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レッグウェア・ランジェリーなどを展開するグローバル企業「Calzedonia」。日本法人の成長を支える経理担当者にお話を伺いました!

「導入企業ストーリー」では、AI Travelを導入いただいている企業のご担当者様にお話をお伺いします。今回はイタリアに本社を置き、レッグウェアやランジェリーなどをグローバル展開する「Calzedonia(カルツェドニア)」の日本法人である「Calzedonia Japan株式会社」の吉原様(写真右)にお話をお伺いしました!


Calzedonia Japan株式会社
事業内容
・衣料品および衣料品雑貨の輸入・販売
・衣料品雑貨店の運営
日本での展開ブランド
CALZEDONIA
 扱うのは高品質/低価格のレッグウェア/ビーチウェア。幅広い世代に支持されるブランド。
Intimissimi レースの美しさや着心地の良さが特徴のランジェリーブランド。
Falconeri】 イタリアの伝統的なカシミアウェアブランド。流行に左右されないモダンなスタイルが特徴。
 設立年月日 2013年5月 ※日本法人
従業員数 200名 
本社所在地 東京都渋谷区

ー本日はよろしくおねがいします!まず、貴社についてお教えください。

当社は、イタリアのカルツェドニアグループの日本法人です。
日本では、レッグウェア・ビーチウェアを展開する「CALZEDONIA(カルツェドニア)」、レースと着心地が特徴のランジェリーブランド「Intimissimi(インティミッシミ)」、そして2019年10月に日本に初上陸したラグジュアリー路線のカシミアブランド「Falconeri(ファルコネーリ)」の3ブランドを運営しています。

1987年にイタリアのヴェローナで「CALZEDONIA」が誕生。スタイルやデザインの入念なリサーチ、テイストやトレンドを予測したコレクション、最先端の素材や生地を使っているのが特徴。


イタリアンスタイルの多彩な商品、商品展開の早さが強みで、店舗の90%が女性用、10%が男性と子供用で展開しています。日本では、2014年に大阪に第一号店がオープンし、2015年4月には日本初の旗艦店を表参道にオープンしました。

ー2020年6月にはCALZEDONIAとIntimissimiで5店舗展開されるなど、順調に拡大されていますよね。

そうですね。グローバル全体では50か国以上、約5,000店舗にまで販売チャネルを拡大しており、2019年度は350店舗をオープンしています。従業員数39,000人でそのうちの60%が30歳以下のという若く勢いのある会社です。

商品価値、デザイン、コストパフォーマンスを追及しており、日本でもブランドが浸透してきているかなと思います。

“売上や利益は重要だが、顧客満足・従業員満足・環境保護、ステークホルダーと共に築き上げた関係性を維持することが最も重要である。”

ということをグローバルの経営理念に掲げていて、サステナビリティやSDGsも意識しながら、会社やブランドを成長させています。GUCCI等を擁するケリング社が主導する環境保護を目的とした「ファッション協定(The Fashion Pact)」にも署名しています。


ー日本法人はどのような社風なのでしょうか?

ヨーロッパではとても知名度が高く、本国イタリアでは知らない人がいないくらい馴染みのあるブランドです。日本でも徐々に知名度が上がってきており、社員と会社が一緒に成長できる会社だと思います。

グローバルな会社で様々な国籍のスタッフが働いており、英語やイタリア語が飛び交うとてもフランクな職場です。皆気さくでコミュニケーションが取りやすいので、語学力を伸ばすのにも良い環境だと感じます。

また、お洒落な人も多いのでファッションを学んだり、イタリア人ならではの着こなしを真似てみたり、仕事以外にも楽しいことが多いのはとても魅力です。

ー素敵!働きやすそうな雰囲気ですね。


そうですね。私自身もそう実感しています。

先日子どもが産まれたのですが、育児休業を取得したいと話してみたんです。世間的には男性の育休は徐々に浸透してきた段階なので、どうかな・・・と思いながら聞いたのですが、結果はあっさりOKでした。


ーおめでとうございます!それは嬉しいですね、お子さんがいても働ける環境が整っていてるんですね。


そう思います。期間も上司からは制限されなかったので、私の方で希望の期間を伝えて、それがそのまま通りました。本当にありがたいです。

ー素晴らしいと思います。世間の一歩も二歩も先に行っていらっしゃいますね!吉原様はいつご入社されたのですか?


私は、2019年9月に入社しました。

バックオフィス領域は、経理、人事、IT、店舗管理者とバックオフィスの間をとりもつコマーシャルの4つの部門に分かれていて、経理部は私を含めて4名です。


ー吉原様はどういった業務をご担当されていらっしゃるのですか?


役割としては私は上司と一緒に本社へのレポーティングや数値分析、業務改善を担当していて、残りの二人が支払や入金関連を担当しています。

日本法人は設立して日が浅く、当時は社内のオペレーションが確立されていませんでした。それで、通常業務に加えてシステム導入も含めて業務効率化をしようという話がありまして、そちらも私が担当しています。AI Travelにお問い合わせを送ったことも、この業務効率化への取組の一環でした。

ーそうだったのですね!ご出張が多かったのだろうと思いますが、特に増えるタイミングなどはありますか?

出張が増えるタイミングとしては、二つです。まず一つは、店舗を新しくオープンする時。店舗マネジメント、店舗開発、VMD、トレーニング担当・・・と複数の職種で出張が発生します。

具体的には、まずオープン前には店舗開発担当者が候補地を探しに行ったり、現地調査します。その後は、店舗の内装設計、導線設計に店舗開発担当やVMD、現地スタッフ採用のためにリクルーティング担当、採用が決まったあとはトレーニング担当が販売の研修をしに出張に行ったりと、バタバタ忙しい期間になります。

もう一つのパターンは、研修会です。当社のオフィスは東京と関西にあるのですが、トレーニング担当者が東京から関西に研修をしに行ったり、関西エリアの店舗スタッフを東京に呼んで研修会をしています。コロナが流行する以前は、数ヵ月に一度くらいの頻度で、一気に10〜20人が東京に出張に来ることもありました。

ーそれはご手配が大変そうですね・・・。基本的には宿泊を伴う出張ですか?

そうですね、基本的には一泊以上の宿泊を伴う場合が多くて、忙しい人は日帰りで出張に行って、また次の日に別の場所に日帰り出張することもありました。新店舗オープンの場合には、現地に連泊することもありますね。

ーAI Travel導入前、出張手配はどうされていたんですか?

各出張者から出張の日程と交通手段・宿泊施設の手配についての依頼を、メールで経理部長に送り、それを元に、経理部長が宿泊施設や交通手段を手配していたんです。もしくは、出張者自身が出張を手配するので仮払金を渡したり、立替経費精算で支払ったりと、色々なパターンがありました。

経理部長が出張を手配する場合、ホテルの評判を口コミサイトなどで確認した上で予約したり、宿泊者ごとに好みに応じた部屋を予約したりと、単純な予約業務以外の手間も掛かっていたので、手配後の精算業務も含めるとかなりの工数が掛かっていたと思います。

当時、経理部長が一番社歴が長かったので(現在は退職済み)、総務業務や人事業務も含めて担当してたことの名残として出張手配をしていたという背景もあり、このようなフローで出張手配がされていました。

ー経費精算や仮払はどうされていたのですか?

現金を手渡しするパターンと、銀行から振り込むパターンがありました。

ただ、当社では管理コストを省略するために小口現金を持っていないので、出張費の先払いや経費精算の依頼があるたびに、銀行に行って現金を下ろしたり、個人の銀行口座に振り込むという作業が発生していました。

ーせっかく小口現金解消で管理コストを削減しても、その作業で工数がかかってしまっていたのですね。出張手配の業務効率化をすすめるにあたり、ゴール設定はどうされたのでしょうか。


大きく三つです。まず一つは、申請と承認プロセスが確立されること、もう一つは出張予約業務を現場で完結できるようにすること、そして請求書払いができること。先にお話したように、当社では小口現金を廃止しているので、特に三つ目の請求書払いが出来ることは重要でした。これに加えて、上司からは出張の管理・分析もしたいという要望がありました。

ーそれでBTM(出張管理システム)を検討されたのですね。

はい。イタリアの本社には、社内向けBTMシステムがあり、私たちがイタリアに行くときにはそのシステムを使って出張手配をしてもらっていたのですが、同じようなシステムがあったら良いなと。

AI Travelの他にも複数社お問い合わせしまして、旅行予約サイトの法人向けサービスなんかも検討していました。

ーAI Travelを選んでいただいた理由は何でしょうか?


先程の三つのゴールを達成できる機能があること、それから希望の運用スケジュールにあっていたことです。

AI Travelに問い合わせをしたのは2019年12月中旬だったのですが、年明けから使い始めたいと考えていました。営業日数で考えると余裕のあるスケジュールではなかったのですが、こちらの希望するスケジュールにあわせられると仰っていただきました。それから個人的には、サービスサイトのデザインが今どきで印象が良かった、というのもあります。


ーありがとうございます!実際に導入いただいて、いかがでしたか?


AI Travel導入後、出張手配から承認まで経理側の実作業がほぼ発生しないようになりました。出張の申請・承認も部署内で完結させているので、発生する作業はAI Travelから届いた請求書の処理とイレギュラー対応くらいになりました。
また、今までは誰がどこに出張に行き、どの部署でどれくらい出張費用が掛かっているかの把握に工数が掛かっていたのですが、AI Travelの分析機能によって、費用の把握・分析も用意になったと思います。

ー出張に行かれる社員の皆様からは何かご意見などありましたか?


経理部長に予約を依頼していた時には、他業務の関係で手配が遅れる場合もあったようですが、宿泊先・交通機関の検索や手配がスピーディーにできるようになったと聞いています。それから、請求書払いにしたことによって、個人の立替が発生していたことが解消されたと喜んでいました!

ー運用を始められて、社内からのお問い合わせはありましたか?

いえ、特にありませんでした。機能の追加・アップデートがある度、AI Travelの「お知らせ機能」などを使って社内向けに使い方のアナウンスをしてまして、それで各自が確認しながら使ってくれています。ユーザーの中には、ITやシステムに強くないメンバーもいるのですが、問題なく活用しています。

グローバル企業ならではですが、当社には日本語が苦手な社員もいるので、導入当初にGoogle Chromeの翻訳ツールを使った上で利用してもらえるように説明をしました。いつか英語や多言語対応もしていただけると嬉しいです。

ー今後検討します!
ー最後に、今後経理担当して取り組むご予定のことなどお教えいただけますでしょうか。

以前は費用のデータ化に時間が掛かっていたり、コスト分析や社内への数値共有、全社的なコスト・利益意識の向上に関して取り組めていない部分がありましたが、2020年のAI Travel等のサービス導入や社内システムの刷新を機に様々なデータの管理・分析・共有を進めていきたいです。

また、オペレーション構築や改善についても、業務データを多方面からワンストップでシステムに飛ばせるような設計を意識していきたいです。

ーありがとうございました!

・・・・

以上、カルツェドニアジャパン様の吉原様にお話をお伺いしました。

コロナ禍にありながら、順調に出店されるなど好調な同社。成長中の企業におけるオペレーション整備の重要性と、それを手掛ける方が社内にいらっしゃる心強さを感じました。


AI Travelも、バックオフィスでの課題解決のために成長してまいります!

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