーパーやドラックストアに、町中には見ない日はないほどの猫ものびのびと暮らしてる...今まで私が空気のように当たり前になってしまっていた”ストレス”がこの町には何もなかった。

自分が自分をすきでいられる場所。

そういう場所をこれからもっと探していきたい。

暮らすように旅がしたい。

きっとこの思いは近い未来実現してると思う。

そしてここでも年齢の壁を越え、いろんなタイプの人にたくさん出会い、改めて自分がどういう人でありたいか、どんな私になりたいのか今の自分だからできることは何か、何が残せるのか、ものすごく考えさせられて、その中で考えながらすぐ行動のできる環境が整っていたからハイスピードに自分が変わったのが実感できた。

鹿児島での生活は、自分の生活が生きがいそのものになった、成長と気づきの1ヶ月だった。

十一月:次の旅先が決まる。

鹿児島から帰ってきてまず感じたことは、地元を出よう。ということ。

実家も地元もすきだけど、今欲しいものはここにはもうないと思った。

そうなるとすぐさまパソコンをカタカタ。

いつもとにかく遠いところに行こうとする癖がついてたから、近場でどこか町に住みながら働けて、心地の良い暮らしができて、知らないことをたくさん知れるような...そうなところはないか探していたら、なんと偶然小田原のゲストハウス(Tipy records innhttps://www.chillnn.com/171680b1381387)を発見。

しかも住み込みスタッフ募集の記事が出ていたから、ホームページやInstagram、Tipyのnoteに載っているラジオを聴いて、「うわっ。行きたい。」と惹かれて即連絡。

※ラジオはこちら→https://youtu.be/EHVZ8gAopIk

正直、住み込みスタッフはいわばそこのゲストハウスの顔になるわけで...”音楽”は大好きだし、最近のJ-popは聞くけれどレコードで聴くような音楽に触れたことがないから少し心配だったけど、Tipy代表のご夫婦さんやスタッフさんと直接お話ししたり、小田原の町が私にはとてもあっていると感じて、今は来年Tipyで今まで触れたくてもなかなか触れてこなかった”音楽”に挑戦したいと思う。

11月というもう今年も終盤に来たところでTipyに出会えて、来年の1テーマが”音”になった

ラジオや弾き語りもしたいし、何より音楽を作ってみたい。

これはうすらぼんやりずっと思ってたことだから、この縁を生かしてみたい。

来年も楽しみだな。

十二月:【個展 かふぇ ふらっ。と】開催‼︎

ついこの前の出来事なのにもう随分前のことにも感じるけど、半年間悩みに悩んで、アイデア振り絞って、最後ほんっっとにギリギリだったけど、今私にできることを出し切ってなんとか人生で初めて個展を開いた

※ここでは個展の内容について触れないけど今度まとめる

半年前は今までやってきた写真で個展を開こうと思っていたけれど、ここ一年ほど、”自分が伝えたいこと”を写真に写せなくて、どう撮ったらいいのかもわからなくなってしまって、撮ってもっ撮っても「これは私の写真じゃない。」って満足できなかった。

だからコンセプトが全然まとまらなくて、結局決まったのは個展開催の1ヶ月前だったけれど、この半年間の出来事のおかげで、自分が表現したいこや、伝えたいことは”写真”じゃなくてもいいと思えた。

もちろん写真はこれからも撮り続けるし、追求していきたい私の大切な一部だけれど、その一つに囚われないで、空間や音、香り、温度、物...と、その時、伝えたいことをその時必要な”感覚”を使って表現していけるクリエイティブなアーティストになりたい。

そしてやっぱり「ふらっ。と」誰かと出会うのは本当に楽しいし、偶然なのにどこか似た人が集まるのも不思議で面白くて居心地がいい。

「じゃあまたどこかで!」が合言葉のようなイベントを、全国でひっそりと開いていきたいな。

次はどこで開こう??

✳︎✳︎✳︎

と、書き終える頃にはもうあと6時間で2021年が終わろうとしているなんて...

今年は本当にたくさんの出会いと別れの年でした。

そしてみんな、ありがとう。

来年もよろしくお願いします

グッバイ2021‼︎



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?