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「信用農業論」を読んでまた考えること、と10月25日の日記【あと68日】

「信用農業論」というタイトルの文章があります。雑誌「SWITCH」の2017年3月VOL.35、№3で検索すると出てきます。「特集 ほぼ糸井重里」の回の巻頭記事のことです。

この「記事」を読むといつも、「本にしてくれ!」と思います。

アルバム一曲目の曲がすさまじく良くて、アルバム買ってよかった!できたら、“シングルカットしてほしい曲”みたいな時ありますよね、ぼくにとってはまさにそれなんです。


さっそく、冒頭のリード文を引用します。


毎週水曜11時、「ほぼ日」の会議室で糸井重里のミーティングがある。
「ほぼ日」の全スタッフが参加する。
毎回糸井はテーマを決めて項目立てを整理して言葉を紡ぐ。大事なことは繰り返し繰り返し伝えること。通底するのはシンプリシティということだ。
2016年12月14日の水曜ミーティングのテーマは「信用農業論」
このミーティングを再構成して掲載する。


こういう書き出し。

で、そこからは、糸井さんが考える、「信用」というものについて4章に分けて書いてあるんです。

ぼくはこの数ページの文章をとても気に入っていて、ことあるごとに読み返しては、友人にこの雑誌ごと薦めています。「だまされたと思って、読んでみて」と。

ちなみに、ぼくは人に何かをおすすめするのが本当に好きなんですが、結局紹介した人がどう感じて、どう動くか、どう響くのか?が、最も重要なわけです。

おすすめしても、結果何も起きませんでしたでは“ただの徒労”なんです。

その時、行動を起こさなかったとしても「そういうものだ」という認識を心に刻んでもらうと、その後の人生でふと見かけたときにフラッシュバックが起きるんですよね。

ああ、この「フラッシュバック」って言葉、ちょっと薬物っぽくてイヤですね。笑

これだけ考えて、工夫をこらして人にものを紹介しているんですが、「もうとにかく信じて、1回だまされてみて」という時も結構あります。

それはもう、「買ってみて!気に入らなかったらお金ぼくが出すから!」みたい感覚に近いです。実際に請求がきたことは今までなかったですけどね。笑

この「神回」のSWITCHについては、身の回りの友人にもたくさん薦めました。「とにかくいいから、買って読んでみて」と。

それで何人の方が動いたかは正直わかりませんが、相当数薦めました。そして今でもこうやって。笑

こうした紹介行為も、1つの「信用」だと思うんです。

こいつが言うなら買ってみようかな、とか思ってもらった時点でそこそこの信頼があると思うんです。で、実際に買った人は、それを読んで「よかった」「そうでもなかった」と思って、薦めた人に対する信用の上げ下げが起こる。でもまぁ、アクションする人っていうのは、だいたいにおいて「自責で動く人」ですから、あんまり関係ないかもしれませんけどね。

ただ、今日はとにかくこの「神回」をみなさんに読んで欲しくて。
この巻頭特集を読むためだけでも、買う価値のある雑誌だと思っているんで。

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今日の一曲

コブクロの二人、ぼく好きなんですよね。

今となってはかなりBIGなアーティストになっていて、二人とも喉を痛めてお休みしたり、国家斉唱したり、なんかいろいろとやってますが、昔自分がギターを弾いていた頃に聴いていた冬の曲があるんです。

冬から春の曲だから、“ちょっと先”ですけどね。「風」という曲。

今みたいに寒い季節になると、無性に聴きなくなる曲なんです。

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10月25日(日)

朝4時に目覚める。馬喰横山のホテル「CITAN」にて。娘が隣で寝ている。

外は暗くてまだ朝がはじまっていない。

前の晩は娘とわいわいして、二人だけでの初めての外泊に自分もテンションが高かった。

娘といっしょに、遠くに旅に出れる日もそんなに遠くないかも知れない。

そんな時のために、今も、いろんな景色を見よう。

しばらく日記をつけたり、本を読んだりして、noteを1本書く。

この朝方の時間に書くときは頭の回転がやっぱりものすごく早い。早いというか、澄んでいる。そう、スッキリしている。

朝の執筆習慣、いいかもしれない。

8時頃になって明るくなってくる、ぼくはずっと起きていて、娘ももぞもぞ起き始める。

普段と違う風景だから目覚めたときにびっくりするに違いない。

「ここどこ?」ってなる。笑

自分もそうだけど、目を開けたときにいつもと違う風景で目覚める朝はとても刺激的だ。

そういう気分を娘にもたくさん味わって欲しいと思う。もちろん、いつもの家族といつもの風景もたくさん過ごしていたいけど。

9時頃になって、下のカフェが開くので娘とクロワッサンとバナナケーキを注文して、ぼくはポットにコーヒー(ボリビア)を淹れてもらう。

娘は、オレンジジュースを氷抜きで。

しばらく地下のラウンジでのんびりして、近所に散歩に出る。

公園を見つけてそこまで歩いて行くと、たくさん朝から遊んでいる子どもたちがいて、娘もそれに混じって遊ぶ。

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こういう時、「コミュ障」って言葉は、大人が作り出した「免罪符」かなと思ったりもする。順応する力、すごい才能。

その後は一旦宿に戻り、少し休憩して荷物をまとめて11時チェックアウト。

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フロントで、Noritakeさん発見した。

モーニングがとても美味しそうだし、公園で遊んでお腹も空いていたので、しっかりブランチをとることにする。

アボカドののったトーストと、クロックマダムをひとつずつ。今度はコーヒーはなしで純粋に食事をたのしんだ。

このブランチメニュー、すごくおすすめだぞ。

それから、同じく友人たちと外泊していた妻と、原宿駅で合流。

駅の上にできたばかりの猿田彦珈琲へ。この世界観は圧倒的。

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なんども言うけど、ブルーボトルと猿田彦は今都内でも「規模」と「センス」が抜群にかみ合ったいい展開の仕方をしていると、心から思う。

猿田彦、また行きたい。

3人合流して、ゆっくりとコーヒーなどを飲んでから、以前から気になっていた表参道のお店でお昼をとることにする。

ぼくと娘はブランチ後だったのだけど、妻がお昼に何も食べていなかったから。「CBC」という青学の近くの路地に新しくできたおもしろいお店。

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KINTANというお肉のお店があるのだけど、そこの系列店。コーヒーショップも併設していておもしろい形態。近くに行った方はぜひ。クリエイティブにかなりこだわっている。

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その後は、帰宅して、ぼくと娘は昼寝。かなり動いて疲れた。昼寝しながら山下達郎のサンソンをラジオで聴くも、ほとんど寝落ち。

起きてからまた聴き直す。

妻が野菜と鶏団子のスープを作ってくれていたので、それを3人で飲んで、お風呂に入り、また寝る。

娘と二人で少し緊張もあって、楽しい週末。

そして、よく寝れたいい日!


ぼくも誰かの応援をしようと思います!