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やまとこころつづり

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流れるままに紡いだり、音、律、間にもこめてみたり、ふいに空に湧きでたおとを急いでつかまえて紡いだりした、言霊の短編随筆詩集
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#詩

みあげてごらん

みあげてごらん

青空に映える
蒼々眩い
ソメイヨシノの並木道を
ウキウキ散歩

乾いた黒豆大の
サクランボが
かくれんぼ

ふっくら炊けた黒豆煮みたいに
艶々の漆黒のは甘そう

紅の実は可愛らしい

スマホを高く掲げて近寄ると

下ろしたての靴底に
懐かしい感触が 。。。

ウッ、と足を上げると
ビヨーンと伸びた。

ウンのつく方でなくて
運がついてた。

道にガムを吐く愚かな人よ

たまには空と緑を見上げて

もっとみる

準備万端、整った!

風も強くなってきたよ


どこまで翔んでいけるかな♪

向こう岸まで?

もっともっと

ここから見えない原っぱまで?

もっともっともっと!

翔び立つと
世界がグングン
広がるんだって

飛び出せば
わかるんだね

たのしみだね
たのしみだね

#ispace

誰も、我一人では
我を知ることができないのだと
旅路の白兎見て思う

他が我を向き
我の如何なるかを
知らせてはじめて
我を知る

我を他が知らせて
ワ タ シ を知る

我を知るため
我々を創りし主も
然りかな

音沙汰のない
一羽目が教える

我も他も元は一