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往年のオタクが選ぶ個人的アニソン10曲

先日、アニソン総選挙が放送されておりました。
そして、かおるさんがこんな記事を書いていたのを見て、私もやってみようかなと思いまして。タイトルもそのままお借りしました(笑

ごく個人的なものなので、曲やアニメの良し悪しとは関係がありません。単に好きな曲です。あと軽い気持ちで選んだので、抜けやもれは沢山あると思われます。順不同です。

じゃ行きましょう。


■シュガーソングとビターステップ

UNISON SQUARE GARDENは沢山アニメタイアップの曲があります。

先日のアニソン総選挙でも21位に入っていた「オリオンをなぞる(TIGER & BUNNY)」をはじめ「桜のあと (all quartets lead to the?)(夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜)」や「春が来てぼくら(3月のライオン)」等々、最近の曲はほとんどタイアップが付いているのではないでしょうか。

そんなユニゾンのやったアニソンの中で、1曲推すならまあこれだろうというのがこの曲「シュガーソングとビターステップ」です。アニメ「血界戦線」のEDでした(OPは BUMP OF CHICKENの「Hello,world!」)。二期のOPもユニゾンの「fake town baby」です。

高い演奏技術に裏打ちされた、軽妙なリズム、そして独特な詩。漫画はクセがあって読みづらい人もいるかと思いますが、アニメはその辺をおぎなって見やすく、楽しく、刺激的です。ちょっとAメロのぞいていってくださいよ。

超天変地異みたいな競争にも慣れて
こんな日常を平和と見間違う
Rambling coaster 揺さぶられながら
見失えないものはなんだ?

この曲はホント、どうやってメロディーに乗せるのかも不安になるような語感の連続で、それが楽しいんですよね。
EDでキャラが躍る映像と相まって、この曲の人気もうなぎのぼり。私個人としても、とても好きな曲となっているわけです。


■ふわふわ時間

天下の京都アニメーションが誇る大人気アニメの一角「けいおん!」の挿入歌ですね。

書いていて気がつきましたが、OPでもEDでもなく挿入歌という。同じ京都アニメーションの作品、「涼宮ハルヒの憂鬱」において、「God knows...」という有名曲が挿入歌のようなものでしょうか。

私が語ることでもないんですけど、アニメ・バンドを語るうえで「けいおん!」という作品は、本当になくてはならないアニメで、アレのせいでバンドをやろうって思った人って本当に沢山いるんですよ。
スラムダンクでバスケをやろうと思った人とか、キャプテン翼でサッカーを始めようとした人とか、そういうのと同列に語られていい作品なんですよ。

単純にアニメ作品として面白かったことが一番大事ですが、作中の楽曲もいい曲が多く、やりたいと思える曲が多かったこと。それに、難易度も簡単なものから鬼のように難しいものまで、なんでもござれという至れり尽くせりの精神が、初心者を爆発的に増やし、経験者を沼にはめました。

今の若い子は、バンドリ(BanG Dream!)でアニメやアニメソングにはまることがあるようです。バンドリも出てくるバンドが個性的で、楽曲も良くて、3次元との連携も取れているし、沢山あるカバー曲も各方面にこび売っていてとても素敵なんですが、唯一にして最大の難点は、バンドリはアニメがあまりにもおもしろくな(ゴホンゴホン 

まあそれでも十分人気ありますけどね。


■JUST COMMUNICATION

ちゃんとはまったアニメという意味ではこれが最初のような気がします。
「新機動戦記ガンダムW」のOPです。

先日のアニソン総選挙の中では「新機動戦『士』」になっていたとかなっていないとかで話題になっていました。アニメで毎回聞いていたせいで、どんな状態の曲をきいても、始まってすぐ歌いだしの「JUST WILD BEAT ~」のところに、『ズキューン!』ってビームライフルの音がかぶって再生されます。

主人公ヒイロ・ユイの迷台詞「お前を殺す」は死ぬまでに一度は言ってみたいセリフNo1でしょうか。

ちなみに他のガンダムシリーズはほとんど見たことはなく、ファーストは映画3部作だけ、XとターンAは世代的にちょっとだけかじりました。あとは「08小隊」を真面目に見たくらいでしょうか。下手したら「08小隊」が一番真面目に見てそう。いっそ、「嵐の中で輝いて」にしても良かったかもしれません。

基本的に4クール(1年)のやつって、見る気力が持たなくて……おかげでエウレカとかも見てないんですよね。


■Tank!

もちろん「Tank!」という曲自体がカッコいいと思いますが、それ以上に『菅野よう子』という存在を私の中に突き刺していった存在がこの「Tank!」です。

ちなみに「カウボーイビバップ」は全部は見ていないはず……多分。ひと昔前のアニメって短くても2クール(26話)あるし、見れるときに全部見ておくべきでしたねホント。

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「創聖のアクエリオン」「マクロスF」などそうそうたるアニメの楽曲を担当し、ひとつの時代を作ったといってもいいでしょう。範囲が広いので、その活動のすべてを追っているわけでもありませんが、世代的にどんぴしゃの私の中に菅野よう子という人が居座ってるのは、もはや必然なのです。

ちなみに学生時代、朝から晩までニコニコ動画にはまっていた私としては、創世のアクエリオンのOP「創世のアクエリオン」にしてもいいかな、とは思ったのですが、後程、選んだ曲が似たような立ち位置なのでやめました。一万年と二千年前から愛してます。


■Rising Hope

鬼滅の刃のOP「紅蓮華」が絶賛大人気のLiSAです。

好きな曲多いですし、別に「紅蓮華」でも「ROCK-mode」でもガルデモ(Girls Dead Monster)の曲でもいいんですけど、選べと言われたらこれかな、と。大サビ最後の「Rising Hope~~」はいつ聞いても震えます私。これだけ暴れてちゃんと歌える人、他にいません。ちなみに1曲目にあげたユニゾンの曲を作っている田淵智也さんの作曲です。

アニメのキャラクターとして曲を出してデビュー。その後も「アニソン歌手」という認知できましたけれど、もともとはバンドのVoからのたたき上げの実力派。ライブ映えする曲を数多く持つと同時に、バラードもいける万能型。日本には最近ガールズロックのアイコンいなかったせいもあって、売れない方がおかしい存在です。

ユニゾンの田淵さんだけでなく、SiMのMAHさんやヒトリエのWOWAKAの曲など、様々なアーティストから楽曲の提供を受けており、その影響力の強さがうかがえます。

似たようなところに住んでいたせいで、私の地元のバンド友達にLiSAの話をしたときに、「あー知ってる。CHUCKYの子でしょ」と言われたのをいまだに私はジェラっています(笑


■メルト

ヴォーカロイド「初音ミク」の初期人気曲です。「みくみくにしてあげる」でもいいです。

それアニソンじゃないじゃん、と言われそうですが、私の中でアニソン・ゲーソン・ボカロは同じくくりです。丁度、ニコニコ動画にどはまりしていた07年。初音ミクの台頭の旗頭のような曲ですね。

初音ミクがなければ、今ほどDTMがもてはやされることもなかったと思いますし、ヒトリエも米津さんもヨルシカもずとまよもいなかったと言ってもちっとも過言じゃない。日本の音楽における黒船。ナンバーガールもびっくり。

あの時間のあった時期に、何で私はDTMに手を出さなかったというのは私の人生でもわかりやすく悔やまれる出来事です。パソコンがあって、あと2、3万くらい出せば、ボーカルつきの曲を作ることができる環境ができるなんて。今の若い子はうらやましいなぁ。

時間泥棒ですけど、初音ミクに作曲ソフトが付いてるものも売ってますし、皆さんが思ってるよりもずっと簡単に曲って作れますので、一度試してみても面白いと思います。皆さんが思ってる以上に手間と時間はかかると思いますので、お時間がある人限定ですが。


■Let Me Be With You

ROUND TABLE featuring Nino名義での初シングル「Let Me Be With You」です。

なんていうか、ここに選んだ理由はあんまり明確になくって、単に曲が好きで、アニメが好きで、CLAMPも好きだから選びました。アニメは「ちょびっツ」ですね。
曲単品でいうと、アルバムAPRIL の「Love Me Baby」がものすごくツボです。曲の持つテンションと雰囲気でしょうか。北川さんの曲がどれもこれもツボにくるか、というとそうでもないと思っているので、やはりROUND TABLE featuring Ninoという存在が好きだったんだと思います。

特別にもう一つ張ってしまえ。

なんでしょうね。
いわゆる渋谷系という音楽がことさら好きかというと、そうでもないんですけど、渋谷系っぽさを持ちながら、最終的にはきちんとPOPsに着地している感じがすきなんでしょうか。謎が多いなぁ。

単に好き、が高じてしまったケースという割とレアな存在です、私の中で。


■YOU GET TO BURNING

こちらも理由はよくわからないのですが、好きなんですよね、機動戦艦ナデシコが。

基本はおバカなSFだけど、たまにちょっと真面目さが垣間見える、みたいなあのテンションが刺さったのでしょうか。ホントは林原さんの曲をこの辺で一曲入れたいんですけど、アニメに対する好きさ加減によって、この席はナデシコに奪われました。
ほらスレイヤーズはアニメっていうか、ラノベのイメージなんですよね。神坂さんとかあかほりさんとか。おかげで相乗効果が生まれづらくなっているようです。

エヴァの最初の放送も95年ですから、流行りというか、「時代」って感じがしますね。別に語るものでもありませんけど、もちろん当時はエヴァにもちゃんとはまっており、使徒の名前全部覚えるために、学習机の透明カバーの下にいれてました。で、周りで話題になったときに、録画したビデオを貸しまくったのはいい思い出です。よもやこんなに長いこと人気だとは夢にも思わないよねホント。

劇中に出てくる劇中アニメ「ゲキ・ガンガー3」とかが単独でOVAになってしまうそのノリとかが好きです。それこそそういう余裕のある「時代」だったのかもしれません。


■ようこそジャパリパークへ

アニメ「けものフレンズ」OPのジャパリパーク。

ジャパリパークへの愛はなんどか叫んだことがあるけれど、単純に非常にいい曲であり、非常にいいアニメであるという横綱相撲。
「今期いいアニメない?」という問いかけに、「けものフレンズがいい」と答えてくれた友人ありがとう。その後、見始めたものの最初の3話くらいまでは良さがまったくわからず、挫折しそうになりました。でも、最後まで見て良かったです。本当に素晴らしい。

一見、ほのぼの日常アニメのクセに、練り上げられた設定とキャラクター。それが徐々に見えてくる秀逸なつくり。そんな大波に飲まれたいと思ったら、だまされたと思って「けものフレンズ」を見ましょう。そのうち、OPも好きになってくるの間違いなしなので。

あーみゆはんのEDもいい曲だったね。
……2期? 存じあげませんよ?


■まとめ

実は9曲しか選んでいないけど、もう1曲が出てこなかったのでこの辺で。近年のアニソンって、ほんと幅が広いのが素晴らしいと思います。

バンドもアイドルもザ・アニソンもジャニーズもなんでもござれ。取り上げられるのも、新進気鋭のバンドだったりして、私の趣味と合うことが多いです。ここ最近はあんまり真面目にアニメも見てませんけど、見たら見たで面白いものはあるので、やはりちゃんと追っていきたいところですね。

アニメなんてほとんど見たことない……という人は、きっとこの記事を最後まで読むことはないと思いますが、いわゆる名作と言われているものだけでも見ると予想以上にちゃんと楽しいと思います。最近は1クール(13話)で終わりますから、映画2、3本見たつもりで。




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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)