ファッションと当時の気分を雑に振り返る

四連休(月曜有給とれたのです)の深夜ということで、物思いにふける気分でとりあえず文字を書きたくなることありませんかね。

きっと緩くもの書いてる人は大体そんなノリで書いてると思うんです。「は?もっとまじめにやっとるわ」の皆様、ごめんなさい。

幼少期~初期クソガキの時分

鼻くそほじってるころです。両親から買い与えられた洋服を脳死で「わからんけど着てる」という時分です。
でもなんか”なんか知らんけどお気に入り”みたいな洋服があったのは確かなんですよね。着こんだスウェットとか。
おさがりの服でも両親に買ってもらったものでも、なんか違う・これは好き等々で言語化もできない愛着?か何かがあった覚えがあります。
もしかしたら”前にこの服汚したら怒られたんだよなあ…ちょっとこっちの服着てみよ」とかしてたかもです。
まあ鼻くそ時代なんで、正直あまり記憶ないです。

中期クソガキの時分(小学校高学年ぐらい)

スポーツばっかりやってたんですが、となるとほぼジャージ。
でもジャージにも好き好きあった記憶があります。
サッカーの時はシャカシャカした上下(今思うとかなり安いやつ)・ディアブロのトレーニングシューズ(これも格安価格)を登下校に履いてた覚えがあります。
小学生のコミュニティなんて、大体「一緒にショップ行こうぜ~」つってワイワイしながらお店に行って、皆ノリでお小遣いでそれぞれ好きなもの/あこがれの選手のモデルを見て「高いけど、買っちゃおうかな」って軽めの清水買いをして、帰りの電車賃を友達に借りるみたいな定型的なちょい阿保ムーブですよね。今の子たちもそんなことしてるんだろうか…

なんやかんや、誰かと服を選ぶというのはこの時期に”ふむ、みんなこうして服屋を選んで買うのか”と周りの感覚を知った気がします。特に「あこがれの何か」が一個のフックになるんだ、という周りの動きについては「ふーん、なるほどね」となっていた記憶があります。

思春期前半(中学生ごろ):00年代中盤

中学ではスポーツ路線をフェードアウトし、授業・塾・空いてるときに友達とウロウロをしてました。衣服でいうと徐々に、ってか急速に興味が出てきた頃合いです。なんか周囲の人もワタシも制服を着るのが嫌いだったので、学校終わってからすぐ着替えて塾やら遊びに行くことが多く、私服を着る機会が多くなったんです。
すると自然と、そもそもどんな服を皆着てるんだろう、とぼんやり興味がわいてきました。
当時は雑誌も色々あり、立ち読みなんかで「ふむ、なんか知らんけどこれはおしゃれっぽい。なんかかっけえ。」っていうのがいろんなジャンルで徐々に形成されていったんですよね。ファッション誌で特に周囲で人気があって自身もよく見てたのが

・Smart:なんかマイルドなストリートっぽい感じだった記憶
・Cool(だっけ?):Smartよりストリート色が強い感じだった?
あたりを見て、「なんかちがうな・・・」となり、
・Choki-Choki:美容師読モ中心のストスナ
・Popeye:今とは全く別物で、モードブランド中心だった気がする(祐真朋樹:スー様)が定期連載とかやってた
あたりを見て、「ファッションおもろいやん!!!!!」
となり、Popeyeと装苑を定期購読してました。

服を買わずとも、なんか写真とか見てるのが楽しかったり、こんなかっこいい服あるんだと読んでるのが楽しかったんですよね。
というか当時好きだったガレージロックやパンク、オルタナあたりの雰囲気を感じられるコーデが色々載ってたのがこの辺の雑誌だったからかもです。
あとこの辺の雑誌、服を通じて文化や思想、音楽の趣味に引っかかることがあって、「あー、デザイナーってすげえな」というのを思春期ながら感じていました。
そういえばEYE-Screamとかいうカルチャー雑誌もよく好きで読んでました。あれまだあんのかな。

どこを見てもエディスリマンだったなあ。くそカッコよかった。クソガキには買えなかったけど。とりあえずスキニー履きたくて、Cheap-Mondayのデニムを数本買ったなあ・・・。
あとリックのセカンドラインがセールで売ってて、バイト+お小遣いで頑張って買った記憶あるな。履きこみすぎてリペア不可能な状態になっちゃたけど…

当時、雑誌の写真やコーデを見ては古着屋に行き、「ああいう服売ってないかなあ」と色んな場所の古着屋を回っていました。
最新モードの服はなくとも、なんかこうムード?が似た服を探し回ってました。

古着屋の人に「このデザイナーはこういうのにインスピレーション受けること多いらしいよ」とか本当かどうかもわからん話を「へーーー」って感心してました。とりあえず原宿に行ってみようの精神で、VoiceやBer-Ber-Jinの通りをウロウロしてた記憶があります。

思春期後半(高校生ごろ):00年代中盤~後半

バイトをしだして、ちょっといい服が買えるようになり、憧れてた服に手を出し始めるようになります。
が、そこで最もあこがれたのがルカのランバン。
シーズンが全く思い出せないけど、ワイドなシルエットのベージュのセットアップ。これがもう当時のワタシに衝撃を与えた。
「これがモードか…エレガンスか…(ボキャ貧)」とNHKの深夜にやってたファッション通信とかいう番組で、釘づけにされた。
まあでも買えない。無理。

雑誌やウェブサイトを色々と物色し、「はあ…かっけえな」とする日々が続いた。セールや古着でセカンドラインのものを買ってみたり、ヤフオクとかでグッと来た海外のヴィンテージの服(なんかやたら安かった。いまでも着れるぐらい生地の質がいいのがゴロゴロあった)を集めてみたり。

なんかいっぱい好きなデザイナーいたな。ランウェイ見るのも本当に楽しかった。
マルジェラ、マックイーン、ディオールオム、アン、ドリス、マークジェイコブス、アンダーカバー、ヨウジ、リミ、Y'sレッド、ギャルソン他にもいっぱい。なんかマックスマーラのコレクションとかもすごい素敵だった記憶がある。

このころ装苑賞取った方のトレンチコートを色々パターン切り替えて作ってたやつ、あれすげえカッコよかったな。あの方今どこで働いてんだろ。独立してんのかな。
(82回の装苑賞を受賞した中山さんのことでした。)

買えなくても、見ているだけで幸せだった。

そのころ自分で何着てたんだっけ…
音楽の好みとかでモッズバンドやUKガレージにはまって、とりあえずモッズスーツ作ったりしたな。あれどこ行ったんだろ。ドクターマーチンとコンバースのハイカットも履きまくってた。

古着や頑張ってどうにか買った憧れブランドや、ミリタリー系の比較的手に入れやすい上着類やら、上記の国外ヴィンテージをどうにか合わせてきてた気がする。あと貰い物のSchotのライダースをすごい大事に着てたなあ…今もお手入れだけしてる思い出の一着(最近肩こりで着ていない)

大学生ごろ:10年代前半~中盤

大学に入ってから、憧れブランドが少し近くなって「ええい、ままよ」とシーズンに一回ぐらい何か買うことが多かった。
が、授業やらサークルやらなんやかんやの諸々であまりコレクションを見る機会は減ってしまった気がする。

一方で、Yooxで「よくわからんけどここ面白そう!!」と物色する機会がめっちゃ増えた。知らないブランドが玉石混交でゴリゴリのセール価格(シーズンだいぶ前のやつも多いけど)で買っては試ししてみることがとても増えた。お気に入りのブランドを見つけたらいつの間にか取り扱いなくなってるのもなんか面白かった。

なぜかYaecaのガーゼシャツが好きでよく着ていたけど、あいつらどこいったんだ。1枚が何かにひっかっけて昔のパンクスみたいな状態になって処分したのは覚えてるけど…

社会人になってすぐ:10年代中盤~10年代後半

ど僻地に赴任したこともあり、ほぼ出かけることもなくなった。
そして職種的にも私服を着る機会がほぼなかった。
服の空白期間ができてしまった。
といいつつ、暇つぶしにYooxをみてはポチり、ザッピングしてファクトリーブランドを探す日々になった。この辺でモードへの関心がぐっと落ちていく。そしてなぜか靴ばかり買ってしまう病にかかる。
多分、10年代からのノームコア的トレンドも間接的に影響を受けてたのかも。(靴病は、多分暇で磨きたくなったから)

社会人になってボチボチ:10年代後半~今頃

引っ越し等々で服を見回したことをきっかけに、ファッション熱がやや再熱。
あれ、好きなものたくさんあるじゃん!!と改めて気づく。
そうなると、ときたま「よし、お前の仲間を呼んでくるぜ!!!!!」と急に足袋ブーツを買ってみたり、ファクトリーブランド(だと思ってたブランド)をよくよく見たら「え、マックスマーラのデザイナーだったの?」とか、色々出てくる過去の熱と今の手持ちの共鳴。

また「冷静に考えて、ユニクロと無印ってすごくね?」と現代マスプロの威力と技術にビビる。デニムとか、よくできすぎだろ。

今後の方向性(模索中)

  1. ユニクロ・無印に迎合しつつ、愛おしきファオタの欠片達とともにリアルクローズ路線を緩やかに歩む

  2. カジュアル方面へ全振りし、着やすいものを着るベクトル

  3. テック系ファオタに進化する

  4. モード沼にもう一度はまってみる

うーん……


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