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蒲田にて。

ある春の蒲田での記録。


またもや某マッチングアプリで男と会瀬。
とある平日、お仕事終わりの彼と待ち合わせ。

蒲田といえば、
大衆居酒屋が多く、地元の飲んだくれの集う
ディープな街、のイメージ。

人知れず名店が集う街の印象。

そんな蒲田で選んだお店は、
『串カツ○中』

全国チェーンでありながらも
お互い行ったことがなかったため
なんとなくこちらとなる。

(せっかくの蒲田でここかよ)

カウンター席に案内され
横並びで座る。

お酒が強いわけではないのに
わたしの選酒はビール。
最近はビールがお好き。

串カツ盛り合わせと共に酒が進む。
互いの自己紹介がはじまる。

彼とはわりと長く事前にやりとりをしていて
アプリの目的なんかも聞いていた。

遊びたい、
と言っているわりにチャラくなくて
思いの外奥手で
距離を詰めまくってくる感じでもなくて。

これまでモテてきた陽キャタイプではなく
むしろ暗い学生生活を送ってきたタイプで
それでも女の子と遊びたくて
それなりに性欲もあって
いろんなオンナとやってみたくて
モテてみたいと考えているひとなんだろうと感じた。

かっこいいIT業界に入社し
それなりに身なりを整え
イケている俺になりたいんだろう。

しかし彼女の話をしなかったこと、
なんとなくかっこいいけど垢抜けきれていない風貌、
これまで会ってきた女の人とのやりとり・学生生活の話から
これまで彼女はいなかったんだろうなと思う。

童貞臭がするわけでは決していないし
かっこよくないわけではない。
くそ陰キャで社会性がないわけでもない、むしろある。

でもなんだか、
この人彼女いたことないなと感じてしまった。

他人に対して、
この人モテないな、彼氏彼女いたことないだろうな
なんて思ったことはこれまでなかったが
はじめて思った。

アプリで人と会いまくった成果か(?)


わたしもどこかで、
童貞臭のする女なのだろうか。

今回は、コミ力あるねと誉められ?たが、
実はどこかでばれているんだろうな。
都会の垢抜けオンナに擬態していきたい。

(だが友達多そうと言われたのは成長の証としたい。(^-^))



アルコール数杯でほろよったわたし。
ふらつく脚で店を出る。

歩いてすぐそばに見えるホテル。
この立地だから、この店を選んだのかとそこで気づく。

しかし近すぎても逆に入りづらいだろうよ。
せめて5-10分歩いて着くくらいの距離感の方がよくないか。

少し散歩して
なんとなくそんな話になって
そうしているとホテルが見えて
なんとなくで入っちゃって、
そんなのが自然に見せかけた暗黙の了解なのではないだろうか。

さすがに歩いて数歩で入る気にもならず
蒲田の街を散歩する。

何度かホテル街を素通りする。
その度に圧を感じる。

なんか言うなら言えや。
それかもうすっと手を引っ張って行けや
なんて思うが
それにほいほい着いていくわたしのなんと股のゆるいことか。

ちゃんとしようと思っている時期もあるのだけれど、
人生とくにこだわりもないし
なんかもうどうでもいいや
が常の思考なのでこうなってしまう。

まあそれはそれで人生。(?)


何度目かのホテル前散歩で
ようやく入室。

そんなにおもしろい内装でなかったのが少し残念。

とくに対戦の感想もないので省略。




対戦後、とあるコンプレックスを聞く。
わたしも後ろめたいことだらけだから共感できる。
みんな違ってみんな良いじゃん
と基本的には思っているから許容できる。

わたしは良いと思うけど
そう言ってしまったから(本心なんだけれど)
受け入れられてしまったかもしれない。

もともとやりもく要員だったのかもしれないが
より、セフレ枠確定してしまったかもしれない。

彼とは性格的なところで共感できるところがあり
良い友達になれるんじゃないかと期待したが
まーたやり捨て枠なんだろうか。

いや、これからのわたしの対応次第か。



まあ、
人生のスローガンとして
とりあえずやってみようぜ!
というのを掲げていきたいと思っているので

なんでも決めつけず
諦めず
恥ずかしがらず
当たってくだけて行きたい。ネ。


まあそれもそれで人生(?)


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