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自分が表現したいことを模索した日々【自主公演ココロオドルに向けて】

確実に近づいている自主公演。

最近になって自主公演の企画を立ち上げたばかりのときの自分の状況をよく思い出すようになりました。

私は元々思い立ったらすぐ行動するタイプで正直この企画も瞬発力でスタートした部分は大きいです。ただ、走りだしたら熟考するので身体と頭の中のスピード感が嚙み合わないというタイミングがほぼ必ずやってきます。

ですのでとっても疲れます。

この企画の場合、脚本を考える作業と選曲のときに起こりました。
手は確かに動いているのですが、頭の中で一体自分は何を表現したいのか自問自答しておりました。
例えばこんな感じ。

「この言葉をどうして選ぶ?」
「言いたいから」
「なぜ言いたいんだ?」
「○〇と感じてほしいから」
「だとしたらこの言葉は自分本位過ぎないか?」
「あ~確かに」

これがコンマ何秒の世界で起きていました。
本当に頭がぐちゃぐちゃに揉まれる感じでした。

完成した時は、きれいに整頓された机を見るかのような感覚になりました。
整理された机は使うときもそうでないときも気持ち良いもので、
脚本を見返すとステージで演者と観客がつながるイメージがすぐにつきました。

表現するということは相手に伝わるように具体的なビジョンがないといけないのでとても難しいです。
でもそのビジョンが見えた瞬間の快感は作り手でないと得られない。

だから私は創ることをやめられないんだと思います。


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