5年ぶりのロンドンは日常を味わうことにした。1週間で見つけたお気に入りリスト
今年の夏は、思いっきり旅をしよう!と、友人と飛行機に乗って、ヨーロッパにやってきてはや2ヶ月。
エストニアから始めて、北欧をぐるっと回って、イタリアへ。そこから船でフランス〜スペイン〜ポルトガルと移動して、ギリシャに飛んで。今度は陸路でドイツに行って。
そんな感じで、2〜3日に1回移動する生活を続けて、20カ国を巡って、友人と別れたのが10日前。
ドイツの空港で、日本に帰る友人とバイバイをしてから、わたしはイギリス・ロンドンにやってきました。
ロンドンを訪れるのは、今回で3回目。ひとり旅をするならどこかなと考えた時に、真っ先に思い浮かんだ大好きな場所。
何をしようかな、と毎日考えていたけれど、以前留学をした際にほとんどの観光地はすでに周りきっていたことに加えて、この2ヶ月で観光には十分満足したことも相まって、観光という観光を一切しないまま1週間が過ぎてしまいました。
でもこの1週間が、他のどの場所でもできる過ごし方だったかと聞かれたらそうではなくて。ロンドンの日常を、日常のまま味わった、そんな時間だった気がします。
これから書くロンドン日記には、ビッグベンもバッキンガム宮殿も登場しないけれど、ロンドンの空気を感じてもらえたら嬉しいなと思います。
旅好きなホストの家へ
2〜3週間ほど前にロンドンに行こう!と決めたこともあり、選択肢が限られていた中で、リーズナブルで素敵そうなAirbnbの一軒家を発見したので、そこに1週間お世話になりました。
中心地からは電車やバスで30分ほどで、アクセスも比較的よく、何よりホストが親切でとても快適な滞在でした。
ホストは、ドキュメンタリー映画を撮りつつ、複業で英語の先生とAirbnbを使った部屋の貸し出しをしている、とってもパワフルな女性。旅の写真が家中に飾られていて、「来月は、3週間インドに行くんだ〜!」と言っていました。
「気持ちがいい天気だから、庭でビール飲まない?」と声をかけてくれたり、これまでに行った旅の話を聞かせてくれたり、ホームステイのような毎日。
郊外でのんびり滞在したい人にとってもおすすめですが、鍵の開け方だけめちゃくちゃ難しいので要注意です(笑)
▼泊まったお家はここ
お気に入りのお散歩エリア
いわゆる観光スポットは、ほとんど巡っていないけれど、お気に入りのエリアを中心に毎日お散歩を楽しみました。
かわいいショッピングエリア「コベントガーデン」
初日に訪れたのは、コベントガーデン。平日でも多くの人で賑わっていて、活気があります。
ロンドン中心地「ピカデリーサーカス」
ロンドン来た〜!という気持ちになれる場所。
もしバックパックじゃなかったら、大好きな「フォートナム&メイソン」の紅茶はたっぷり買って帰りたかったな…!
おしゃれなストリート&マーケット「ブリックレーン」
古着やアートが多い、ロンドンの中でも特に好きなエリア。日本で言うと、下北沢のような雰囲気!
人気の老舗ベーグルショップで、名物のソルトビーフベーグルを食べました。写真の通りお肉がギッシリ…!
THEストリートグルメという感じで美味しいのですが、物価高×円安で、1,000円超えです😂
週末にはマーケットも開かれるので、おすすめ。
公園や運河のある「ハックニー」
滞在していたところからアクセスが良かったので、初めてハックニーというエリアにも訪れました。広々とした公園や、おしゃれなショップがあり、最近人気のあるエリアと聞いて訪れてみたのですが、よく調べずに歩いたらおしゃれなお店に全く出会えませんでした(笑)
でも、とっても天気がよくて、公園をお散歩しているだけで幸せな気持ちに。
ちゃんと見どころを巡りたい方は、こちらのYouTubeを見てからぜひ。
夏といえばビール!パブ巡り
滞在中、ロンドンにしては珍しく天気がよく、むしろ暑いくらいだったので、夕方には「ビールが飲みたい!」となって、いろいろなパブを巡りました。
🍻ガーデン気分が味わえる「The Prince」
とってもかわいいガーデン風の人気なパブ。写真を見て一目惚れして行ってきました。圧倒的にキュート!
🍻アンティークなパブ「The Old Bank of England」
こちらは銀行だった場所をリノベした、趣のあるパブ。人気で予約必須なので、気になる方はお早めに。
🍻みんな大好き「BREWDOG」
スコットランド生まれのクラフトビール「BREWDOG」。イギリスに来たら飲みたくなってしまいます…!
いろんな種類のクラフトビールをタップで飲めるのが嬉しい。イギリス限定ビールもありました。
🍻タワーブリッジ近くのパブ「Tower Bridge Arms」
ロンドンブリッジ近くにあるこちらのお店では、「BREWDOG」のタップビールが飲むことができます。最高。
「Suspended In Tower Bridge Arms」というタワーブリッジの名前が入ったビールを飲んでみました!
🍻その他おすすめのパブ
ミュージカル前に訪れた「Lawlander Grand Cafe」。雰囲気もよく、ビールの種類もたくさん!ムール貝の白ワイン蒸しが人気メニューみたい。
友人のおすすめ「Prospect of Whitby」にも訪れました。訪れた日は店内席のみだったのですが、テムズ川沿いのテラス席が気持ちいいそう。
その他、話に夢中になってしまって、写真を撮り損ねてしまいましたが、エンジェル駅の人気パブ「The York」にも行きました!
イギリスでおいしかったもの
「イギリス=おいしくない」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、今回の滞在で食べたのものはパブ料理を含めて基本的にどれもおいしかったです!
今回はチャンスがなかったのですが、いろいろな国の料理が楽しめるマーケットも楽しくておすすめです◎
🍴 「THE Muffin Man Tea Shop」のスコーン
紅茶とバターをたっぷり使ったお菓子の組み合わせって、なんて幸せなんでしょう。スコーン大好きなんです…。
サクふわの食感で、とってもおいしかったです!
🍴「Ottolenghi」のペストリー
ロンドン市内にいくつか店舗を構えるデリ&ペストリーショップへ。
タンジェリン(みかんみたいなフルーツ🍊)とピスタチオのヴィーガンケーキを選んだのですが、とっってもおいしくてびっくりしました。これは通いたい…!
🍴「Padella」のパスタ
事前リサーチで「おいしい!」という口コミをたくさん見かけて訪れてみることに。気になった「Tagliarini with crab, chilli and lemon(蟹とチリとレモンのタリオリーニ)」を頼んでみました!
蟹の旨味に、酸味と辛味がバランスよくミックスされていて、おいしかったです!
その日の気分でミュージカルを楽しんで
当日券をゲットすれば、日本の半額で観ることも可能なロンドンのミュージカル。
ドレスコードもないので、予定のない夜に気軽に訪れることができます。ということで、滞在中に2回行ってきました!
🎵タップダンスが圧巻「CRAZY for YOU」
1930年代のアメリカが舞台のタップダンス・ミュージカル。王道のラブコメという感じで、ストーリーがわかりやすいので、あらすじだけ事前に読んでおけば、英語の舞台でも問題なく楽しめると思います。
ダンスのクオリティがとても高く、一体感のあるパフォーマンスに感動しました!
🎵ディズニーミュージカル「FROZEN」
『マンマ・ミーア!』や『ウィキッド』など魅力的なタイトルがたくさんあるなか、悩んで2本目に選んだのは『FROZEN(アナと雪の女王)』です。
日本でも観れる『FROZEN』をあえて選んだのは、やはり「Let It Go」を英語で聴きたいから。実際、氷の世界に変わっていく舞台で歌われる「Let It Go」には会場全体が大盛り上がりでした。
劇場には、たくさんの子どもがドレス姿で訪れていて、その姿にも癒されました。
▼当日予約はこのサイトがおすすめです!
🫖 🇬🇧 🧁
ロンドン滞在中は、漫画『違国日記』をずっと読んでいて、朝ちゃんが書いている誰に見られてもいい、だけど自分のための日記のようなイメージで、ロンドン暮らしを思い出しながらお気に入りをnoteに書いてみました。
ロンドンは頑張って観光をしよう!と意気込まなくても、ただお散歩をするだけ、街角のお店に入るだけで、気分が明るくなる場所。
もう満腹〜〜!というような予定を詰め込んだ旅ではなかったけれど、今の自分に必要な「スキ」を大切に味わうように毎日を過ごすことができました。
思い返せば、前回ロンドンに訪れたのは、無我夢中で働いていて、好きなものを見失っていたとき。
ロンドンの景色を見て、「ああ、この景色が好き。旅が大好き」ということを思い出して、会社を辞める決意をしました。
自分の好きが揺らいだ時には、帰ってきたいなと思う場所です。
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