【活動報告】カクヨムで新作『偽王子事件』公開しています。


概要

作品について

 そんなわけでカクヨムで新作『偽王子事件:高校生探偵タカオの初陣』を公開しました。記事のタイトルまんまですね。

 そもそも私の主要な創作の場はカクヨムでして。noteは今回の創作大賞2023に応募するために作った場所なので、創作は基本的にカクヨムに出しています。

 『小説家になろう』に投稿していたのは二作。こちらは以下の動画に説明がある通り、幽焼け氏の主催したなろうデスゲームに参加したためです。

『不浄の聖女』小説家になろう版
『転生令嬢デスゲーム』小説家になろう版

 なお上記二作はカクヨムにも挙げています。

ツイデモの都合

 なんで今回こんな活動報告をブログではなくnoteの方でやってんだって話ですよね。いやブログでも活動報告はしてるんですが。以下の通り、いわゆるツイデモの都合もあるんです。

 これは8月1日の一日間、呟かないでいようという一種のデモ、不買運動みたいなものです。理由はもちろん、さんざんイーロンがやってくれたからです。

 基本的にTwitterに限らずこうしたSNSは利用者が大勢いて、その利用者に広告を見せられるという期待があって広告を出す企業がお金を出すことで成り立っています。つまり一日だけとはいえ、こうしたストライキ的な活動によって利用者が一時的にせよ減少するかもしれない、という状態は広告収益を主とするTwitterにとって打撃になるだろうという予測ですね。

 まあイーロンはそのTwitterを利用者からの徴収で黒字にしようとしてるわけですが。そもそもイーロンに経済合理的な思考力があるとは思えないんですけどね。とはいえ一日やってみて何か効果があるなら儲けものでしょうし、やるだけただなのでやってみましょう。

 日本時間では1日16時から開始してまして、翌2日16時まで続きます。だからnoteでTwitterの代わりに一応活動報告してるわけですね。

作品詳細

近況ノートの説明文

 タイトル通りです。現在カクヨムで開催されている『学園ミステリ大賞』に拙作『偽王子事件』を応募しました。読んでね!

https://kakuyomu.jp/works/16817330661124291428

 本作は高校生の夏休みに、平凡な主人公、鹿谷天馬がある事件に巻き込まれるお話です。というのも彼、つい数日前にひとりの女の子を『保護』して自宅に連れ帰っています。もしもしポリスメン?

 世間的には誘拐に当たる彼の行為には、しかし事情がありました。それは保護した少女、さくらの両親にまつわること。なんでも彼女の父親は約一年前、衆人環視の中で毒殺されたというのです。しかもその容疑者は母親。だが天下の神奈川県警は事件性なし、なぜなら急性アルコール中毒だからと適当言って捜査を打ち切りました。母親が人殺しかもしれない恐怖に負け家を飛び出したさくらを保護したのが我らが天馬くんというわけですね。

 毒殺事件の真相を暴き、さくらの不安を取り除くことが問題解決の近道。そう考えた天馬くんは紆余曲折あり、地元横浜の名門高校、麗人学院に通う高校生探偵、雪駄屋貴雄に助力を請います。

 さてしかし、実はこの物語、叙述トリックが使用されています。

 えっ!? 叙述トリック? あの、名作の帯に「最後の一文でひっくり返る!」と適当書いて台無しにしてしまう叙述トリック? ええそうです叙述トリック! いや悩みましたよ私も。この作品の構造上、全然説明ができないって。だからあえて叙述トリックであることは最初に明かすことにしました。どうせどこをどうひっくり返すか予想できないだろうし。

 それくらい自信があるというのではなく、それくらい馬鹿やっているということです。いや自信もあるが? 少なくとも他人にこれから読まそうって作品を端から卑下するのは失礼ですからね。スゴクシツレイ。

 そんなわけで始まった新たな高校生探偵譚『偽王子事件:高校生探偵タカオの初陣』読んでね。読め!
紅藍

カクヨム近況ノート(URLは以下)

補足

 カクヨムの近況ノートシステムにも新作出した報告はしてます。ともかく読んでもらわないと始まらないですからね。じゃあ補足説明を。

 本作はカクヨムで開催中の東京創元社主催、『学園ミステリ大賞』に応募するべく執筆した作品です。

 学園ミステリ。ぱっと思いつくのは古野まほろ『セーラー服と黙示録』シリーズとかですかね。最近だと紙城境介『シャーロックアカデミー』なんかが思い出されるでしょう。実は漫画を読む機会に恵まれなかったので『探偵学園Q』は詳しくなくて。

 それらと比較すると、拙作は「学園ミステリ」感薄いですよね。一応特殊な学園都市……みたいな舞台ではあるんですが。というのも本作、少女誘拐という私が昔から書きたかったテーマを書く目途が立ったので書いた、みたいなところが強くて。プロット段階で学園ミステリ感が薄いのは気づいてましたが、止まれませんでした。

 ちなみに「少女誘拐」ってなんぞやって話ですが、拙作に絡めて話すとネタバレになるので以下の私が書いたブログ記事をご覧ください。

叙述トリック!

 で、本作の大きなポイントのひとつが「叙述トリック」を使用していることを明言している、という点です。そう、ネタバレが本来厳禁な叙述トリックを使っていますと公言しました。

 これには理由がありまして、ひとつには作品の構造上、ネタバレを避けると宣伝があまりにもしづらかったんですね。叙述トリックのことまで隠すともう何も書けないんですよ。じゃあいっそのこと叙述トリックを使っていることは明言しておこうと。

 もうひとつの理由は叙述トリックの存在を明言しても、どこをどうひっくり返そうとしているのかは分からないだろうと想定したからです。それほど本作の叙述トリックは根幹的な部分に踏み込んでます。

 そして最後ですが、テーマ的に「叙述トリックです! ひっくり返す予定です!」と言っておかないと作者の倫理観を問題視されかねないからですね。読者に安心して読んでもらう上でも、ひっくり返しが前提だと明言しておいた方がいいだろうという判断です。

 そんなわけで『偽王子事件』は公開中! 8月1日から毎日朝7時更新予定なのでぜひ読んでね! 制作経緯などは弊ブログでも取り上げているのでそっちもできたらぜひ。


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