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バーチャルウォーターについてジャパンエナジーフード的視点

バーチャルウォーターについて、ちょっと気になったので調べてみました。

わかりやすい記事がありましたので引用します。

日本はアメリカに次ぐ世界第2位のバーチャルウォーター輸入国らしいです。

輸入の割合も77%(自給率23%)と、輸入の割合が非常に高くなっています。

しかしここで僕が大事だなと思ったことは、

バーチャルウォーターの輸入が多いからと言って、自国の水資源が足りていないわけではない

ということです。上記サイトからの画像引用ですが、

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日本人は一人当たりのウォーターフットプリント(仮想水使用量、とでも言うかんじでしょうか)は、G7の中ではイギリスに次いで少ないです。

バーチャルウォーターという指標によって水自給率を換算すると、23%という非常に低い数字になるのですが、だからと言って私たちが水を普段から無駄遣いしている、ということにはならなそうです。ましてや年間平均降水量は一番多いのですから、日本はもっと自国の水を使う余地はあるはずです。

もちろん、余計な水を使うのはよろしくないですが、バーチャルウォーターという文脈で考えた時には、するべき対策は節水(上記サイトではそう書いてある)ではないのかなと思います。

何をすればいいかと言えば、

国産食材を食べる。

これに尽きると思います。

上記サイトでも書かれていますが、一番よくないことは、知らず知らずにうちに輸入国の日本が、輸出国の水を搾取してしまっているということです。

それを避けるためには、自国の水資源を使った食物を食べることによって、食物自給率も水自給率も高め、海外からの資源搾取も行わずにすむということです。

こちらの記事では、ウォーターフットプリントによって生じる問題は「水が豊富で食料生産に余裕がある国の水資源を有効に使っているとも考えられるわけで、仮想水の輸入量が多いことが必ずしも悪いというわけではありません。数十年使ったら枯渇してしまうような水資源を使ってつくられた食品を輸入し続けることは持続可能性を考えると問題がありますが、現状でそうしたケースの割合は数%程度と考えられ、決して多くない。」と記載されていますが、数%でも、数億人の人に影響がでる可能性があるわけですから、避けられるならば避けたいですよね。ましてや基本的に水資源の豊富な日本であるわけですから。

それに、他の国に単一の食物を生産させることによって、プランテーション農業が進み、その地域の生態系を壊してしまったり、それが原因で水資源の枯渇を生む可能性もあります。

ウォーターフットプリントもそうですし、フードマイレージもそうですし、とにかく国産食材を食べることによる環境(世界的にも、日本的にも)へのメリットは高いと考えて良いと思います。

当たり前のことを言いますが、食べ物って、傷んだり腐ったりするんですよね。

だから、日本のものを普段から食べてないと、消費されなければ捨てられるのですから、作る量も減っていきます。

普段から国産食材を食べて、日本の生産者を盛り上げることができれば、さまざまな問題が解決するんです。

だから、ジャパンエナジーフードはいつも、国産食材をより気軽に食べてもらうための事業を考えています。

すぐに100%は難しくても、80%くらいは普段から国産食材を食べられると良いですよね。

そのためには基本はやはりご飯と味噌汁。このセットを選択するだけで、かなり自給率は高まります。

タンパク質は旬でたくさん獲れる魚、豆腐など大豆製品、あとは鶏卵でも国産飼料使っているものなんかは良いかもですね。卵ってコストパフォーマンスめちゃ良いし、動物性たんぱく質摂れるから、多少高くても良い卵選べると良いですね。

だって卵って殻を除く重量で小さめに1個50gとみつもって、10個入りで300円の卵を買ったとしても、2個で100gあたり60円ですからね。タンパク源で考えたら、めちゃ安いですよね。

僕もなんでも食べるし、お肉も好きだし、コーヒーも好きだし、今ある食べ物を否定するつもりは全くありませんが、米と味噌は外せないですし、ぜひ勧めたいです。コーヒーなども、だんだんと玄米コーヒーとかにシフトしていけたら良いなと思っています。

自分の食べるものが育つ、その水源まで想いを馳せながら食事ができたら、もっと心が豊かになれそうですね。

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