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24.僕の心と体、変わったものは…


Mさんとホテルを出て「また会おうね」なんて言葉を交わして、僕は繁華街を後に家に帰る電車に乗りました。

空はもうすっかり明るくて、仕事や買い物、どこかに出かける人がたくさんいます。窓の外に見える景色をぼんやり眺めながら、僕はこれから自分はどうなっていくんだろう?となんとなく考えていました。


『相手の性別が何であれ、僕はその人に興味を持つことができる。セックスもできる。でも僕はノンケでもゲイでもない。もしかしたら、僕はかなり人とは違うのかもしれない…』

いつか好きになった女の子と普通に結婚して、いずれ子供が生まれて、孫が生まれて…なんだかそういうことが僕から少し遠ざかっている気はします。

『きっと僕は普通じゃなくなっちゃったけど、まぁそれでも別にいいかな。皆んなと同じようにそうしたいと思えたらそうするんだろうし、今はそう思えないだけなんだろう。来週は友達から合コンに誘われてるし、実はそういうところに行けばまた僕は今まで通り、普通に戻るのかもしれない…』


僕はKさんとMさんに『昨日はありがとうございました』とメールを打ちながら、少し眠ってしまいました。お尻にはまだ少し違和感があるけど、なんだかそれも心地よい気がしました。

僕はお気持ちだけでも十分嬉しいのです。読んでくださってありがとうございます🥰