【素人創作日記】小説のテーマは後からでいい。
「創作日記」とか書いたけれど、別に続ける気はいまのところありません。
小説を書くための本とかを読む中で、個人的に目から鱗だったことを書きとめておきたいというだけのメモなのです。
そんな今回のテーマは「テーマは後からでいい」です。後からでいい、と言っておきながらテーマを最初にさらすという矛盾(笑
まぁそれは置いておきましょう。
あ、先に断っておきますけど、あくまでも私がそう感じた、というだけの話であり、創作論は個人個人様々だと思いますので「いや、それは違う!」とかはやめてください(笑
で、やっと本題「テーマは後からでいい」って話。
モノを書く上で「テーマが大事だ!」というのはよく聞く話だと思います。だからとにかくテーマを最初に決めなければならない。だってそれが一番大事だから。テーマがないと始まらない。
……というこの考え方じゃなくてもいいんだ。というのが今回の私の気づきです。テーマが大事なのは間違いありません。でもテーマは後からでもいいんです。後から直せばいいんです。
①まずは書きたい場面や、アイデアの断片を出す。それを元にこんな感じの話かなぁという雰囲気をつかむ。
②その上で「じゃああなたが書きたいテーマはなんなの?」というものを自問自答し、理解する。
③最終的に方向を整える。
順番はこっちでもいいんです。
そもそも「アイデア」と「テーマ」いうのがどうも自分的にごっちゃになっていたようなのです。
非常に大雑把で、いい加減な例えでいくと『タイタニック』。
「船が沈没する話」がアイデアです。アイデアの段階であれば仕上がりは『ポセイドンアドベンチャー』でもいいわけです。
でもそこにあなたが本当に描きたいもの……つまり「テーマ」が決まることによって、作品の方向が来まるのです。タイタニックで言えば「愛の尊さ」とかでしょうか。ポセイドンアドベンチャーなら、「あきらめないことの大切さ」という感じでしょうか。
アイデアは同じで、作中でおこる出来事も同じであったとしても「テーマ」が変われば描き方は変わってくる。だからテーマは大事なのは間違いありません。
でも最初はアイデアでいいんです。テーマは見えていなくてもいい。書いているうちに、結局この作品で書きたいことは何? っていうことを自問して理解する。最後にはそのテーマがきっちっとわかっていて、そこに向かって仕立て直せばそれでいいんです。
テーマってなかなかそう簡単には出てこないよなあって思い悩んでいた私なのですが、それは後でいいって知ってから、だいぶ肩の荷が降りた気がしました。
結局大事なのは、まずは書きはじめること。
そして形にすること。千里の道も一歩からです。
「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)