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雑貨屋さんのひとりごと#5 最初に何をすべきか

店舗運営歴18年目、イベント主催歴13年目、「雑貨屋AJUKAJU」の店主で地域活性イベント「雑貨村」の主催者であります松本です。こちらのnoteでは今まで業界で培ってきた経験をメモのように書き溜めていくことで、これから雑貨屋を開業しようとしている人や商売を始めようとしてる人たちのヒントになればと思い書かせていただいております。

雑貨屋開業という題目で書いているnoteでございますので、最初の第一歩のお話をしようと思います。

【最初の一歩を踏み出す準備のあれやこれや】

まずは「心の準備」と「環境の準備」に加えて、雑貨屋さんやイベントを通じた実際の現場確認がとても重要です。ここでは、準備の具体的な方法を掘り下げていきましょう。

1. 心の準備

① 成長マインドセット
イベント出店や店舗開業の初期段階では、予想外の問題に直面することがよくあります。私自身、イベントで商品が売れなかったり、店舗開業後の客足が思ったより少なかった経験があります。それでも、その経験から学び、次にどう活かすかを考える姿勢が大切です。成功を引き寄せるためには、失敗を受け入れ、それをステップアップのための機会と捉える心の在り方、つまり「成長マインドセット」を持つことが重要です。

② 動機
イベントや店舗運営での動機をしっかりと確認しておくことは、迷ったときやモチベーションが低下した時、原点に立ち返る指針になります。
例えば、「自分の好きな雑貨で地域の人々に笑顔を届け、地域活性の一つでありたい」という明確なビジョンがあると、それが心の支えとなります。新しく何かを始める時は、まずは動機がはっきりさせましょう。それが困難に対応する力となります。

2. 環境の準備

① スペースや設備の確認
準備段階で最も重要なのは、実際の出店イベントやだしたいエリアの店舗を視察し、現場の状況を把握することです。イベント出店の場合、ブースの配置や広さ、搬入出の場所、電源の有無、周辺の動線を事前に確認しておくことで、出店時にどのようなレイアウトにするかのイメージがつかみやすくなります。

② 視察によるリアルな情報収集
イベント出店や店舗開業を考える際には、他のイベントや店舗の視察が不可欠です。視察によって店舗やイベントのブースがどのように構成されているかを観察することは重要なヒントを与えてくれます。
視察時には、以下の点に注目するとよいでしょう。

  • 商品の陳列方法やディスプレイの工夫

  • 接客のスタイルやお客様とのやり取り

  • イベント全体の雰囲気や導線の確認

  • 風対策などの天候への対策案


3. リストアップと実行計画

① 必要なアイテムのリストアップ
イベント出店では、テーブル、商品、POP、ディスプレイ、ショップカードや名刺、ラッピング袋など、必要なアイテムが多岐にわたります。開業準備でも、商品棚や照明、在庫管理のシステムまで、準備すべき項目はたくさんあります。視察で得た情報をもとに、準備すべきリストを作り、それを着実に揃えていくことが大切です。

② 実行計画の策定
視察や準備段階で得た情報をもとに、具体的な実行計画を立てましょう。例えば、イベント出店なら当日の流れやお客様の対応手順、店舗開業ならオープン当日までのスケジュールを細かく設定します。計画を具体的にすればするほど、当日に焦らずに対応できます。

まずは行動しましょう

準備が整えば、イベント出店や店舗開業の着手にも自信を持って挑むことができます。まずは何から始めても良いので行動しましょう。
行動する時の注意点としては、完璧を求めすぎず、ある程度の準備が整ったらまずは行動を起こす。です。
『案ずるより産むが易し』という言葉のように、実際に行動してみると、思っていたほど難しくないことも多いものです。



最初の一歩として、『心の準備』と『環境の準備』に加え、現場視察によるリアルな情報収集の重要性を本日はお話させていただきました。
きっとこれらは、成功に向けた土台の一部となってくれるはず。
まずは視察から始めるのがおすすめです。私も視察からはじめました。というかお買い物好きなので、最初になっていただけではありますが(笑)
視察の際には、ただ見るだけではなく、実際に買い物をすることも大切です。商品を売る立場になる者として、どのように商品が陳列され、接客が行われ、消費者としての自分がどんな体験をするかを感じ取ることで、よりリアルな理解が得られるからです。
雑貨屋を経営するなら、自分自身がいつまでも『お買い物を楽しむ』感覚を持っていなければなりません。お買い物の楽しさも分からず、ただ商品を売ることだけに興味がある人は、雑貨屋の運営を成功させるのは難しいでしょう。自分が楽しめるものをお客様にも提供できるかどうかが重要です。
成功するにはある程度の投資も必要です。雑貨屋を運営して18年目ですが『お金をかけずに大成する』ほどの特殊な才能がある店舗経営者には出会ったことはありません。
実際にお金を使い、商品やサービスの価値を自分で体験することが、質の高い店舗運営に繋がります。視察を通じて得た学びや経験に投資を惜しまないことで、確実に成長していきます。


雑貨村主催
雑貨屋AJUKAJU店主
松本達洋

▼雑貨村のイベント情報はこちら
https://ajukaju-zakka.shop-pro.jp/


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