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仕組みのデザイン Lab

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世の中の「仕組みのデザイン」を考えるLab。 「仕組みのデザイン」とは、課題解決や価値創造が、局所的ではなく持続的に循環していくサイクルそのものをつくることと考えます。 アジケが… もっと読む
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デザインの対象を「仕組み」へ

こんにちは。アジケ PRチームの説田です。最近私たちはデザインの対象をさらに深め、「仕組み」そのものの創出、「仕組みのデザイン」に取り組んでいます。 背景としては、企業や事業、また社会に対して資産となる仕組みをつくり、社会課題を解決したい、そして味気ある世の中をつくりたいという強い想いがあります。 「仕組みのデザイン」とは何か?、取り組みの事例などをまとめました。 ・・・ 最後までお読みいただきありがとうございます。 「♡」を押していただくと、ajikeメンバーが描いた

あなたの組織にUIUXの重要性を広めるための3つの方法

こんにちは、アジケでサービスデザイナー/デザインコンサルタントをしています、ハラです。 今回は、プロダクトのUIUX品質に悩む担当者さまに向けて、どうやったら社内でUIUXの取り組みの優先度を上げることができるのか、よくあるお悩みとその方法をご紹介したいと思います。 よくあるお悩み1. 事業側の施策が先行し、UIUX観点の施策の優先度が低い プロダクトのUIUX部分を担当するデザイナーやディレクターなどの現場担当者はUIUXの重要性について認識はしつつ、企画を担当する部

チームの一員として組織の変革に伴走するー三井住友銀行さまとのデザインシステム活用推進の取り組み

顧客目線で事業課題を解決し、ユーザー体験の向上やサービス価値の創造・向上を目指す株式会社アジケ(以下、アジケ)では、企業のパートナーとして中長期的な関係性を築き、プロジェクトに取り組んでいます。 今回は2019年からデザインパートナーとして伴走している、株式会社三井住友銀行(以下、SMBC)との継続プロジェクトについてご紹介します。 SMBCインハウスデザインチームが注力している「デザインシステム」の設計・構築が2020年にリリースされ、次段階として社内への浸透・システム

UIデザイナーになるための実践スキル

こんにちは、アジケでサービスデザイナー/デザインコンサルタントをしています、ハラです。 私の在籍している事業部は、「デザイン組織開発支援事業部」というデザインの力を必要としているすべての企業さまに向けたデザイン組織作りとデザイナー育成支援をメインで行っています。 今回のテーマは「UIデザイナーの実践スキル」UIデザイナーに必要なリアルな実務スキルについて書いていきたいと思います。 デザインについて勉強中で「知識」はあるけど、「実践」のイメージが付いていない新人デザイナーの

デザイン会社が「デザイナー育成支援」を始める理由

アジケは創業以来、デザインパートナーとして様々なお客さまのウェブサイトの制作や、サービスの設計に携わってきました。 事業やサービスのデザイン機能を請け負う、デザインパートナー事業がアジケの根幹であることは変わりませんが、今年からは会社として新たなチャレンジを始めています。 それは、デザイン組織開発支援事業を始動したことです。 いわゆる制作パートナーだった時代から、事業のデザインパートナーに変化してきたことで、顧客組織へのコミット具合も格段に強くなりました。そんな関係性を

不確実性の高い世の中を生き抜くための武器「課題解決力」を鍛える5つの思考法

こんにちは、アジケでサービスデザイナー/デザインコンサルタントをしています、ハラです。 私の在籍している事業部は、「デザイン組織開発支援事業部」というデザインの力を必要としているすべての企業さまに向けたデザイン組織作りとデザイナー育成支援をメインで行っています。 今回は、新規事業開発やデザインを行う上で重要となるスキル「課題解決力」について書いていきたいと思います。 事業やサービスの成長をリードできる人材を育成したい方 今回ご紹介した「課題解決力」を組織として向上させて

少人数のデザインチームが抱える課題と成長のための3つのポイント

こんにちは、アジケでサービスデザイナー/デザインコンサルタントをしています、マネージャーのハラです。 私が担当しているデザイン組織開発支援事業部は、デザインの力を必要としているすべての企業さまに向けた「デザイン組織作り」と「デザイナー育成支援」をメインで行っている事業部です。 今回は、少人数のデザインチームのデザイナーの皆さまが多く抱える課題と成長のためのポイントについてご紹介したいと思います。 デザイナーの育成に悩んだら... 今回ご紹介した課題と成長ポイントは、ご自

鳥の目 #2 スタバのデジタル戦略から学ぶ、最低限の機能でサイクルを描くことの重要性

これはスターバックスのデジタル戦略について、調べながら執筆した記事です。 調べている途中、スタバのデジタル戦略とアプリダウンロード画面の内容がリンクしていることを発見したときは、事業戦略とユーザー体験がシンプルに繋がっていることに感嘆し、「おおっ」と声が出ました。 詳しくは後述するとして、今回はこのスタバの描いた事業と体験について解説します。 詳細まで可視化することで見えなくなる「要点」本題に入る前に、まずはデザイナーが陥りがちな課題について。 前回の記事「明石市から学

鳥の目 #1 明石市から学ぶ、選ばれる街になるための仕組みづくり

「なぜあの人の解決策はいつも上手くいくのか」という書籍のタイトルを目にして、即ポチしました。 なぜかというと、身近な人の仕事ぶりを見ていたり、生活の中で目にするニュースで、「なぜあの人の解決策はいつも上手くいくのか」と思うことが良くあったからです。 そのままですねw このような人が持っている共通スキルは、「鳥のように、全体を上から見ることができている」という点です。 サッカーで言うとイニエスタ 行政で言うとオードリータン キングダムで言うと李牧 のような・・ 一方

デザイン品質を上げるヒント-因果のループ図-

「品質」は、奥が深いなと思います。 改めて、学習しようと思って書籍を探しましたが、トヨタをはじめ、品質について言及している書籍はいくらでもあります。 裏を返せば、品質について課題を抱えている会社がたくさんあるということです。 本日は、全ての会社の共通課題と言える「品質」について、整理したことを記しておきます。 前段:デザインファームとしての位置付け デザイン会社は、言うまでもなく「デザインの品質」が命であり、大袈裟ではなく品質=会社の評価と言えると思います。 アジケも当然、

アジケのカルチャーデックができました

こんにちは、梅本です。 ありがたいことに、最近アジケではたらくことに興味を持ってくださる方も増えてきました。 そんな皆さまにアジケをより知ってもらうため、なぜこの事業をおこなっているのか?どんな会社制度があるのか?をまとめたカルチャーデックを作成しました。 3分で読めるカルチャーデック上記はPDFですが、より詳細な内容はアジケのカルチャーデック(詳細版)があるのでこちらをお読みいただければ幸いです。 本記事ではカルチャーデックを抜粋して、少しご紹介します! カルチャー

不動産業界の常識を刷新し、事業課題を解決するためにDXを強化 —日鉄興和不動産さまの場合

これまでなかった視点から、新たな不動産サービスの創出に挑戦している日鉄興和不動産さま。アジケも事業開発のパートナーとして、いくつかのプロジェクトに参画してきました。今回はイノベーションDX推進室の和田浩明さんと、アジケ代表の梅本周作が対談を行いました。本質的なDXとは何か。不動産業界におけるこれからのUXデザインとは——さまざまなテーマを掘り下げていきます。 (※記事内の情報は2021年11月時点のものです) 事業課題を解消するため、DXの取り組みを強化梅本:本題に入る前

Gatherを使ったオンラインワークショップが最高だった話

こんにちは。 ajikeでUI/UXデザインを担当しているハラです。 今回は最近話題になっているGatherを使ったワークショップについて書いていきたいと思います。 Gatherとはバーチャルオフィスサービスのことで、ゲームのような画面でキャラクターを操作し、まるで本当のオフィスにいるかのように仮想空間でコミュニケーションを取ることができるサービスです。  アジケでは年始からこのGatherを導入し、仮想オフィスとして活用しています。まだ数ヶ月ほどですが、社内MTGや雑

企業の資産となる仕組みをデザインするー三井住友銀行さまとのデザインシステム設計・構築の取り組み

デザインを用いて本質的な課題解決を提案する株式会社アジケ(以下、アジケ)は、「企業の資産となる仕組みをつくること」をデザインの対象にしています。 今回は、中長期にわたりパートナーとして様々なプロジェクトに取り組んでいる株式会社三井住友銀行(以下、SMBC)と、「デザインシステム」の設計・構築を通して組織課題にアプローチした取り組みをご紹介いたします。 ※今回のプロジェクトに携わったメンバーメインビジュアルの写真左から、UI/UXデザイナー・大塚敏章さん、金澤洋さん(SMB