コーチを選ぶ際に最も大切なことは?
そんなにすぐに、コーチングを受けようとはならない
「コーチングを受けてみたいけど、果たして成果が出るのか分からないのですが・・・。」
そういった質問を受けることがあります。
確かに、全く受けたことがないサービスを試してみないか? と言われても、私だって躊躇します。
まして、自分の悩みや課題、達成したい夢や目標といった、誰にでも気軽に話せないことなら尚更です。
なので、コーチングを受けるとき、さらにコーチを選ぶときは慎重になるのは当たり前です。
コーチングを受けようかとぼんやり考え始めてから、すぐに申し込む人の方が少ないでしょう。
「コーチングを受けても、成果が出るかどうか分からないなら、自分一人で何とかしよう。」
「でも、一人で奮闘していても、前に進んでいる感触がしない。」
「独りよがりになりがちだから、第三者の視点も必要ではないか・・・」
こういった、行ったり来たりの逡巡のあと、とりあえずサンプルセッション(体験コーチング)を申し込んでみようとなるケースも少なくありません。
コーチを選ぶ際に最も大切なことは?
このように、コーチングのことを良く知らない方が、サンプルセッションを申し込むのは、とても勇気のいることです。
なので、サンプルセッションを申し込んだ方には、一歩を踏み出したことに心から敬意を評します。
さて、そんなサンプルセッションを申し込む場合ですが、何人かのコーチからサンプルセッションを受けて、コーチを選ぶという方のほうが一般的でしょう。私もそのやり方をオススメしています。
ただ、数人のコーチからサンプルセッションを受けても、決めきれないこともあるでしょう。
どのコーチもダメだという場合もあるかもしれませんが、どのコーチも良かったがゆえに決めきれなくて、迷ってしまうこともあるでしょう。
あるいは、他にも良いコーチがいるかもしれないし、別のコーチのほうがあっているかもしれないと迷う場合もあります。
このように簡単には決めきれないコーチを選ぶ際に、最も大切なことが一つあるとしたら、私はコレをお伝えしています。
『自分の課題を話してもいいと思える安心感を、そのコーチから感じるか?』
実績あるコーチからコーチングを受けたものの、そのコーチと話していると、クライアント自身が自分をよく見せようとか、嫌われたくないという気持ちになってしまうことがあります。
その分だけ、自分を守ることに意識が向き、自由に何でも話すことが難しくなるのです。
なぜ、安心感が大切なのか?
コーチングは普段、考えてもみなかったことを自由に探求できる場です。
自由に何でも話せれば話せるほど気づきも生まれ、思い込みから解放されます。
そうして、人は望む状態に変化していくのですが、すべての基盤は、このコーチに対する安心感にかかっているのです。
安心感があれば、あなたからコーチに対してリクエストもしやすくなります。
こういうふうに関わって欲しい、あるいは、こういうふうには関わって欲しくない。
リクエストが伝えやすいので、コーチとより良い関係を築いていくことができます。
コーチはまた、クライアント自身が見えていないことをフィードバックという形で伝えることもあります。
フィードバックは、あなたが気づいていないあなたの強みを伝えるというポジティブなものもあれば、逆に、目標達成の妨げとなる思い込みや囚われなど、どちらかというとネガティブに思うことを伝える場合もあります。
前者のようにポジティブなものは受け取りやすいですが、後者の場合は、伝えられたとき、防御的になるかもしれません。
それでも、コーチに対して安心感と信頼があれば、たとえ耳の痛いことであったとしても、一度は受け取ろうという気持ちになります。
あなたにとって、安心感が持てるコーチを
実際にコーチと会ったり、話したりしたときに直感的に分かることもありますし、サンプルセッションを受けたときに、思った以上に話しやすかったという場合もあります。
コーチとしてのキャリアが長いからといって、安心感を感じるかどうかは別問題です。
コーチを始めたばかりの人でも、あなたにとって安心感を感じさせる人であれば、その人がベストコーチかもしれません(最も、長く続けているコーチには安心感を感じさせる人は多いですが)。
このように、安心感はコーチングから成果を生み出すための基盤となります。
これからコーチングを受けようという方は、ぜひ参考にしてください。
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