6/2

4:53起床。

今朝は晴れ。
空は、いつもはブルーグレーの層が、
ラベンダーになっている。
それに、朝陽の色がいつもより濃い。
毎朝観察しているから気付いた、
些細な違い。

昨日見た夢。
とある学校で、
(実際に見たことも聴いたこともない)
僕は、美しい人に出会った。
顔はおしろいでまっ白で、
まゆ毛はまろで、
唇にはちょんと紅をつけていた。
僕は、その人に導かれるまま、
山奥へと連れていかれた。
いや、
僕の方が連れていったのかもしれない。
僕に、そういう使命があるとかで。
その人は、実は山の神様?で、
涙ながらにお別れして、
帰りは「絶対にふり返ってはいけませんよ」と念を押されて、
僕はその約束を忠実に守って、
下山しましたとさ……。
いい話だった気がするから★4。

体の調子はいい。
なにせ、昨日の19時から寝ている。
そして、今もベッドの中。
今、横になったままこれを打っています。

お金が無い。
いや、今月充分に生きていけるだけのお金はあるし、
来月末になれば、
また雇用保険の受給があるんだけど、
蓄えというものが、あまり無くなってきた。
なぜか。
先月末に受給した雇用保険が、
いつもの1/2の額だったからだ。
(ちなみに、今月末には元に戻る)
そこには、さまざまな事情がある。
(僕が何かやらかしたとかではない、
 念のため)
とにかく今月は、
前の職場も半年かそこらで辞めた僕の、
心もとない蓄えを、
切り崩しながら生活することになった。

そういえば、
「雇用保険」だの「辞めた」だの、
ここでは、いったことが無かった気がする。
僕は、働いていません。
とはいえ、
2ヶ月前から職業訓練に通っているし、
就職活動もしています。
なので、そこら辺はお気になさらず。

僕は、半年前に仕事を辞めた。
1年も、もたなかった。
職場も、そう判断した。
僕が、ここで働くことは厳しいと。
僕も、ずっと苦しかったから、
辞めたときは、少しほっとした。
ずっと、海の奥へ奥へと潜っていて、
ようやく、水面から顔を出せた気分だった。
でも、それは大げさじゃなかった。

働き始めて3ヶ月を過ぎた頃、
僕は、職場で発作を起こすようになった。

突然、咳が止まらなくなる。
止まらなくて、吐き気をもよおす。
ときには、これも、突然、呼吸が浅くなり、
動悸が激しくなることもあった。

発作は、毎日出るわけじゃなかった。
日によって、全く出なかったり、
1日に3回以上出ることもあった。
呼吸器内科にお世話になってみても、
「異常はありません」といわれるだけ。
周りの心配そうな目も、迷惑そうな目も、
僕は、怖くて怖くてしょうがなかった。

退職した次の日から、
発作はぱったり出なくなった。
ああ、そういうことだったのか。
僕は、ようやく腑に落ちた。

僕は、ニートだ。

ニート(イギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)
とは、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語である。日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行っていない者を指しており、「若年無業者」と呼称している。
――Wikipediaより引用

パートナーは「違うよ」という。
僕は職業訓練に通う前から、
ハローワークとか、
若者サポートステーションとか、
いろんなところにお世話になっていて、
いわゆる求職活動というのは、
ずっとしてきた。
だから、
「そんな人はニートなんていわないよ」
と、パートナーはいってくれた。
(ちなみにパートナーとは、
 僕が退職する1ヶ月前に出会った)

そうだね。
僕は、その定義から外れているね。
ちゃんと働く気はあるし、
そのために必要なことはやってるし、
両親にもパートナーにも、
早く安心してほしい。

でもね、やっぱり僕はニートなんだよ。
たとえ、
いっぱしの社会人として働いていても。
僕は、「普通」からずれている。
自称じゃなくて、他称ね。
「社会の歯車」なんていい方があるけど、
他の人の歯車と、
僕の歯車の形は違っていて、
さあ回っていくぞってときに、
僕の歯車はきっと、
他の人の歯車と噛み合わないんだろうな。
「社会から外れてる」って意味では、
ずっとニートのままなのかもしれない。

まあ、何だかんだいっても、
僕が「無職」なことに変わりはない。
とにかく、就職せねば、生きねば。
今日は、履歴書の清書をするぞいっと。

追記:
たまに、
「あなたは無職だけど、
 付き合ってる人がいるからいいじゃん」
と、いわれることがある。
その度に、ああん?と思う。
パートナーと、
お金の貸し借りをしたことはないし、
たまの外食も、
各々自分が食べた分だけ支払うし、
ましてや、パートナーに、
僕という人間の負担を負わせる気なんて、
さらさらない。
パートナーを何だと思ってるんだ、
まったく。
僕が無職だろうが何だろうが、
対等に付き合ってくれるパートナーは、
立派な人です。

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