暗くて静かな朝は、失われたけど
4時半に目を覚ました。すでに、外はそれなりに明るく。6時には、「それなり」じゃなく「すっかり」に。ほんの少し前まで、朝は暗いものだった。明るいものになったことを、寂しく思う。ぼくは、明るいのが苦手だから。
暗い内に目を覚ますのが好きだ。時間帯で言えば朝なのに、外は真っ暗。朝なのか夜なのかわからない、少しだけ冷たい空気。その中で白湯をすするのが、何よりも好きで。白湯は今もすすっているけど。醍醐味は薄れた気がする。
とはいえ、自然に文句を言ってもしょうがない。それに、朝が静か