技術は想いを聴かせるためのマナー、と9月19日の日記
二日間の小さなまちの音楽イベント「SORANOYAMA」が終わり、ちょっと思ったことを書こうと思います。
概要とか出演アーティストは、こちらからどうぞ〜!
さて、ぼくはこの二日間、会津若松に家族で帰省をして、日中はふらふらといろんなところを巡ったのち、夕方16時には猪苗代でイベントに参加するという過ごし方をしていました。
結論から言うと、『最高』だったんですが、一日目、二日目とそれぞれに別のアーティストで、それぞれにすごく楽しめて、人生はじめての「レコード(7インチ版)」を買うに至ったわけです。
実家にあるレコードプレーヤーで一度試してみたいと思っていますが、まだやってません。
あと、そのうちには東京の自宅にもコンパクトなプレーヤーを買うことになると思っています。
これから、レコードどんどん聴いてみようと思います。
まぁ、それはいいとして、それほどまでに心の中は熱狂だったわけで。
このイベント教えてくれた友人にはとても感謝ですし、なんだかすごくほっこりとした時間なわけです、今。
ゆっくりと湖に沈んでいく夕陽を見ながら、アーティストの演奏を聴きながら思うのは、やっぱり技術があって初めて心に沁みてくるものってあるな、ということ。
全員が全員違う歌い方で、歌っている内容も、込められたメッセージも違うわけなんですが、やっぱり「上手さ」があるんですよね。そこには。
で、それって考えてみたら、聴く側にとってもストレスがないという意味で、「”上手さ”ってマナー」なんだな、と思ったりしました。
これが例えば、音やリズムが変にずれていたり、楽器の演奏が下手で間違ってばかりいたら、ぼくだったらそれが気になって気になって仕方ないんですよね。
でも、そういうことってやっぱりプロにはない。
上手さはマナーであり、礼儀であるなぁと、気持ちにも物理的にも距離が近い、今回のような音楽イベントを聴いていて思うのでした。
巧拙のレベルというよりも、もしかすると一定以上の安定性なのかもしれないですね。
一定以上はもう青天井なんで、あとはとにかく驚嘆するだけなんですが。
そう言う意味では、感動的に「上手さ」を感じたのが、今回大トリだった「光風」。
最初、幕間でPAのチェックをしている時からすでになんというか、空気感があって、しばし聴き入ってしまっていました。
で、カットギターを鳴らし始めてからは完全に彼の独壇場。ゆるい音楽会だったはずなのに、ぼくも気づいたら立ち上がって手を打ち、リズムに身体を揺らしていました。
うーん、すごいな。
今回出演のアーティストについては、それぞれSpotifyでぎゅっとまとめたプレイリストを作ってみました。
まぁ、そもそもどのアーティストもちゃんとは聴いたことがなかったので、これから買ったレコードやCD、カセットテープを聴きながら好きな曲を編集していこうと思っています。
というわけで、4連休は読んで文字のごとく「遊んで」いますよ。
今日の一曲は、絞りきれなかったんで、上記のプレイリストを。
相互編集可能にしておいたんで、もし追加などがあったらご自由に。オープンソースです笑
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9月19日(土)
朝、5時15分に起床。
思いのほか目覚めがよくてびっくり。まぁ、23時に寝たからそりゃそうかとも思う。
朝のルーティンをこなしつつ、帰ってきてからは旅の支度を。
セブンで買ってきたもち麦のおにぎりやら、妻の作ってくれていたポトフを食べたりなどして、コーヒーも淹れて朝ご飯。
家族みんなでわたわたと準備をしてから、10時30分頃に出発。
東京駅から新幹線に乗って郡山へ。
上野で指定席の隣に乗ってきたのがつい最近連絡を取り合っていた友人夫婦とその生まれて3ヶ月ほどの赤ちゃん。
もうこれはすごくびっくりで、しばらく最近の話や子育ての話などをする。ゆっくりと福島に向かっていく。
郡山で友人夫婦とお別れし、ぼくはレンタカーを借りる。
今回は東京のレンタカーは満車が多くて、やむなく新幹線+レンタカーというルートにしたけど、もしかするとこれが最強かも、と思った。
家族がいると3人で“個室”で移動できるから車は結構、楽。今後は合わせて安く手配できるような方法も考えていこうと思う。
14時過ぎに猪苗代へ到着し、湖畔のドライブインで休憩がてら蕎麦などを食べる。
湖の水で遊ぶ娘と妻を見ながら、「やっぱり来て良かったなぁ」としみじみ思う。
それから車で15分ほど走らせたところにある「デンデンコーヒー」でコーヒーをテイクアウトしてから、イベント会場に入る。
妻に車を預けて、娘とゆるゆると会津に向かってもらう。
妻はぼくよりも運転好きで、バイク親父を持ったおかげで二輪免許も持っているので安心して車も預けられる。
田舎で持つべきは、運転できる妻。
まぁ、すごくたまたまな話。
それからアーティストの演奏を聴きながら、バターチキンカレーを食べたり、温かいドリンクを飲んだりしながら夜まで過ごす。
演奏が終わったあとも、焚き火の時間があって、火を眺めながら、周りの人と話し込んだりなどする。
去年の11月に「コーヒー屋」として出店させてもらったイベントがあったのだけど、そのときにお世話になった方とも久々に再会し、近況などを話す。
こういう機会、作れてすごくよかった。
その後は知人の車に同乗させてもらい、一軒ラーメン屋に寄ってから若松の市内の実家まで送り届けてもらう。ありがたい。
実家では家族一同みんなそろっていて、ご飯を済ませたところらしく、少しゆったりと話したあと、軽くウイスキーを冷水で半分に割ってちびりとやりながら、noteを書く。
最近朝がめちゃくちゃ早いのと、疲れもあって、すぐに眠くなるので、ぎりぎりnoteを上げたあと寝ることに。寒いところにいたのもあるかも。
実家の和室は、なんであんなにぐっすり眠れるのだろうか。昔からとても不思議。
ぼくも誰かの応援をしようと思います!