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夫婦で協力するー苦手なことを、やりたくないことをお互いに声に出して変えていく

我が家は、夫が自営業、妻の私がリモートメインの会社員。
2歳、4歳の子供が二人いる核家族だ。
私の両親も夫の父親も遠方に暮らしているため、普段は家族に頼ることができない。
基本的には、どんなことがあっても自力で4人の生活を成り立たせなければいけない。

そんな私達が、自分たちのやりたい仕事をしつつ、子供達との時間も大切にしつつ、やっていくため日々格闘してる中で気づいたことを紹介したいと思う。

日々はやらなきゃいけないことで埋もれていく

とにかく日々は目まぐるしい。


朝起きて、昨日干しておいた洗濯物を畳む。
乾いた食器を片付ける。
子供達のご飯の準備をして子供たちを起こす。
保育園に行く準備を手伝いつつ「早く行くよ〜!」とせっつく。
車で保育園に送り届けたら、自宅に帰り、リモートワーク開始。


お昼休みは、夫とともにお昼ご飯。
1時間の休憩の間に夜ご飯の下ごしらえをし、お米をセットして予約ボタンをする。
朝できなかった朝ごはんで使った食器を洗うのもこの時間。


夕方仕事が終わったら、お迎えまでの15分ほどで、昼に下ごしらえしておいた材料で夕食の準備。
子供たちを迎えに行き、帰ったらすぐ夜ご飯。
そのまま子供と遊びつつお風呂に入れつつ、食器を洗って、洗濯物を回して干す。
そして寝かしつけする。

文字に起こすと1日の作業はあっさりしたものだけれど、その間には兄弟喧嘩やぐずり、そして毎日のように床にぶちまける牛乳の処理や、トイレ掃除など、無数の名もなき家事が発生している。

やることはたくさんあるけど、でも毎日子供と遊ぶ時間や家族で大笑いする時間があるのはとっても幸せだと感じる。
そしてやらなければならないことはルーティーン化してきて、まぁこなせるようにもなってきた。

でもその中でも、やっぱりできるだけやりたくないことは私にだってある。

私はとにかくお昼休みにお釜を洗いたくない!

これを字面で見ると、多分多くの人が「それくらい洗えよ!」と思うかもしれない。
私はその声に異論も反論もない。
でもとにかく嫌なものは嫌!

洗い物は嫌いじゃない。
でもお昼休みにお釜を洗う一連の流れがどうしても苦手。

在宅勤務で家にいる私と、近くで働いている夫は、お昼休みは家でご飯を食べることがほとんど。
私達夫婦にとって、その大切な昼休みの1時間はご飯を食べるだけでなく、夜ご飯の仕込みをする大切な時間。
その間にご飯を食べ、夜ご飯のお米をセットし、洗い物を済ませ、最低限の野菜や肉のカット、お味噌汁の下ごしらえをする。

お昼は出来立てのご飯を食べたい夫は、朝出勤前に必ずご飯をお釜にセットする。
そしてそのご飯をお昼に私も食べるのだが、最後に残るのは米のついたお釜・・・

前述した通り、昼休みはとにかく慌ただしい。
やることがいっぱいある。
でも必ず夜ご飯のお米のセットをしなければいけない。
その中で熱々のお釜を「アッチー!!」と言いながら取り出し、こびりついた米を水につけふやかし、洗い拭き、再度米をセットする。
その工程が私にとっては不毛でしかないのだ。

出来立てのお米を食べるより、はるかに洗い物を減らすことの方が私にはメリットがある。

夫「そっか、それが嫌なのか」

私がお釜の洗い物が嫌なことは、夫は薄々気づいていたと思う。
明らかに洗う担当を避けてきたから。

それで、こんなこと言うと夫にも「そんなことが嫌なの?」と言われるかな・・・と思いつつ、思い切って伝えることにした。

すると、夫の反応は意外なものだった。

「そっか、それが嫌なのか〜。そっか、そっか。」と、妙に納得したような、面白い発見をしたような、そんな言い方だった。

それで色々話した結果、「嫌なこと無理してやることないよね。」と言う結論に達し、お昼のお釜洗いは夫が担当することになった。
嫌だ嫌だ!とあんなに思っていたことを、そしてそんな小さなことなのにやりたくないと思ってる心の狭い自分に後ろめたさを持っていたことを、夫の「そっか〜」の一言が全て解決してくれたみたいだった。

きっと「お釜洗うくらい、すぐできるじゃん。」って返されると思っていたから、夫の反応に救われてる自分がいた。

嫌なものは嫌だと言っていい。策を講じればいい。

このやりとりは、日常の些細なことだったけれど、私には大きいことだった。
夫が私の気持ちに寄り添ってくれたんだ、と感謝の気持ちさえ浮かんだ。

日々を生きる達にとって、毎日ルーティーンでやらなければいけないことは山積みだ。
それでも、ちょっとした事で少しでも心穏やかに過ごせるならそれでいい。

夫に対しても、まだ幼い子供に対しても「なんでやってくれないんだろ?」「それくらい、すぐできるでしょ。」って思う事はたくさんある。
でも自分に目を向けると、すぐできるはずのことなのに、やる気が起きないこと、なーぜか苦手なこともたくさんある。

それを正直に伝え合うことで、ぶつかることもあるかもしれないけど、相手の気持ちに少しでも寄り添うことができたら、相手を責める気持ちによって自分も疲弊することは減るんじゃないかと私は思う。

日々の平和のために

家族だからこそ、補い合うとか、苦手なことは他の方法を考えるとか、多少出費はあっても機会を導入するとか、、、、日々を改善していくことはできる。

いやむしろ、家族という形だからこそ、そうやっておりあっていくしか道がないのかもしれない。


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