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ミステリーを読む、頭を解剖してみたい

プロローグ

街の片隅にある小さな図書館が好きだ。

とにかく人が少ない。今日は私しかこの図書館を利用していない。独り占めだ。私だけのために用意された楽園にすら思えてくる。くふふ。

ページを捲る音、遠くでヨガをする人の会話、チクタクという時計の秒針。

部屋は広すぎず観葉植物まで用意されている。

最高すぎる。くふふ。

閑話休題

ミステリーを読みはじめて思ったこと

このミステリー小説が面白いという書店のポップ、SNSからのレコメンドを参照して、手元には話題の1冊がある。

本当にミステリーかどうかはわからないけれど、『エレファントヘッド』はミステリーだと聞いている。間違っていたらごめんなさい。

あらすじ

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。

精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。

謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!
前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。
多重解決ミステリの極限!

出版社内容情報

ミステリーを読むときに、脳内で起きること

皆さんはミステリー小説を読み始めたとき、どんなことを考えますか?

私の場合
・人が○ぬのかな?
・誰がどんな手段で、どんな動機で?

ミステリー小説と聞くと、私の脳はこれから事件が起きることを勝手に予想して、少しだけ考えを巡らせる。これからどんな出来事が起こっても驚かないようにするための反応というか、防衛体制というのか。

ミステリーと聞いただけなのに、この言葉の引力によって私の頭の中は疑問符だらけだ。

不思議だ。謎解きの探偵のつもりなのだろうか。 

これから自称・探偵の私は『エレファントヘッド』と向き合う。

感想は後ほど。

『エレファント』感想(追記2024.2.12)

ネタバレなし感想

これが本屋大賞にノミネートされないのは納得がいかないという意見を見かけたが、もしノミネートされていたら腰を抜かすレベルの怪作。それだけ本屋大賞向けの本とは言いがたい。

もし本屋大賞にノミネートされてはいけない小説2024があったら投票したい1冊。

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