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21.Keep Dreaming. zzz

こんにちは。おち です。

前回から見てくださっている方、ありがとうございます。


30℃くらいの橙色で。

 自分はよく限りなく、日常的なごく平凡な「夢」をみる。
 朝起きたら、まだ「おやすみ」と言えそうなほどに没頭して。
 

 先日、久しぶりに公園にいった。21時くらい。夜の公園はなんだかテンションが上がる。「昼間の公園の顔はどんな表情だろう。」そう思うとワクワクする。
 砂利の上、青の色のプラスチックで作られたバットが寝ていた。遠くの右には細いタイヤ痕もある。きっと何処ぞの少年少女が遊んだのだろう。心にある“しあわせ”が膨らむ。
 ベンチを探す。はじめに映ったベンチは、誰かのお土産のペットボトルでいっぱい。断念…。つぎに目に入ったベンチは、一見先客が居なさそう。お邪魔しようかと、近づいて見る。な~んにもない。ただ、砂が少し残っている。そうなると砂の跡が気になる。どうやら満遍なく存在しているみたい。「風に乗ってやってきたのか、誰かがベンチの上に立ったのか。」そんなことを考えながら、手で砂を感じながら掃く。
 隣から「気になる?」と気遣った声が聞こえ、「あ、掃くの長かったかな…。笑」と反省。“砂” 気になってはいたが、そんなバカなこと言っても、変な奴だと思われるに違いないと思い、砂くらい大きな嘘を吐く。
 「ボク」も公園に跡を残したい。そう思いながら去る。そんな現実な一日。

 おそらく23時過ぎ。去り際に100均ショップにて、跡を残すべく「しゃぼん玉」を買う。小柄でカラフルなしゃぼん玉セット。ただただ買って、また公園。しゃぼん液のまま、役目を待ち、ただ時間が過ぎていく。そんな非現実な夢。

 7時ごろ。陽の光が刺さり、「夢」が弾ける。
 「夢…。」と一時落胆するも、妙にリアルで面白いとも思う。

 14時頃、DAISOに寄った。例によってしゃぼん玉セットに目が向く。最近は“しゃぼん玉セット”も1つではない。まるで剣のようなものから、電池を使った銃のようなものまで。
 ただ「ボク」の目には、何の変哲もない「小柄でカラフルなしゃぼん玉セット」が一際飛び込んでくる。これ見よがしに、「かっこいいだろ!」と技を披露するわけでもなく、パッケージが特別というわけでもない。けれども、なぜか惹かれる。
 そして短くちいさな葛藤の末、共に帰る。

 「夢」の続きは見れるだろうか。どうせ見るなら、”しあわせ”に膨らませたい。少年少女が活気づく、夕方にでも。



最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

それでは、またどうしても「ひま」なときに。🕊 (2024/06/23)

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