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〈給食センター の話〉



先日、市議会議員の総務文教委員会という立場で、学校給食の現場(東根市学校給食センター)に視察に行った。

・施設の運営
東根市は運営を 株式会社東根スクールランチ に委託している。(お米の炊飯のみ 株式会社ベストフーズ)

・地産地消について
55%の県産物利用率

・最大給食能力 4,500食
現在市内小中学校合わせて4.270食分を作っている

・給食費
小学校 273円/1食
中学校 321円/1食

・リクエストメニューについて
現在2年に一回、作成メニューと名前を変えて存在中

・アレルギー対策
主に 乳 卵 そば 落花生 の4種
その他材料を使用した場合は、各学校と生徒(保護者)の間で調整する。現在卵は不使用

・栄養管理師の話
小学生は、タンパク質が不足している
中学生は、カルシウムと鉄が不足

・重要素材(調理し易い食材)
豆類、人参、玉ねぎ

・ソフト麺について
契約していた麺加工事業者の廃業により、現在ソフト麺の生産が停止中

・残飯量について
170kg〜260kg /一日
水切りを行い、有料引取(お金を払って引き取ってもらう)にて、天童環境に渡り、バイオガスの燃料となっている。

・小学生の見学
コロナ禍を経て激減した。(給食作りの多忙な現場を見たら いただきます の言葉の意味をまた深く知れる)

・カレー鍋をかき回す巨大お玉
一杯で10食分相当


最後に、
経営的に赤字であっても、存在していなければいけないものがある。
公立病院や、ゴミ処理場など。
そして給食センターも然り。
毎朝各家庭から持参する弁当の方が効率的なのだろうか。確かに給食センターを必要としなければ税金もかからないだろう。
しかし、毎日弁当を作る親の負担を考えたら、税金を投入してでも(採算赤字であっても)存在するべきなのだろうと思う。止むを得ない。
と、我思う。


慌ただしく作業をして下さる作業員の方々をリスペクトしながら、奥羽そだちを飲み干した。
牛乳嫌いの俺でもここまで美味しく飲めるのは、このストローのせいなのだろうか?

ご馳走様でした。

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