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サンダー、サイダー、サバイバー。まっとうに生きるって、大変だ。
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2021年4月の記事一覧

さよなら4月の――

――久しぶり。 と、声がした。 姿は見えない。でも、誰なのかはわかっている。 ――ドッペ…

相地
3年前
3

寝る、時々カレーを作る

たまには、日記らしいことを書こう。「日記らしい」とは、たとえば昨日何をしたのか。昨日。昨…

相地
3年前
4

『未来』とか『将来』とか、よくわからないけど(今朝は、穀物茶)

もう誰もさからえない。それが未来というものの正体です。 ――クラフト・エヴィング商會『ら…

相地
3年前
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もし今夜ぼくが死んでも、

まあいゝ 俺の一生を 何かの役にたてて見せる。 ころぶ時があっても。 まあいゝ - 武者小路実…

相地
3年前
8

日記について語るときに(ものすごく眠い)ぼくの語ること

眠い。ものすごく眠い。夜ふかししたわけじゃないのに。外はすっかり明るい。けれど、ぼくは「…

相地
3年前
1

突然、血が貧しくなることもある

記事編集の画面を開いて、20分が経った。ここまで頭が空っぽなのは、ひさしぶりだ。膝から下、…

相地
3年前
1

暗くて静かな朝は、失われたけど

4時半に目を覚ました。すでに、外はそれなりに明るく。6時には、「それなり」じゃなく「すっかり」に。ほんの少し前まで、朝は暗いものだった。明るいものになったことを、寂しく思う。ぼくは、明るいのが苦手だから。 暗い内に目を覚ますのが好きだ。時間帯で言えば朝なのに、外は真っ暗。朝なのか夜なのかわからない、少しだけ冷たい空気。その中で白湯をすするのが、何よりも好きで。白湯は今もすすっているけど。醍醐味は薄れた気がする。 とはいえ、自然に文句を言ってもしょうがない。それに、朝が静か

薬の切れ際に、ぼくは

瞼が腫れている。ので、半目でPCの前にいる。ものもらいじゃないです。昨日、泣いただけです。…

相地
3年前
4

対パニック発作の薬を1日3錠→2錠に減らしたことにより、

目に眠気が残っている。「何を言っているんだお前は」おっしゃる通りなんだけど。頭は覚めてい…

相地
3年前
2

いつか、春がなくなっても(今朝は、黒豆茶)

だんだん、空気が生ぬるくなってきた。『あたたかい』を、少し通り過ぎたくらいの。時々暑くて…

相地
3年前
3

ぼくも、6年ぶりに歌うことにした

君の声と……閉じた窓と……レコードの音……。古川本舗の『知らない』は、夜の匂いがする。の…

相地
3年前
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雨に負け、風に負け、低気圧に負けた一日のこと

低気圧を憎む思いはさもあれど群れる青背が僕を誘って (青背:ハヤカワ文庫SFの背が水色の作…

相地
3年前
2

それでも、不慣れなことをしたかった

強風がどこかで君を薙ぎ倒す?どうか幸せでいてほしい 君のこと何も知らない僕ですが不慣れな…

相地
3年前
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カウンセリングを止めた話

昨日で、カウンセリングを止めた。「止めます」とカウンセラーさんに言ったとき、もちろん(?)理由を訊かれた。ぼくは一言「わかりました」と言ってほしかったんだけど。あちらも仕事なので、しょうがない。 「カウンセリングをしてみませんか?」もともと、先生にすすめられたのがきっかけだった。「(働いていないゆえ)パートナー以外と話すことがいない」と言ったぼくに、そう提案したのだ。「まあ、しないよりはましか」と思って始めてみたんだけど。 カウンセラーさんは、今の人で3人目だ。1人目は、