ようやく、両親と距離を置くことになった話。

10/3。

5:00起床。

天気は曇り。





両親と連絡をとらないことにした。


少なくとも、しばらくは。


感謝することもあれど、今まで(ぼくにとっては)人格を否定されるような発言をされたことのある両親とは、関われば関わるほど、ぼくの具合がひどくなるばかりだった。


さらにこの一週間、ぼくは母親とひと悶着あり、そのせいで父親も怒り心頭らしかった。


もう連絡をとりたくないとは、ずっと思っていた。


けれどそれを行動に移せば、はたしてどんな罵詈雑言が待っていることやら。


ぼくは、日に日に神経をすり減らしていた。


そして昨日、ついに「しばらく距離を置く」ことになった。


ぼくが電話口に出ると、感情が昂って話にならないので、パートナーが代わりに出ることになった。


パートナーが母親と電話している最中は、アパートの駐車場のパートナーの車内にひきこもった。


パートナーがひどいことをいわれたらどうしよう。母親はともかく、もし父親が電話を代わったら……。


けれど、全ては杞憂で終わった。


例のひと悶着の際、やはり父親はめちゃくちゃ怒っていたそうだが、後に母親は二人でぼくのことを相談してくれたらしい。


本当はパートナーの方から「(ぼくと)距離を置いてください」とお願いする予定だったが、先に母親の方から「そうしようと思っている」といわれたそうだ。


「あの子のことはつい構ってしまうけど、でもあの子の場合は構わない方がいいのよね。やっとわかったわ」らしい。


母親には今まで散々色んなことをいわれてきたけど、ここ数年はぼくのことを理解しようと努めてくれた。(その間にも傷付くようなことをいわれたのはいわれたのだが。)そのせいか、ほとんど悟りを開くような状態になったみたい。


母親が、ぼくがどんなことになっても母親でいてくれることに感謝した。(父親のことはわからないけど、だいぶひどい目に遭わされてきたから未だに憎いが。)


ちなみに、これからは何かあったら、パートナーを通して連絡が来るそうだ。


ようやく平穏が訪れたことに、ぼくは心から安心した。


親不孝かもしれない。薄情者かもしれない。そういわれてもしょうがないし、そういわれても構わない。


今はこの平穏の中に、しばらく身を浸したいと思う。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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