「もう、死んでもいいかな」と思っているけど、

10/31。

6:03起床。

天気は晴れ。





たぶん。


あれだけひどかったうつが、ようやくぼくからどいてくれた気がする。


たぶん。


こんなに「たぶん」というのは、自信がないからだよ。1時間後に、またぶり返す可能性もあるからね。


でも、大丈夫。


少なくとも、今は。


過食と過眠のせいで、調子は良いとはいえない。白湯をすする度、唇にぴりっとした痛みが走る。それに、時々鉄の味がする。感覚がおかしくなっているのかもしれない。


まあ、いいか。


少しずつ、取り戻していけばいい。


ここ数日、「もう、死んでもいいかな」と何度も思った。


たぶん、「死にたい」よりたちが悪い。


なぜなら、それはネガティブじゃなくて、どちらかといえばポジティブなものだから。(自ら死を選ぶことに、ポジティブなんてあるのか?)


新人文学賞に無事に応募し、まだまだ書きたいものがあるぼくは、それからも色々と書いている。死んでしまったら、その色々が徒労に終わる。でも、思わずにはいられなかった。


ぼくはずっと、『家族』が欲しかった。


普通じゃない(らしい)ぼくを、受け入れてくれる人を。


それは、一生叶わない夢だと思っていた。


けれど、ふとしたときに、あっさり叶ってしまった。


一生かけても叶わないと思っていたものに、出会うことができたのだ。


けれど、ずっと考えていた。最大の夢が叶ったぼくは、これからどう生きればいいんだろう? わからないなら、人生を終わらせてもいいんじゃないか? 


考えて、考えて、その果てにぼくは考え直す。


ぼくは、作家になるのが夢だった。


でも、それは手段の一つに過ぎないことを思い出した。


ぼくは作家になることで、作品を通して、ぼくみたいな人達の居場所を作りたいんだ。


作家を志した理由を、どうして忘れていたんだろう?


だから、「もう、死んでもいいかな」と思っているけど、実行には移さない。その誘惑には、負けない。ぼくには、まだやらなきゃいけないことが残っている。


ぼくの作品を求める人がいるかどうか、まだわからない。まずは、結果を出さないといけない。


それまでは”ここ”で書くことで、自分と誰かを守りたいと思う。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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