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#101 マスクとサングラス

先日、海外ニュース映像を見ていたら、サングラスをかけた外国の方が「マスクをしていると不審者に見られる」とインタビューに答えていました。(ヘェー、マスクをしていると不審者なんだぁー。)と驚きました。

日本でのマスク

 日本では、「マスクをしている不審者」と言われると、「???」と思いませんか? 日本の春は、スギ花粉が多く飛散している”悲惨な”季節なので、多くの人がマスクをして花粉対策をしています。春先には、日本には”不審者”が多数派になります。いったん多数派になってしまうと、それは”日常”となります。(むしろ、マスクをしなくても過ごせる人の方が、「どんな薬を飲むとそんなに楽にいられるの?」と聞かれてしまい、違う意味の”目立つ人”になりかねません。)昔(?)の記憶をたどると、花粉症が広まる前から日本では、「風邪を他人にうつさないようにマスクを着用」は、定着していたと思います。

サングラスは?

 強い太陽の日差しから目を守るために、サングラスをかける必要があります。夏の強い日差しや、標高の高い山に登った時の積雪からの強い反射などに対して、”太陽メガネ” sun glasses をしていないと目がチカチカしてヤラレテしまいます。私の場合、日常生活でサングラスをするのは、地平線に沈む太陽に向かって車のドライブをする夕方ぐらいです。(これもとてもマレですが、、) たぶん、日本でサングラスをしている人は”少数派”だと思います。日本では、「マスクは多数派、サングラスは少数派」です。

多数と少数

 Majority マジョリティ(多数派)と minority マイノリティ (少数派)という言葉を耳にします。ちなみにmajorを辞書で調べてみると、

"major"   (1)多い方の、(2)主流の、(3)長調の

があります。「多数派」は(1)の意味ですが、アメリカの野球「メジャーリーグ」は(2)でしょうか、ギターなどの音楽記号「メジャー コード」major codeは(3)です。アメリカなどでは、大学で二つの専攻分野を学ぶ場合に、(4)主専攻 などというようです。「大リーグ」は”big”ではなく"major"ですね。

「多数」+「少数」=「一定」

 少数派が増えたらどうなるでしょう? 例えばもし、日本の夏の日差しが今よりパワーアップ(?)してサングラスをかける人(少数派)が増えていったら、サングラスをかけない人(多数派)は減っていきます。

「天才」+「凡人」+「異端」=「一定」?

 自分は何も変化しなくても、周りが変化すると「多数派」と言われたり「少数派」と言われることになります。どんな分野でも「天才」と呼ばれる方は当然 ”少数派” であるので、尊敬されるか異端視されるかの二極的見方をされます。多くの場合は、時代の先を行っているときには「異端」扱いされ、時代が追いかけてきて理解できると「天才」扱いされます。存命中に理解されない天才の例も、”山の数”ほどありますが、、、。

 ”凡人”な私は、自分自身は何も変化がなくても、「多数派」であると何となく”安心”だったり、「少数派」であると何となく”個性的”だと胸を張ったりあるいは”孤立派?”とドギマギしたりと、ツマラナイことで一喜一憂しています。(だから凡人なのでしょう 笑。)

今年の夏は、コロナと太陽の灼熱に負けずに、この夏を乗り切りましょう!! さて、サングラスとマスクをかけてと、、、。  お後がよろしいようで、、、。