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クライアントはそんなに増やせない

※以下の音声配信では、今回の内容をコンパクトにまとめています。



コーチングを学ぶうちに、コーチを仕事にしていきたくなった

「コーチングを学んでいるうちに、コーチを仕事にしていきたいと思うようになった」という方は少なくありません。

コーチングスクールでは、講義のなかでコーチングの概念やスキルを学ぶことが多いです。実際にコーチングスキルを試す場として、参加者同士でロールプレイをすることもよくありますが、仕事や普段の生活で実践するかどうかは、参加者の意思に委ねることが多いでしょう。

ただ、スクールによってはトレーニングの一環で、知り合いなどに声をかけてコーチングの練習を行うところもあります。

知り合いなどにコーチングをやってみると分かりますが、なかなか習ったとおりにはいかず苦戦します。そんな中でも、あなたのコーチングによって、コーチングを受けた方が変化を遂げる。そんな場面に遭遇することもあるでしょう。

そんな体験を何度かするうちに、コーチングの奥深さに魅了され、「これを仕事にしていけたらなぁ」という思いが募っていきます。


クライアントを増やす手段、手始めはSNS?

さて、コーチを仕事にしていこうとしたときに、ぶつかることがあります。

「どうやってクライアントさんを増やしていくのか?」
コーチを目指している人と話をすると「どう集客するか」がテーマに出てきます。

てっとり早い手段として、FacebookやX(旧Twitter)、Instagramなどで集客できればと考える人は多いです。
SNSを上手に活用することで、クライアントさんが増えることはもちろんあるでしょう。

しかし多くの人が用いるSNSを主戦場にするならば、いわゆるマーケティングの世界で言われる「レッドオーシャン(赤い血の海)」に身を置くということになります。

そこで頭角を現すのは、並大抵のことではありません。
人を引きつけるような魅力的な文章であるか、どうすれば問い合わせに結びつくかなど、日々の検証が欠かせません。

世界中が相手となるSNSの世界で、研究に研究を重ね、多大なエネルギーを費やす。そうすることで初めて、あなたの存在に気づいてもらう可能性が増えるのです。


一人のコーチが持てるクライアント数には限りがある

ですが、本当にそこまでして、膨大な時間をSNSに費やさなければいけないのでしょうか?

今から大切な考え方を一つお伝えします。

それは、
「そもそも、コーチはクライアントさんをそんなに増やすことができない」
ということです。

実際にコーチとして活動してみると分かりますが、睡眠時間や生活時間、家族との時間などを省くと、それほど多くの時間をセッションに費やすことができないと分かります。

ぜひ、一日、一週間、一カ月に使えるクライアントとのコーチングセッション時間を一度、算出してみてください。

そう、一人のコーチが抱えることができる人数には、物理的に限りがあります。

時間に限りがある中で、「お客さんを探す」目的のSNSにかなりの時間を割くことになれば、どうなるでしょうか。

心も身体もしんどくなり、コーチとしてクライアントと向き合う気力がだんだんと失われていきます。そうなると本末転倒です。

「どうやって集客するか?」と考える前に、

「そもそも、コーチはクライアントさんをそんなに増やすことができない」

ということを、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

今後の記事では、SNS以外でクライアントさんを増やす方法などもお伝えしていきます。


※以下の音声配信では、今回の内容をコンパクトにまとめています。
(stand.fm、Youtubeともに同じ内容です)

● stand.fm(クリック後、今すぐ視聴できます)




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