見出し画像

やっぱり私も女だったらしい 2

私は服装や髪型、仕草など"女性らしさ"を表現する事に抵抗がある。

彼が私に似合いそうと勧めてくれる洋服なども、
肌が出過ぎているとか、体型を拾いすぎてしまうとか難癖をつけて突っぱねてしまう。
そして後でせっかく私の事を考えてしてくれた事なのに可愛げが無かったなと猛反省する。
素直に受け入れていれば、彼好みの私になれるのに…


こんなにも拗らせてしまった理由、

それは思春期に母が何気なく発した
"いい歳したお婆さんが色気づいちゃって"
"恥ずかしくないのかな?"という言葉だ。

普段人に対して悪口を言わない母が、
ずっと嫌がらせを受けていた女性に向けた一言。
直接向けられた言葉でなく、私に共感を求めるものだった。
だが、私の中で"色気づく=恥ずかしい"と紐づいてしまったのだ。

少女から女性に変わる時期、
自分を何者にもカテゴライズ出来ない時期、
私は自分の女性らしさを受け入れられなくなっていったのだ。

私が今、彼と付き合っていられるのは、
彼が今の私の感性を否定せずに受け入れてくれているからかもしれない。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?