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物体としての「カメラ」をあえて持つ理由、と9月24日の日記

スマホがどんどん性能がよくなってきて、一時期は「カメラ」不要論ありました。

ぼくの中での話です。

「サイフもカメラも音楽も、全部これひとつに入ってるから、手ぶらでいいよね」みたいな感覚で、どんどん持ち物をそぎ落としていた時期もありました。

でも、気づいたんです。

「スマホで写真を撮る」っていうことは、その先に「シェア」がある。

例えば、「インスタのストーリーズにあげる」とか、「ツイッターに画像添付する」とか、友達に「LINEで送る」とか。

つまりは、体験のお裾分け。

この部分について、ぼくの大好きなあいみょん先生、雑誌「SWITCH」のインタビューでこんなことを言っていました。

ちなみに、映画「浅田家!」の特集なので、写真好きな方は必見の内容ですね。

今回は、内容が「ニノ」だったので妻に言ったら即買いしてくれまして、ラッキー。

 #妻はジャニヲタ

では、ちょっと長いけど、引用します。

以前は誰かに見てほしくて写真を撮っていたところがあったと思います。だからどんどんインスタにも上げていたし、今でも自分でいい写真が撮れたなと思うこともたくさんあるんですけど……なんだろう、そんなに自分自身のプライベートのな思い出をそこまで人と共有するものでもないのかなって(笑)。思い出は自分の中で留めておくべきものでもあるし、後々見返した時に、自分が思い出すための材料になればいいなと思っているので。私が写真を撮る理由は、自分が思い出せない記憶を辿るためなんだと思うんです。

とまぁ、ここまで。

この中に今日ぼくがいいたかったことがほとんど含まれていて、あらためてあいみょんすごいなぁって思いました。

きっと彼女、本当に写真を撮るのが好きで、やっているうちにいろいろと考えも変わったりしてきたんだろうなぁって思います。

また、好きになってしまうなぁ、まいったなー。ファンクラブ入り直すかな、そろそろ。

で、本題。

個人的には、カメラでも、スマホでもいいとは思っているんですが、スマホっていろいろな機能がついているせいで、どうしても「写真だけ」に集中することができなかったりします。

ぼくの集中力が豆腐レベルだからというのもいあるんですが。

 #豆腐に謝れ

なんというか、カメラを起動して、対象に焦点を当ててボタンを押す。

と、ここまではスムーズにできると思うんですが、スマホを持っている時と、カメラを持っているときでは、あいみょんのことばにある「誰かに見てほしくて」という気持ちのあるなしという点で、だいぶ大きな開きがあるなぁと思ったんです。

その、つまり、”撮ってから出すまでの間隔”という意味で。

スマホで撮っても、カメラで撮っても、家族や友達に「その風景をよりよく切り取りとって見せたい」と思うこと自体は、全然普通のことだと思うんです。

ただ、それがあまりにもシームレスにできすぎることで、余計な邪念が入るというか。

この辺、もうちょっとことばを詰めることが必要ですけどね。

ぼくはそのあたりのことに、個人的にちょっと違和感を感じて、去年のゴールデンウィークにカメラを買ったんです。RICOHのGRⅢというやつ、これです。

で、これがなかなか機能もたくさんあって、今でも使い切れていないんですが、一生使い切れないと思うんです。笑

だから、そこはもう諦めていて、とにかくこれを持ち歩いて、”気持ちに素直に撮る”ことにしている。

「持ち歩く」という意味で、ぼくにとってはこのコンパクトさがやっぱり最重要でして、「一眼レフ」は、無用の長物だったわけです。

あくまで個人的には、です。

「浅田家!」取り上げといて、申し訳ない展開だけど、ライフスタイルだから仕方ない。続けていけば、そのうちほしくなるかも知れないですけどね。

カメラで撮った写真は、まぁ、シームレスにスマホに転送するみたいなこともたぶんできるんでしょうけど、それはあまりこだわらないんです。

気が向いたときに撮りためたフィルムを現像に出す、みたいな間隔で専用のアプリでスマホに移していく。

そうすると、やっぱり素材がいいわけです。

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すごいものを撮っているわけではないのに、そこになぜか空気が入る。そのときの雰囲気までもしっかりと捉えてくれる。

そこが、カメラのいいところですね。

あとは、娘の話。

小さい頃から、スマホで写真を撮られることになれている娘。

いつだったか、「写真」の話をしているときに、スマホを取り上げておもむろにこちらに向けたんですね。

それを見て、「ああ、それはカメラじゃないんだよ。」って思ったんです。

そこから、「カメラ買おう」って思った。

将来的に、カメラの生産が全部なくなって、それがすべてスマホに置き換わる未来がくるとしても、小さい娘には「カメラ」という物体としての道具をちゃんと認識しておいてほしい。

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ぼくがカメラにした理由、実はこれが一番だったんですよね。

おかげで、今は、写真を撮るときには、スマホではなくてカメラを持つようになった娘。

写真家になってほしいわけでもなんでもないけど、”インスタントな体験”ではなく、持つなら本物、実物を持ってほしいというのが、ささやかながら親の想いだったりします。

というわけで今日はここまで。

忘れがちな“今日の一曲”をどうぞ!

今日は、あいみょんの話が出たので、最近聴いてとてもいいなと思った、中国語カヴァーのものを。おすすめです。

それでは!

 *

9月24日(木)

ようやく、社会復帰の日。

ただ、今週は木金ともに「全社員在宅ワーク」のテスト運用の日で、社内では「zzプロジェクト」という名前がつけられている。

”全社員在宅”だから“zz”って、なんだかお昼寝しているみたいだな、と思う。

まぁ、いいや。

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今週は早く寝ようと決めていたので、前日水曜は21時半に早々に寝た…正確にはベッドの上で気絶した感じ。

そりゃ、早起きして、歯医者行って、サウナ行って、映画観てたらそうなる。

うん、しっかりと4時半に起床して、朝の読書やnote書くなどする。充実の7時間20分睡眠。

明るくなってくる。

少しずつ、夏から秋への変わり際。

余談だけど、枕草子よろしく、最近のこの時間の、“やうやう白くなりゆく山際”な感じがとても好き。「春はあけぼの、秋は夕暮れ」だから、本来は時期も違うけど、なんだかリズムがいいので書いておこう。

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ウォーキングと5分だけランを。

たしか少し雨だった気がする。覚えていない。気持ちいい涼しさ。上着が必要。

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どうでもいいけど、持ち方トトロっぽい。

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帰宅してすぐ、妻にコーヒーをドリップする。

たしか、ケニアの中深煎りだったか。普段よりも若干浅めの焙煎のものだったから、少し酸味を感じる。おいしいことには変わりはない。

最近、午前中はコーヒーで、午後はできるだけカフェインをとらない生活をしている。夜なんかは特に。

そうすると、21時過ぎくらいからかなり眠気がくるので、寝る支度をするようになる。

いろいろやりたいことはあるけど、これが身体的には自然なんだな、とわかる。また、余談。

シャワーを浴びて、支度をし朝ご飯。

納豆、ごはん、味噌汁、友人が送ってくれた地元福岡「かば田」の明太子をまるまる一個いただく。これ、おいしいので定期的にほしい。笑

娘を起こして支度をさせて、幼稚園に送る。

9時半近くになったので、事前に電話入れる。遅れます、と。でも、在宅ワークの日なので、気持ち的にはかなり楽。通勤時間分がバッファで心の余裕。

家に戻ってきて、洗い物をしてから、パソコンをオンにして勤怠をつける。

そのあと、さっそくコーヒー淹れてる自分。在宅勤務だとカフェイン中毒になりそうで怖い。やっぱりカフェインレスの研究を進めようと思う。

ミーティングなどして、お昼はしばらく行ってなかった近所の喫茶店でナポリタンとブレンドを。

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この店はもう5,6年は通い続けてる。まもなく40年くらいの老舗。70過ぎのマスターがとても紳士で、一人店を切り盛りしている。いつも応援するつもりで入って、逆にエネルギーをもらって帰ってくる。良いお店です。

江古田のトレボン。

Cafe de TRES BON(トレボン)
〒176-0004 東京都練馬区小竹町1丁目56
https://goo.gl/maps/4nDyuyDw5q5WzdJw9

午後は、やることもあって、あっという間に夜になる。

在宅の二日間はぼくが夕飯の当番をすることにしたので、夕飯のメニューを考える。

勤怠を切って、夕飯作りにとりかかる。

ご飯は前日の残りがあるのでそれを温めて、具だくさんの味噌汁を作る。これは得意料理。

あとは、サワラの西京漬けが買ったあったのでそれを焼く。これ、旨いに決まってるんだ。

その後は、洗い物は翌日朝にペンディング。

お風呂に入り、早めの就寝、22時20分。

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