自然災害と家とお金:4-2-2. 内水氾濫(浸水害)、危険なところはどこ?
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自然災害と家とお金:4-2-2. 内水氾濫(浸水害)、危険なところはどこ?

あじさい:備える防災 note
自然災害 →ハザードマップを確認!って言いますよね。
ハザードマップがない場合って、どうやってその土地が大丈夫ってわかるのでしょうか。自分たちで、どうやって判断するのでしょうか?

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こんばんは、あじさいです。
ちょうど今流れていた、毎年、恒例のコカ・コーラのクリスマスCM。
AIのハピネス……、あれ!?声が違う。今年は瑛人が歌っているようです。
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さて、このところ大雨による被害についてお伝えしておりまして、前回は内水氾濫(大雨による浸水被害)についてお伝えしました。
2019年に発生した台風19号で、武蔵小杉のタワマンが被災した事例についてもお伝えしましたね。

今回は、内水氾濫の危険が大きいところをどうやって調べればいいのか?についてお伝えします。

前回の記事はこちらから

ハザードマップ頼りになれないのが内水氾濫。

「あじさい、いつも通りのハザードマップだろ。」

と思われた方、残念。
実は、内水氾濫って、ハザードマップの公表数がまだまだ……なんですよね。

内水_公表率

出典:国土交通省 わがまちハザードマップ


水色で塗られた市区町村が、内水氾濫のハザードマップが公表されている場所です。各地方の公表数(わがまちハザードマップに登録されている地図の数)は以下の通り。

公表数

出典:国土交通省 わがまちハザードマップ

総務省が公開するe-Stat政府統計の総合窓口によると、2020年12月6日現在の市区町村数は1,724なので、公開率は約2割です。
えっ、なんでこんなに公表率が他のマップに比べて低いの…?もちろん、理由があります。これは、また今度の機会にお伝えします。

では、どんなところが危ないの?

ハザードマップがない ≠ 危険なところが分からない 
ではないですね。もちろん。

★現地を見る前に出来ること2つ

・地図で地形を確認
前回のnoteで、「内水氾濫は、標高の低い場所であるほど発生のリスクがあると言われています。たとえば、外側から内側にかけて谷のようにくぼんでいる場所で発生しやすい・・・」とお伝えしました。

なので、地形を見てみることって大切ですね。
参考例として、前回の渋谷の図でお伝えします。作り方はこれだけ。

国土地理院の地理院地図で見たいところを表示。→左端のタブから、「標高・土地の凹凸」を選択。→「色別標高図」「陰影起伏図(透過度を調整)」を選択。

地図作り方

出典:国土地理院 地理院地図

地図や地形を読むっていうと、何となく「等高線が……」とか億劫になりますよね。簡単に、パッと見られれば、「あっ、ここくぼんでいるな。」って分かりますよね。

・役に立つのは過去の浸水履歴
実は、市区町村のハザードマップに内水氾濫のマップは掲載されていなくても、過去の浸水履歴が掲載されていることがあります。
その場合、その地域で浸水の可能性があると言えますね。
そのため、市区町村のハザードマップも確認することをおすすめします。

★建物や敷地だけでなく周辺をよく見よう

・水路が近くて低い土地かどうか
自宅周辺のリスクや、家探しをしていて候補地の場所のリスクを確認する場合、標高が周囲と比べて低いかどうか確かめてみましょう。
また、水路が近くにあるか確認してみましょう。

水は高いところから低いところに流れますよね。なので、周囲と比べて標高が低い場合、水が流れてきます。また、水路が近い場合、下の図のように水路から水が放出できず、水が溢れてしまいますね。

内水メカニズム

出典:国土地理院 「地形から学ぶ災害危険性」

あとは、内水氾濫が頻発するところで個人的によく見たのが、ネコ土台(家の基礎)が高く、階段があって玄関が少し高くなっている家。
内水氾濫が多発している場所で、新しそうな家では対策されている家が多かった記憶があります。

要注意な家

実は、かつて内水氾濫の多発地帯を調査する機会がありまして。
何度も内水氾濫を起こしている場所って本当にピンポイントでした。
近くに中小河川もしくは水路があって、「少しだけ周囲の土地よりもくぼんでいるところ」。
谷!というよりも、むしろわずかに窪地の方が多かったです。

内水氾濫の対策!地下神殿、こんな都会に現れる

前回、今回とお伝えした渋谷。
実は、渋谷に今年の8月に雨水貯留施設が完成しました!
渋谷に地下神殿!

出典:東京都 渋谷をまもる雨水貯留施設
出典:毎日新聞 「すり鉢の底」渋谷にも“地下神殿” 内水氾濫防止、再開発で整備 (1分くらいの動画がこちらで見られます!)

渋谷は元々、内水氾濫のリスクが高い場所でした。しかも、駅周辺は建物の密集地、また地下に埋設物が集中していることから大規模な浸水対策施設の整備が困難でした。そこで渋谷駅周辺の大規模再開発にあわせ、東口の雨水貯留施設の整備が行われたとのことです。

こちらの場所と同様の施設ですねー! ↓


次回から、河川氾濫(川の氾濫)についてお伝えします。
最後までご覧いただきありがとうございました!

あじさい

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あじさい:備える防災 note
自然災害の防災×心理学(NLP)×お金の専門家。人生楽しく、めいっぱい、望むように生きるために必要なあれこれについてお伝えします。全米NLP協会認定NLPトレーナー、1級FP技能士、CFP認定者、宅建士(登録)、防災士、他。 ネコと日本酒が好き。お花に癒されています。