第2回「評価されてるけど好きじゃないマンガ」を聞いてみた!【#マンガの話がしたい】
そんなわけで、第2回になります!
事前にみなさまに「評価されているけど好きじゃない」「みんな好きなんだけど、わたしはイマイチ乗り切れない」、そんな世間との間に壁を感じてしまったマンガを匿名で教えていただきました。
それをサカナに、ああでもないこうでもないとわたしが勝手な注釈をつける。そんな企画です。
1回目はこちら。
今回もたくさんマシュマロいただきましたので見ていこうかと思います。
例によって挨拶等々、マシュマロは多少削ったりしています。またひとつのマシュマロで何作品かあげていただいたりしているのですが、基本的には作品ごとにわけています。
全部で16項目!長いです!(笑
お付きあいよろしくお願いいたします。
ではいきましょー!
1『ONE PIECE』
というわけで初手は日本が誇る少年誌ジャンプの看板マンガ『ONE PIECE』ですね。この「ワンピースの女性キャラの造形が苦手」っていう人、わたしそこそこいるんじゃないかと思うんですよ。
いや基本デザインとしてはすばらしいと思うんですけど、こと、女性キャラに関しては良くも悪くも、その魅力を極限まで追求しているフォルムをしているかなぁと。
大きくて、でも細いところは細くて……っていうのが魅力の最大化につながると言っていいんでしょうけれど、攻めすぎると人間離れした怖いデザインになってしまう。そこのキワキワまで攻めたデザインをしていると思うんです。特に何年か修行してからはそんなデザインになりましたよね。
あのキワキワのデザインを、多くの人に認めてもらえる水準に落としこんでいることが先生のすごさのひとつだなと思いますけど、気になる人もやっぱりいますよね。ま、見た目で選んでいるかどうかはルフィーに聞いてみないと……(笑
で、ルフィ―の仲間感ですか。
確かに『ONE PIECE』では仲間になる人ならない人があるんですよね。でも、そこは逆にそういう作品があまりないがゆえに目立ってるのではないかと思ったりもします。
「出てきたら絶対仲間になる」というわけじゃないがゆえに、なんかモヤっとするって感じかなぁなんて……ビビ、結構好きなんだけどなぁみたいな(笑 それだけ魅力的で、仲間になってほしいと思うキャラクターが多いこともすっきりいかない要因のひとつなのではないでしょうか。
2『海が走るエンドロール』
「少女マンガだから成長する話じゃない」というイメージにかんしてはそんなことはないよ~と思いますが、今作が「成長譚として弱い」とおっしゃるのはですね、実はわたしも感じていた時期がありました。
いや「成長」という表現が正しいかはアレなんですけど、1巻でどどーんと自己の欲求に気がついたシーンとかのインパクトに比べると、2巻3巻あたりは結構順調で、わりと平坦に進んでいるな―と感じてたんですよ。
でも4巻最後から5巻にかけて、どどーんと谷が来てまして。
ああ、ここで大きな谷を作りたかったがゆえの順調さだったのかーと思いしらされたところです(先日5巻読んだばかり
完結していない作品は「順に追ってついていくこと」が良さであり、悪さでもあったりしますよね。『タコピーの原罪』なんかは連載で追っていたからこそ楽しさを何倍にも感じられた作品だったなぁなんて思います。
そんなわけで、ここまで読んでもらえていたらきっと楽しんだまま読んでいただけたんじゃないかななんて。どの立場からかわからないですが、また『海が走るエンドロール』に戻ってきていただけることをわたくしは心からお待ちしております(笑
3『呪術廻戦』
『呪術廻戦』の主役の名前は……虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)。うん、ちょっと難しいな。
で、伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)釘崎野薔薇(くぎさき のばら)五条悟(ごじょう さとる)あたりは読めるとしても、両面宿儺(りょうめん すくな)とか夏油傑(げとう すぐる)はたしかに難しいですね。というか全体的に字面が強い(笑
そしてわたし「夏油」って書いて「げとう」って読むんだってことを今、初めて知りました(笑 いやこの夏油さんのイラストがTLでたくさん流れてきていたのですが、なつゆ……?とか思ってました本当にすいません(笑
名前の読みかた難しいっていうのが読む気をそぐっていうのはわかるんですよねー。なにせ一番良く出てくるポイントじゃないですか。
最近は翻訳の過程で日本の名前に変わっちゃってることも多いんですけど、韓国マンガとか中国マンガとかで、向こうの名前でそのまま表記されてきたとき、もう誰が誰だか……って頭を悩ませたことあります(笑
大事ですよね名前。腐女子人気と名前の相関性については誰か専門家のかたがいらっしゃったらお教えください(笑
4『メダリスト』
いのりちゃんは小学5年生でしたっけね。
ビジュアルも手伝ってのことだとは思いますが、言われてみるとたしかにちょっと幼い感じがしますし、『メダリスト』は確かに「目新しいなにか」を軸にしたスケートマンガではないかもしれません。
それでもこれだけ人気があるということは、キャラクターに共感する人が多いということなのでしょう。逆にいうとキャラクターに入れこめなかったら楽しめないですよね(笑 それはもう、仕方がない(笑
これ前回の「炭治郎幼すぎ問題」と近いものがあるのかもしれませんね。
人によって共感できるポイントはそれぞれですから、若い主人公は若い読者に共感しやすいでしょうけれど、そうでない読者にとっては若さがネックになる。そんなものに対する回答が司先生というキャラクターなんでしょうけど、メインがどちらかと言われたらいのりちゃんですもんね。
あと結構、少女マンガっぽい技巧とかを使っている印象なので、そのあたりの慣れのあるなしとかでも、入りこみやすさに違いがあるのかもしれませんね。
5『ひらやすみ』
はーっはっは(笑 いやー『ひらやすみ』は「なんの話なんだかよくわかんない」で正解だと思うんですよ(笑
恋愛とも言い切れないし、夢に向かうわけでも、無職から頑張って一歩踏み出す話でもない。日々過ごしていくなかで、ちょっとした気づきとか、やりとりのなかでふと見つかる幸せ?とか喜び?みたいなものを見つける……、あえて言えば「日常系」とでもいうべきジャンルなんじゃないかと。
あの中庸でなんとも言えなさこそが魅力だと思いますが、先生の過去作の『ぼくらのフンカ祭』とか『森山中教習所』とかだと、ストーリーもあって、今に通じる中庸な魅力もあってって感じで比較的とっつきやすいかもしれません。どちらも1巻完結ですし。
もし消化不良だなぁと思っているようでしたら、それらの作品なんかはいかがでしょうか(まわしもの
6『MONSTER』
浦沢先生、わたし的には物心ついたころからず~っと人気ものの印象です。そして画力の話とはズレるんですけど、浦沢先生に関してはまたわたしの「妄想」がひとつあるんで聞いてもらってもいいですか?(笑
浦沢先生のマンガを語るうえで一緒に語らなきゃいけない人がいるんですよ。ずばり、長崎尚志先生です。
元小学館の編集者で現在はマンガ原作者。そして浦沢先生の多くのマンガにかかわっています。具体的には『MASTERキートン』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO 』等々です。ほかの漫画家先生がたの原作もたくさんやってます。
そんな『MASTERキートン』『MONSTER』あたりと並行して連載していた『YAWARA!』や『Happy!』は浦沢先生単独クレジットの作品。
そう、ならべれば一目瞭然ですが、重厚でデカイ話には長崎先生がかかわっているんです。もちろん作品によってかかわりかたが違うと思いますし、どこまでの深さでかかわっているかはわからないのですが、同じ浦沢先生の作品とはいえ、長崎先生がかかわっているマンガは違うジャンルとして見てもいいんじゃないかなってわたしは思ってたりします。
その理論で行くと、今、連載している『連続漫画小説 あさドラ!』は単独作品なんですよね。アシスタントも減らして「やっと子供の頃の漫画の描き方に戻れた」なんて発言もありますし、気になるところです。
7『映像研には手を出すな!』
映像研のキャラクターとかクセがありますもんね。ああいう絵柄が好きじゃない人にとってはとっつきづらいのかもしれません。
一枚絵としてはかなり高度なことをやっている気もするのですが、そんな技術うんぬんなんて関係ないですよね。絵柄ってもっとも好みの出るところですから。あわないときは潔く退散するのが吉というものです。
ちなみに。。。
その、わたしも映像研は読まなきゃ読まなきゃと思ったまま序盤数冊しか読んでいない状態でして。じつはめちゃくちゃ苦手なことがあるんです……。あれです、セリフがななめってるあれ。どうにもあれが異常に苦手なようで……すいませぬ。
8『トリリオンゲーム』
ああ池上遼一先生の昔の絵柄の印象あると、『トリリオンゲーム』での絵に違和感を感じてしまうっていうのわかります。
『トリリオンゲーム』では絵柄変えてきてますよね。ギャグ要素のあるマンガということで男臭くてカッコイイだけじゃない、ファニーでキャッチ―な要素もそなえた絵になってるかと思います。
でこれ、わたしがそこまで昔の池上遼一先生の絵に思い入れがないってことなのかもしれないんですけど、じつはわたし的にはむしろ感動しているんです。ここにきてそんな絵も描けるのか!?って思ってめちゃくちゃ興奮したんです。だって御年79歳ですよ。
池上遼一先生が素晴らしいマンガ家であり、稲垣理一郎先生がすばらしいシナリオライターであることも間違いありません。そのふたりがタッグを組んだことでこんな化学反応が見られるなんて!『トリリオンゲーム』というマンガがこの世に生まれて本当によかったなぁなんて思っているのでした。
9『ワールドトリガー』
『ワールドトリガー』最初は週刊少年ジャンプ連載で途中からジャンプスクエアですか。19巻までがWJかな。連載期間で言うと掲載紙うつってからのほうがもう長くて、人気もある作品ですね。
わたし、ほとんど読んでいないのでちょこちょこ情報集めたのですが、聞くとこによると「B級ランク戦」?みたいなとこが楽しいとか耳にしまして。調べて見ましたら86話?から?ということは10巻くらい……?「このへんから面白いよ」にしてはちょっと長いな……
――まで書いて、前回わたし「『ONE PIECE』11巻まで読んで!」とか言ってましたね本当にごめんなさい(笑 11巻はちょっと気が長いかもしれません(笑
いや1巻を読んだわたしの感想としては、設定もおおきくて派手なアクションもあって序盤から良くできたマンガという印象ではありました。――が、1巻の段階では明確な目標?とかは示されなくて、今後の方向性がつかみづらい感はあったかな……とは思いました。
このへんの物語の山谷にかんするタイム感って、趣味とか掲載紙とか状況にも寄ってくるんでしょうけど、読み手、各人の好き好きが別れる部分ですよね。
10『チェンソーマン』
こう、ひと昔前とかだと「男子たるものすべからくエロが原動力で当然」ぐらいの印象があったのですが……ほら『GS美神 極楽大作戦!!』の横島くんとか(笑
まあでも最近は、露骨にエロ目的の主人公ってほぼほぼ駆逐された印象があります。デンジくんはそういう意味ではかなり希少価値ではないかと。
気になって今、ジャンプマガジンサンデーの連載タイトルだけ見にいってみましたところ、エロが主目的な主人公がいるマンガはいっこもなさそうでした。ひとつもない。少年誌だからでしょうけど時代ですねぇ。「のび太さんのエッチ!」もダメな時代ですし。いやあれはダメか。
ん?というか、ジャンプにはもうお色気枠?みたいな作品さえないんですね。あれ……ジャンプってそんな健全な雑誌だっけ?(笑 時代だわー(笑
というわけでやはり令和はエロに厳しい時代であり、エロが苦手な感覚は時代にそくした素晴らしいものなので大事にしてくださいませ(笑
11『ドロヘドロ』
『ドロヘドロ』はさぁ……完結あたりでまた話題になって、なぜか世間に見つかってしまった印象があるのですが、あれはずーっとちっともわかりやすいマンガではないと思ってますよわたしは(笑
いやただあの独特のダークな雰囲気とむずかしさは相乗効果になっているとも思うんです。「なんだかよくわからないけれど、なんかすごい」っていう感覚ありますよね。これがスッキリわかりやすかったら意外と普通じゃんってなった可能性あると思うんです。ここまで人気でなかったんじゃないかなって。
だから『ドロヘドロ』はあれでいいんです(笑 よくわかんないのが魅力なので「好きになった人が好き」でいいんです(笑 いい経験をなされました(笑
そういえばここ最近、比較的コアな雑誌で連載していた作品と、メジャー雑誌連載作品との垣根が低くなってきている気がしています。
たぶんSNSとか電子書籍のせいじゃないかと思っていて、基本いいことなんだとは思いますが、その分、ギャップにかち合うことも多いのかなと。
ひと昔前ならIKKIやビームやアックスで連載してるってなれば、そもそも出会う機会自体少なくて、それなりに身構えて読むでしょう?(笑 てか、この話、絶対長くなるからほかで語ります(笑
12『シドニアの騎士』
いや『シドニアの騎士』もさ(以下略
……というわけにはいかないので書きますと(笑 二瓶先生は基本的にけっっっっこうクセのある絵だと思いますよ(笑 シドニアはそれでも先生のほかの作品にくらべると比較的キャッチーだと思うのですが、それでもぜんっぜん先生節あふれてます。
それはもう非の打ちどころなくいいことですが、「なぜか合わない」というほど不思議ではございません(笑 あ、でもアニメは面白かったので、ぜひアニメを見て耐性をつけてから、マンガの方にも再挑戦されるのがよいのではないか思います。ウチクダケー!
13『SLAM DUNK』
このマシュマロはまずい(笑
大人げなく『SLAM DUNK』の好きなポイントをとうとうと語ってしまう面倒なファンになってしまう(笑 いかんいかん(笑
え、そもそもわたしは『SLAM DUNK』のどこを愛しているんでしょう(笑 そこからはじめないと。まんま世代ですし、なんかこう幼少期からずっと好きなまま生きてきたせいで考えたことがないんですよ(笑
わたしバスケを昔からやっていたこともあってか、もはや日本人ならみんな米好きでしょ?みたいな感覚なんですが、パン派のかただってもちろんいるわけですもんね。
……と、とりあえず、『THE FIRST SLAM DUNK』を見に行ってみるところからでいかがでしょうか、わたしは泣きました(ひかえめで強引な勧誘
14『天国大魔境』
あー『天国大魔境』かぁ……(苦笑
ええとですね、手元の電書棚を見直してみたらわたし『天国大魔境』は3巻までしか買っていないようです。どうやら9巻がなかなかすごいらしいという情報は耳に入っておりますが――、10巻前後まで引っぱるのは(以下略
ただ、この盛りあがりまでが長いとか短いとかのタイム感の話なんですけど、わたし自分自身にかんがみると、ひと昔前より「わからないことへのストレス」が強くなってる気がしています。
世の中に出回っているマンガの量が多いことなんかが原因のひとつかと思うのですが、とにかくじっと我慢して、次の盛りあがる展開を待つことができない。これは完全に読み手であるわたし側の問題です。
ただ、実際こうしてマシュマロもらっているわけですし、上のほうの『海が走るエンドロール』や『ワールドトリガー』もそういうタイム感の話です。主語を勝手に大きくして申しわけないのですが、これ、わたしだけじゃなくて、そういう時代なんだろうとも思ってます。
音楽で、最近はイントロがなくなっているなんて話もあります。
最初の数ページで読者をつかまなければ……とか、最初の15分で主役と設定を説明して、目的を見せて……とかはマンガでも映画でも昔から言われている話ではありますが、より一層そういう傾向は強まっているんだろうなぁと強く感じています。
15『終末のワルキューレ』
『テンカイチ 日本最強武芸者決定戦』
『魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う』
「トーナメントものが苦手です」というマシュマロなんですけど、読んで率直に思ったのは、「3つも読んでるなんてトーナメントものが大好きなかただなぁ」でした(笑 わたし、このマシュマロもらったので初めてこの3作品読みましたもの(笑
まあ偉人が出てくるからという理由は別にトーナメントじゃなくても該当するし、世の中には偉人もの?が氾濫していますから、なかなか生きづらいんだろうなぁとはお察しいたします(笑
いやでも解釈あってればいいのか……でも性別もあってないとかザラですしね。ちなみにわたしはそもそも歴史ものが基本的に苦手なので、偉人とかに詳しくなく、結果としてありがたいことに誰が出てきてもまったく問題ありません(笑
16『胸が大きな女性を前面に出した作品』
『さえない主人公がなぜか女性から好意を向けられる作品』
その、いやわたしも「胸大きすぎるのでは……?」ってキャラ苦手なんですよねー。一度気になりだしちゃうと「こわいな……」ってなってきちゃうんです。
ただそれを自覚しているので、作品としての評価する際にはそういう苦手意識は基本的にいれないように気をつけていたりします。お好きなかたは好きですからね。あと、わたしもダラさんは結構平気なんですけど、あれはダラさんが人間じゃないからなんじゃないだろうかとか思ったり。
「たわわ」とかはそんなこと言ったらどう評価したらええんやってなるのであれですけど、だいたいからしてエロ要素ってのはズルいんですよ(笑 訴求力が高すぎます(笑 だからわたしはエロ要素の多いマンガは評価しづらくて、そういう意味ではキライと言ってもいいです。いえ、エロ自体は人並みに大好きです。
さえない主人公の男の子が、人気の女の子になんかあんまり理由もないのに好かれるテンプレは青少年の夢なんでゆるしてやってください(笑
まとめ
というわけでの16本でした。みなさまの好きな作品は入っていましたでしょうか。いやどちらかというと入っていないことを祈っていますが(笑
前回は例の国民的大ヒットマンガが票数を集めていましたが、今回は意外とばらけましたね。苦手ポイントも絵から始まって、タイム感、キャラ、設定までいろいろ。キライっていろんなポイントがありますね。
今回は、そのなんていうかわたし的にも「そこな……」みたいな作品がいくつかあり、前回よりも書くのが大変でした。怖いんでいまからまた微調整してきます(笑 あくまでもわたしは司会者で狂言回し……。コメントでの発言はわたしの内心とはまったく関係のないフィクションです(笑
そんな感じでいくつか書いてしまっているのに、前回同様もまた苦手な作品要素をあげておくとわたしは「DV気質な男」がめっちゃ苦手です(笑
ああ1万字超えちゃった。
長くてすみません。たぶん3回目はやらないつもりなのでお許しくださいませ。あ、でも今度「もっと評価されるべきマンガ」は募ってみたいです。そのときはまた皆様ご協力ください。
今回もおつきあいありがとうございました!
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