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家ごもり 仲良くなった 子供たち

最近は公園に行くのもはばかられる、という空気になってきて息が詰まる。

幸いにもうちの子たちは、家にいるのが比較的得意なようで、日がな一日ブロックを触ったり、合体ロボを触ったり、Youtubeを見たりしながら、何気なく時を過ごしているようだ。
先日、閉園が決まった幼稚園の最後の日。来ても来なくてもいいですよ、というので、子供に行きたいか行きたくないか聞いたところ、「行きたくない、家にいる」とのこと。

友達と遊ぶのは嫌いではないはずだし、幼稚園も嫌いではないと思うから、消去法的に家が好きなのだろう、という結論にいたった私たち夫婦。ちなみに上の子は、私の父とかに「公園に行こう!」とか誘われても「寒いからヤダ」とか普段から言う。

インドア派なところは、しっかり両親から受け継いだようだ。

引きこもり生活をしていると、引きこもれるのも才能だな、と思う。
あ、引きこもりとか書いたけれど私自身は、普通に仕事に行っているので、引きこもっているわけではない。しかし

『家にいて、ストレスをためずに、楽しみを見つけることができる』

というのは長所になるときもある、ということがこれで立証された。
今ではサブスクも沢山あるけれど、それだって好きでもなければ音楽を聴くことも映画を見ることもできない。こうやって文章を書くこともストレスのはけ口になったりする。

うちの子たちも、そんな家遊び……家こもりの才能にあふれているようで、まあいいことなのだろう。

もう一ついいことがあった。子供たちが仲が良くなったのだ。

上の子が4歳。下の子が2歳。

大人になればあってないような年齢差だろうけれど、子供の2歳は大きい。体も言葉も大きな差がある。そのせいでこれまで「一緒に遊ぶ」ということが難しかった。
一緒に遊びたい気持ちはあるものの、気持ちも体もから回って、どうにもうまくいかない。結果、どちらかが泣いて妻に泣きつく。そういう場面を良く見かけた。それがここにきて明らかに変わったのだ。圧倒的に一緒にいる時間が増えたせいだろう。

お互いにここまでは大丈夫、これはできる。ここまでしたら泣かせてしまう。そういうラインが見えてきたようで、キャッキャウフフと傍目にも仲良く遊んでいることが増えてとても喜ばしい。

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これが、この家ごもりで一番の収穫ではないだろうか。

年を重ねれば自然とできるようになることなのだと思うけれど、家にいて、二人でいる時間が多いこの状況。仲良くやってもらえるのは親としてとてもありがたいことなのだ。

願わくば、下の子がもう少しいろいろわかるようになるといいんだけれど。……と言ってるそばから、後ろで「もう……!壊しちゃダメって言ってるのに……今、作ってるから…ぁぁ」という声が聞こえてきた。

我が家では、泣かされるのはたいてい上の子。まあこれは上の子がやさしさの才能にあふれているから、ということにしておこう。



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