季節がそっと閉じて行く
夏の終わり
季節は少しづつ開花の時を目指し、閉じて行く
虫たちも季節に手を引かれるように、閉じられて行くでしょう
始まりの前の終わりに向かって行く季節は台風の通り道
始まりに向かう、終わりの時
終わりの時は、始まりの時
その向こう側を見たのなら、それは生まれ変わりだと言えるはず
にぎやかなものが閉じて行く時は、決まってどこか騒がしい
住み慣れた家を解体するように
喧嘩別れをするように
夏が台風にさらわれる様に、来年へと姿を消すように
心もザワザワと揺れるでしょう
ゆるり、ゆるり
風に乗り
ゆるり、ゆるり
濁流に乗り
人生はどこへ連れて行ってくれるのだろう？
人生の足取りが騒がしい時ほど、ゆるりゆるり
流れのままに
心のままに
来年また、季節が開いて行く時まで
ゆるり、ゆるり
今まで、生まれ変わりの絵を何点か描いてきました
生まれ変わるという事は、終わりと始まりが同時に存在する唯一の場所
絵にもそんな終わりと始まりが表現されています
何となくですが
夏の終わりはそんな感じがするんです
物悲しくて、心が少しゆらゆらゆれる
それでも、いつもその向こう側の未来に目を向けて
こんな黒と白の間を、駈け抜けて
と夏休みを終える小さな過去の私に言ってあげたいと思い詩を書いてみました
閉じて行く季節の中、少し力を抜いて
何度でも生まれ変わって行くように
来年の季節が開いて行く時には、どんな自分に会えるだろう？
子供の夏終わり
来週からは、お仕事も通常運行となります
約1ヶ月間、書けていなかったエッセイやイラストなどにじっくり取り組めたらと思っています
また、お仕事のご依頼の納期につきましても夏休みの間は通常よりも長く期間を頂いていましたが、そちらも通常運行となりますのでご了承ください
akaiki×shiroimi
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