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〇札幌ラブホテル 首切り事件「4つの闇」

進まぬ捜査


 
札幌首切り事件は、容疑者が逮捕され解決が近いと思われていましたが、捜査は混迷しており全面解決への道はまだ先のようです。例えば北海道新聞は21日に「ススキノ殺人 再逮捕1週間*異様な行動 見えぬ動機*両親の関与解明急ぐ」と書き、いまだ事件の動機がわからないことなどを伝えています。

メディアは被害者の女装癖を知り、LGBT的な問題が出て来て葛藤しました。当初、行われていた被害者の実名報道が控えられるようになり、ますますわかりにくい事件となったのです

そこで当原稿では、猟奇事件となっている札幌首切り事件そのものの「闇」について深堀をしてみたいと思います。

事件の4つのポイント

まず、改めて事件を4つのポイントに絞り考察したいと思います。

1 不同意性交はあったのか
 集英社オンライン報道から、被害者とのあいだにトラブルがあったことがわかり、それを親族は不同意性交だったと語ったとされています。この不同意性交が動機ではないか、という見方が長くありました。つまり不同意性交は「魂の殺人」とも言われており、それに対する仇討ちだったのではないかという見方です。
 親族には母親から情報が伝えられたようですが、おそらくは母親も瑠奈容疑者から聞いた話として語っていたと思われます。しかし、不同意性交についての報道は一時的に出たものの、最近の報道ではトラブルと後退したような書き方になっている。なぜか、と考えたときに、実行犯である瑠奈容疑者が「動機」について語ってないからだと考えられます。

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