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モノを備える:4忘れがちな身分証明・お金関係

こんばんは、あじさいです。意外にも、毎日投稿している自分に対していちばん驚いています(笑)

ここ数回、モノを備えるというテーマでお伝えしています。前回はやっと、非常用持ち出し袋についてお伝えしました。

今回は、結構忘れがちな「身分証明・お金関係」をテーマにお伝えします。

結構忘れがちな身分を証明するもの・お金関係の情報

非常用持ち出し袋って、物資の準備は頑張るのに、なぜか身分証明やお金情報などの集約は忘れがちなんですよね。

もちろん、一番は人命です。生き延びることが一番であることは間違いありません。これまでにも震災で亡くなった方、大雨・台風被害で亡くなった方がたくさんいらっしゃいました。それは本当に大変残念なことです。このとき、この記事を読んでいただいた方にはもう1つ考えてほしいことがあります。それは、大多数の方は生き延びていらっしゃるということ。

そう、生き延びて安全を確保したその先を考える必要がある。

万が一、身分を証明するものをなくしても、お財布を忘れても……

・被災してケガした場合は病院に行かなきゃ
・被災後、すぐに現金を手に入れたい   
・保険金の請求をしたい

被災してもすぐに動き出せる、例えば、当座のお金がすんなり用意できることで、精神的な余裕をなくすこともないですし、また、なんとかなる!って安心感も得られるとも思います。

やらない理由のもうひとつは……

それは、無意識で危ない!と思っているから。避難所でプライベートなく人がたくさんいる中で資産・資産の情報を置いておくって、なんとなーく危ないし、避けたい。分かります。人間、無意識でやりたくないと思っていることはやらないものです。事実、大きな災害が発生したあとは盗難被害が多発する傾向しています。

もし、危なくなくて、被災後にすぐに動けるとしたら......どうでしょうか?しかも、たった20分くらいで、楽に・簡単に用意できるとしたら?

数年後、振り返った時、「あの時備えておいてよかった!」って言えるのか、それとも、「あの時は大変だった」って思うのか。それは、今のあなたの行動が決めます。

では身分を証明するもの・お金関係の情報を、どのように用意する?

色々な情報(東京防災や日本FP協会や、そのほか災害とお金の本やインターネット)を見てみたのですが、めんどくさがりな私自身が試してみてこれが一番簡単!と思ったものを紹介いたします。情報の転記作業がいらないから移し間違えはないし、印刷しなくてもいいし、メンテナンスも簡単です。


スマートフォンを使って、クラウド上データとして用意します。

スマートフォンは現代の必需品(だと思います)。どんな緊急時であれ、スマートフォンは持って逃げる可能性が高いと思います。

手順はたった4ステップ!

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※イラストACの画像を元にあじさい作成

1.情報を集める

カード番号か会員番号と問い合わせ先の電話番号が分かるものを集めます。

1)身分を証明するもの:免許証、保険証、パスポート、年金手帳など

2)お金関係:クレジットカード、通帳・キャッシュカードなど

3)保険関係:生命保険・火災保険・自動車保険の証書など

4)ローン関係:住宅ローン、奨学金情報など


2.スマホで撮影

集めたものをスマートフォンで撮影します。

クレジットカードなら表面・裏面を撮影します。

表面

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裏面 (署名欄とセキュリティコードは安全のため隠しましょう。)

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実際に付箋で隠してみたのが次の写真。

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物理的に隠して撮影してしまえば画像の加工がいらないです。画像加工した場合、その加工が何らかの解除されてしまうことも考えられますので。

3.クラウドで保存

Dropbox、Google Drive、box、OneDriveなどのクラウドに専用のフォルダを作成して保存します。

4.パスワードの設定

フォルダ自体にカギをかける、画像閲覧にカギをかける、クラウドにアクセスするのに2段階認証を設定するなどします。クラウドによって、使える方法が異なるかと思いますので、そのクラウドでできる方法で設定しましょう。

必要あれば……

ご家族がいらっしゃる場合、情報を保存したフォルダへのアクセス権を与えて、家族が情報にアクセスできるように設定します。クラウドからURLを記載したメールが届くので、そのURLからいつでもアクセス可能です。

データじゃなくて、やっぱり紙で用意したい場合

非常用持ち出し袋にどうしても紙で入れたい場合、やはり個人情報の漏洩、盗難に留意して最小限の情報のみ書きましょう。

・個人情報を書かない(書くなら、パパ・ママ・息子・娘とか) ・保険などの詳細情報を書かないで、保険会社と問い合わせの電話番号のみ  例:○○火災保険(株):03-○○○○ーXXXX

参考の表:日本FP協会 Part III 災害に備えるリスト編 P.41

災害に備えるお金の話が分かりやすく書かれています。

災害に対する備えに役立てば幸いです。情報が集約できていれば、免許証や保険証を紛失したと言った時も、すぐに情報にアクセスできますね。

明日は、備えたモノの定期的なメンテナンスのちょっとしたコツについてお伝えします。ご覧くださいましてありがとうございました!

あじさい

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