パリ01

海外不動産投資_ベトナム・ラオス・カンボジア

さて、次はベトナム・カンボジア・ラオスをまとめて話そう。

アンコールワット

この3か国を纏めちゃっているいる時点で、私のこれらの国に対する不動産投資の意気込みが薄いのが分かると思うが、決してこれらの国がダメなワケではない。

思いっきり私の主観だが、
東南アジアの国力は、
シンガポール>タイ>マレーシア>ベトナム=インドネシア>カンボジア=ラオス>ミャンマー
くらいの位置付けだと思う。

それを考えれば、ベトナムやカンボジアは伸びしろが大きい国であり、キャピタルゲインが望める国でもある。

特にカンボジアはドルが流通している国でもあり(家賃がドルで受け取れる)、通貨下落の心配がない。


さて、マレーシア・タイとお話ししてきたように、東南アジアにおける不動産投資は、基本的に競合物件の多発が問題だ。

物件の供給過多に需要がなかなか追いつかなくなってしまうのが問題なのだ。

この三カ国はまだ供給過多になっていない国とも言えるが、ベトナム・カンボジアはともかくラオスは需要がどれくらい伸びるのかを読むのが難しい。

世界経済が冷え込めばグローバル企業の撤退もあり得る訳で、いつも割りを食うのは発展途上国だ。

ただ、現地の人口が増える事による不動産需要増加は当然ありうるので、そこを考慮に入れてもいいとは思う。

《参考データ》【2017年 各国人口増加率】
ベトナム   1.0%

カンボジア  1.5%

ラオス    1.5%

タイ      0.2%

日本     -0.2%

オーストラリア 1.6%

USA      0.7%

この様に人口増加率を見てみると、先進国であるアメリカ合衆国かオーストラリアで不動産を買うのが一番手堅い感じがするな(笑)

まあ、オーストラリアやアメリカの話は、また後日で。


とにかく不動産投資は立地が重要な要素を占める。

人間の移動距離は有限であり、時間もまた有限である。

中心地から遠く離れた不動産は、その分魅力が下がる。

逆に言えば、中心地に近い不動産は価値が下がりにくく上がりやすい。

ゆえに、この3ヶ国で不動産を買うなら、とにかく立地が良く便の良い場所にある物件を買うのが一番重要になる。

そうすれば、ライバルがバカスカ建っても立地で勝負でき、勝つことができます。

安いからといって、ちょっと離れた物件を買うとドツボにハマる時が来るかもしれません。

その意味合いでは、2020年に参入して旨味があるのはカンボジアがギリギリラインな現状だ。

正直、これらの国に特別な思い入れがない限り手は出さない方がいいんじゃない?と思っている。

さてここで、ちょっと興味深いデータを示す。

2010年年始~2019年末の新興国の平均株価上昇率は、なんとたったの15%
対して先進国の平均株価上昇率は、104%
https://jp.reuters.com/article/emerging-msci-idJPKBN1YU1BN

実は新興国(ブラジル、トルコ、タイ、マレーシア、ベトナムなど)は、期待したより成長していない。
先進国が新興国の旨味をバッチリ吸い上げて成長した形だ。
それを考えると、
今後東南アジアの不動産(キャピタルやインカム)は、緩やかな成長しかないのではないか?
と考えてしまう。

どう判断するかは、皆に託す。

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