御菓子司 あじ福

鹿児島県の姶良にある和菓子屋あじ福のnoteです。

御菓子司 あじ福

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最近の記事

タイムスリップ

無事に、お彼岸も終わりまして 週末は、ここ毎週卒園式、卒業式の注文もありがたいことにいただいてます。 先日の朝、幼稚園に卒園祝のお菓子を配達するために車を走らせてました。配達中のBGMは、毎回地元のAMラジオを聞いてます。(AMというところがこだわり) その車中で、卒業ソングのリクエスト曲として流れてきたのが森山直太朗さんの「さくら」 この曲が出たときには、僕は高校をすでに卒業し、愛知に修業に行ってたんですが。毎回この曲を聴くと、自分の卒業式の時を思い出したり、じ〜ん

    • お菓子なはなし

      お彼岸シーズン入りましたね。 みなさん、お墓参り行きましたか? 僕の地元鹿児島では、ご仏壇、お墓に供える花の使用量が全国一みたいですね。 そういえば、僕も何かあるとよく墓参り行きます。 そんな、お彼岸の和菓子と言えば「おはぎ」です。ちなみに、あじ福の「おはぎ」は、こしあん。粒餡を包んで、きな粉をまぶしたタイプの2種類です。 呼び方や、種類は、地域や店でそれぞれ違いはありますが。今回は、季節によっても違う呼び方について書いておこうと思います。 •ぼた餅 春の呼び名

      • 愛だね!

        あじ福のスタッフメンバーでもある和菓子女子の「せせちゃん」が、あじ福通信を作ってくれました! 今回は、3月号! オススメの和菓子や、季節の行事などを紹介してくれてます。店内に置いてますので、ぜひぜひご自由にお持ち帰りください! あじ福のウェブサイトの、お菓子の写真も、せせちゃんが撮ってくれてるんですが。 せせちゃんの撮るお菓子の写真は、なんかお菓子がイキイキしてるというか、喜んでるみたい。 あじ福通信の文章も、和菓子に対する想いが伝わってきますし、溢れてますよね。

        • ドキドキ

          無事に、お雛様の節句も終わりました。 これからは、卒業式、卒園式のお菓子やイベント、そして「お茶会」が多くなります。 「お茶会」は、茶道のことなんですが。 なかなか一般の方は、経験したことないですよね(笑) あじ福では、茶道で使われる茶席菓子が一番のメインです。上生菓子と干菓子です。 などなどです。 基本的に、上生菓子は1人1個。 干菓子は、1人2個(それぞれ違う種類を1個ずつ2個)です。またその2個がどこかストーリーというか関係性のあるものを組み合わせたりしま

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        • 岩ちゃん日記
          12本
        • いつもの和菓子
          2本
        • 春の和菓子
          2本
        • 冬の和菓子
          1本
        • 夏の和菓子
          0本
        • 秋の和菓子
          0本

        記事

          人生と共に

          タイトルが壮大すぎる(笑) 岩ちゃんです。 さてさて、早いものでもう3月! この前2月だと思ってたのに。 当たり前か(笑) 2月から3月に入ると一気に行事が増えますね。 まずは、1日が高校の卒業式。 毎年自分の時を思い出して、もう何年前か〜と毎年遠ざかっていく過去にしみじみ(笑) そして3日は、お雛様の節句。 それ以降も、高校入試、合格発表、小学校中学校卒業式、卒園式、お彼岸などなど。 そこに、お茶会が入ってくるので、打ち合わせ、試作まで入れると作る方はバ

          またイチゴの日に会いましょう

          毎年1月5日の「いちごの日」からスタートする「いちご大福」。そもそも僕のダジャレ的な発想だったんですが。(笑) 毎年少しずつ浸透してきまして。 「もうすぐ、いちごの日だから、いちご大福始まりますね!」と12月になると声をかけていただけるようになりましち。 継続って大事ですね(笑) そんな今年の「いちご大福」も2月いっぱいで終了でした。今年も本当に多くの皆さんに、食べていただきまして、ありがとうございました! いちご大福さんも喜んでると思います。 何より、今年もフレ

          またイチゴの日に会いましょう

          冬の寒さをパッと明るく「いちご大福」

          いつからこんなに人気者になってしまったんだろうか…。 今ではすっかり冬の代名詞になってしまって、やれこしあんだ、白あんだ、おまけに大福の切り口を切ってイチゴを差し込むスタイルなんかも登場して、なんでもありだなぁ、とちょっとびっくりしてしまう。 イチゴのあかはパッと明るく和菓子に花を添えてくれる。それをいい風に生かして、なので和菓子を可愛く見せてあげてほしい。和菓子は和むお菓子。その気持ちを忘れなければいいのだけれど。 あじ福のいちご大福は白あん。 最初にイチゴにあんこ

          冬の寒さをパッと明るく「いちご大福」

          幸運の黄色い「カステラ」

          カステラが好きだ。 なんて言いつつも、小さい頃から今に至るまで、それほどカステラを食べた記憶はあまりない。 勝手にカステラは長崎の人のものだと思っていたし、ましてやきれいにまっすぐ切られ、立派な箱に入ったカステラを食べた記憶はほとんどない。 ただ、何年かに一回、山口に旅行にいく通り道にある和菓子屋さんでいつも買ってもらえていたカステラの切れ端。 切れ端といっても、大きな型で焼いた時の端っこなだけで、サイズ感としてはかなり大きかった。 これが本当に、本当に美味しくて、

          幸運の黄色い「カステラ」

          インスタ映え

          最近よく耳にするインスタ映え スマホの普及により、誰もがカメラマンになりSNSの普及により、誰もが発信者になる時代になりました。 そして、「いいね」という共感を求めて何が本当なのか、他の人と自分とを比べて何が自分の正直な気持ちなのかわからなくなる時も。 そんな自分も、SNSやってるんですけどね(笑) 以前、テレビ局からの取材オファーがありました。テーマは、「インスタ映え」 担当の方も、あじ福のインスタを見ていただいて、オファーしていただいたみたいで。 いざ取材当日

          和菓子教室が面白い!

          更新スピードが早い! と思われるかもしれないですが、今回の投稿は以前Facebookで書いた和菓子教室についてです。 そのままコピペです(笑)ではでは。。 最近では、大変ありがたいことに和菓子教室のオファーを各地からいただいております。 そこで、今回僕が和菓子教室を開催する思いをここで少し整理しておこうと思います。 今では、県内、県外含めて一般の方。保育園、幼稚園。小学校。中学校。高校。病院。施設。海外の方。などなどいろいろな場所で、いろいろな方々と和菓子教室を開催

          和菓子教室が面白い!

          手のひらで咲いた、小さな春「桜餅」

          「あ〜今年も春がきたなぁ」 お店に並ぶ桜餅を見ると、心が暖かくなります。 和菓子は全体を通して、季節を先取りしますが、桜餅に限っては特に、桜が咲く季節の前に食べたいなと思うお菓子。 桜が咲くのは一年の中でもほんの一瞬。 蕾がついたと思えばパッと咲いて、気づいたら葉桜になっていて、今年の桜ももう終わりか、なんて毎年思っている気がします。本物の桜が咲いている、この短い期間だけはせめて本物を見つめていたい。 だから、私は「桜が咲くのはいつかな〜」と、開花を楽しみにしている

          手のひらで咲いた、小さな春「桜餅」

          和む空間

          ついに3日連続の投稿! 飽きっぽい性格の自分にとって、3日連続で更新するとは!明日から大人しくなりそうです(笑) 昨日、一昨日と理念のワード1つずつについて書いてきましたので、何とか続けて今日まで書きたかったのです。 が、この記事書いてる途中で、昨夜爆睡(笑)1日空きましたが、それもまたよしということで。。 「美味しい和菓子で楽しい時間と和む空間を」 の、「和む空間」について。 そもそも、よく言われるのが 「和菓子と洋菓子の違いって何ですか?」 ってことなんで

          楽しい時間

          座右の銘が「LIFE is LIVE」の岩ちゃんです。 昨日は、あじ福の理念 「美味しい和菓子で楽しい時間と和む空間を」 の「美味しい」部分について少し書いてみました。今日は「楽しい時間」について少しほど。 県外での修業先から鹿児島に帰ってきて数年後、県内のとある陶芸家の方に誕生日プレゼントで和菓子ケーキを作らせていただいたことがありました。 その時に、窯元の方から 「あじ福さん、僕らの作品は作れば半永久的に残るけど、あなたの作品は、食べたら無くなってしまうよね。

          何を大切にするか

          今日は、あじ福という店に対する僕の考え、想いというものを少し書いてみようと思います。 ここ数年、メンバー(従業員)が加わったことで、あじ福がこの先どこに向かっていけばいいのか。みんなで共有しておいた方がいいなと思うようになりました。 どうしたいか、 どうなりたいか、 考えましたが、結果何を大切に生きたいか。 という考えに落ち着きました。 一般的には「理念」ということになると思いますが。あじ福で大切にしたいことは、 「美味しい和菓子で楽しい時間と和む空間を」 で

          何を大切にするか

          あじ福って何屋さん?

          はじめまして 鹿児島県姶良市という場所で「あじ福」という和菓子屋で代表でもあり、職人でもある岩川 中(あたる)です。 そうです、僕が岩ちゃんです。 そんな僕が考えてる「おかしなはなし」をこちらで書いていけたらと思ってますので、よろしくお願いします。

          あじ福って何屋さん?

          今年も元気に鬼退治!食べて「鬼」と仲良くなろう

          「鬼さんこちら!手の鳴る方へ!」 桃太郎の鬼退治にかくれんぼ。友達と走り回った鬼ごっこ。 子供の頃は随分「鬼」と一緒に遊んだ気がします。 鬼がいいやつか悪いやつか、と聞かれるとちょっと困ってしまって。 一見悪者だけど、みんながやりたがらない役をやってくれていたのであれば実はヒーローだったのかもしれないなぁ。 大人になった今、もし鬼と触れ合える機会があるとするならば、それは一年に一度の節分だけではないでしょうか。 その昔、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられて

          今年も元気に鬼退治!食べて「鬼」と仲良くなろう