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#ない

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世の中に【ない】ものをまとめています。どこかで見たこと、聞いたことがある気がしても気のせいです。
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2020年1月の記事一覧

『ゲシュタルト崩壊』【#ない】
「借りたのか借りてないのかどっちなのよ!」「借りたといえば借りたし……借りてないといえば、借りてない」「借りたの?借りてないの?」「……借りました」「やっぱり借りたんじゃない!あれほどもう借りないって言ったのに!」「いや俺だって最初は借りる(文字数

『オリンピック』【#ない】
統計学で使われる、母集団から抽出する方法の一つ。ランダムピック、シグニピックと合わせてよく使われる。識者はこぞってオリンピックをやりたがるが、盛り上がっているのは一部だけ、という状況におちいり、使えない箱モノが残るだけの散々な結果に終わることが多い。

『霜柱(しもばしら)』【#ない】
家や会社での「大黒柱」に対する隠語で、「影の功労者」の意味合い。2020年代より若者を中心に流行したが、次第に意味を変え、「生贄」「人身御供」といったブラックな意味合いに。「霜柱世代」はベストセラーになり、2022年ノーベル文学賞を受賞。

『ブラック企業』【#ない】
様々な絵具が混ざると黒色になってしまうことから、社員の多様性が非常に高い会社のことを「ブラック企業」と呼ぶ。毎年ブラック企業大賞が行われ、優秀賞には政府の助成金が沢山もらえるため、「来年こそはブラック企業に!」は2024年、最も使用されたスローガン。

『ホワイト企業』【#ない】
自社ビルをいかに白く保つか、ということに情熱をささげる企業群。毎年「ホワイト企業大賞」も開催されており、参加資格は白色の自社物件を持っていること。定義について派閥があり、純粋な「白」しか認めない純白派と、オフホワイトなども認める混色派で毎年喧嘩する。

『筋肉体操』【#ない】
筋肉という筋肉がみずからの意志に反し動き出し、まるで体操をしているように見えることから名づけられた特殊キノコの中毒症状。大変貴重で、これまでに全国で7例しか報告されていない。「ポマード」と三回唱えると症状が緩和されるとのことだが、実証実験はされていない。

これが噂のプロの犯行

これが噂のプロの犯行

noteには様々なプロが普通にいます。

ド本命のライターさんに始まりクリエイター、デザイナーなど、創作にかかわるプロの人は珍しくない。そんなプロの方が惜しげもなく労力を使って、私のちょっとした「遊び心」に乗っかってくれたなんて、これほどの喜びがありましょうか。

そんなわけで、このnoteを見てください。

中身見てもらえるとわかるんですけど、発端は私が始めた【#ない】という遊び。マガジンあるの

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『寒中見舞い』【#ない】
寿永5年(1186年)から続く老舗和菓子屋「五郎丸饅頭本舗」が、行っている「寒天」や「最中」をお供えし、奉納の舞を踊る行事。長年、社外秘とされていたが、和菓子が売れなくなった90年代に、客寄せのために一般公開。毎年多くの人が詰めかける人気行事となった。

『センター試験』【#ない】
プロセンター(あらゆる物事を真ん中に寄せることに生涯を懸ける人々の総称)になる為、毎年1回行なわれる資格試験。合格率数百万分の一といわれ、あらゆる困難に打ち勝つ力が必要。常に死の危険が付きまとい、合格よりも競争相手を陥れることが目的になっている者もいる

『おしるこ』【#ない】
とある村では重要機密の秘密を守るため、紙などに書き記すことはせず、都度1人の子供を選んで秘密を覚えさせる手段を取っていた。子供は「秘密を知る子」というのが略され「おしるこ」と呼ばれるようになった。忘れるとたっぷり絞られるので「おしんこ」と呼ばれる。

『ドローン』【#ない】
毎週火曜日昼2時半から放送されるラジオ番組『源之助の笑わなくていいとも』に登場した素人のラジオネーム。フルネームは「ドローン・ジョー様」。住宅ローンの支払いが出来ず夜逃げしたエピソードから命名。その後、人気者になったせいで発見され住宅ローンを払わされた。

『成人式』【#ない】
あらかじめ素体の造形を詳細に決め、顔から体まで主にオーダーメイドで一貫して作られるヒト型アンドロイドの形成方式。他に「組立式」と「抽出式」があり、「成人式」が最も高価。20年経つと長寿式典が各地で開かれるが、必ずといっていいほど動作不良で暴れだす個体がいる。

『みぞれ』【#ない】
料理の味付けを間違えてしまったときに、味噌を入れて味噌味にしてしまいなさいという意味で「みそれ、みそれ」と使われていたのが、にごって「みぞれ」になったもの。名古屋の方言。気軽にどんな料理でも「みぞる」ため、名古屋の人は味噌の味しかわからない。

『投資信託』【#ない】
馬券予想団体「バーケンゲッツ」は共同して資金を集め馬券を買っていた。集めたお金を悪用されないため、毎回血判を押し、宣誓を読みあげ、誓約書を書く。その一連の儀式を「投資信託」と呼んでいた。誓約虚しく2014年に主催の男がお金を持って夜逃げ。現在も行方不明。