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バースデーケーキの上じゃないけど、歩いて帰った

11/24。

5:30起床。

天気は曇り。





スランプなのか、”すんらぷ”なのか。とにかく、何も書けない。


いや、何を書けばいいのかは、わかっているんだ。ただ、PCを目の前にすると、指が動かなくなるんだ。


どうしよう、どうしよう……。一文字打っては消して、一文字打っては消して……そして、Wordを閉じる。


また、何も書けなかった。


どうしてだろう。アイデアは、ちゃんとあるのに。レポートパッドに殴り書きしたソレを、そっくりそのまま打つだけでいいんだよ? それなのに……。


ぼくは、外に出ることにした。


行き先は、あってないようなもの。ただ足の向くまま、ぼくは歩いた。


適当に道を選びながら進んだら、回りまわって、また元の場所に戻されることもあった。「そんなこともあるんだな」と方向音痴は思いました。


道中、人気のない神社を見つけた。神社や寺を見かけることは珍しくなかったけど、なぜかその神社には、「入ってみよう」と思った。


「さて、まずは手水かしらん」と作法を確認しているぼくは、思わず飛び上がった。目の前の龍の銅像(ミニサイズ)の口から、突然水が出始めたのだ。人体感知式なのか……。初めて見たよ。


さあ、気を取り直して参拝だ。と思ったぼくに、気を取り直させてくれない事態発生。


境内に、謎のおじさんが寝ている。足元には、酒瓶。服装も、明らかに神社の関係者じゃない。……いや、実は関係者。なんだか、よくわからなくなってきた。


要はアレだな。起こさなければいいんだな。ぼくは何も見なかったことにして参拝した。(鐘は控えめに鳴らした。)


二礼して、二拍手して、そのときにお祈りを……。何を祈ろう。何も考えてなかった。


たしか、「○○できますように」とか、そういう願い事は本来NGなんだよな。神さまに感謝を述べるのが、正しいんだっけ?


じゃあ、「スランプなのか”すんらぷ”なのか、とりあえず脱出できますように」。そんな願いは、この場にふさわしくないのかな。


感謝……。
感謝……。


「今日も、パートナーが無事に帰ってきますように」


最後に一礼したぼくは思った。結局、願い事になっちゃった。


そして、10時に出発したぼくは、16時にうちに帰ってきたのだった。休憩もちょいちょいしたとはいえ、よく歩いたな。


結局一文字も書けなかったけど、こういう日もあっていいかと思いました。


ちなみに、パートナーは昨日も無事に帰ってきました。はい。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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