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人生を加速させる、会いたい人に会うためのシンプルな方法

好きなものが見つからず、とにかくやる気がなかった学生時代。私の人生を好転させてくれた人物がいます。

テレビの中で密かに憧れた、Remiさんという女性です。当時は大学生で、現在はドバイに移住し、旅のメディアやコミュニティを運営されています。

中学生の頃、とある旅番組で存在を知り、高校時代には番組のロケ地であるドイツへ行きました。さらには、彼女が参加したという海外ツアーにひとりで飛び込んでみたり、留学メディアを見よう見まねでつくってみたり。

そうして彼女の行動をなぞる中で、一緒に仕事をするきっかけを掴み、テレビで見てから約7年後に実際に会うことができました

舞い上がる気持ちを抑えて、待ち合わせのカフェに向かったことを覚えています。抱いていた印象通りの聡明さと明るさを兼ね備えた素敵な方で、ただの学生だった私に優しく丁寧に話しかけてくれました。

Remiさんと一緒に関わらせていただいたメディア経験も後押しとなり、新卒で広報職に就き、それが今の仕事にもつながっています。

またさらにRemiさんの影響で、旅や英語が好きになり、2社目では観光メディアに携わっていたのですが、数年後、オーストラリアでの仕事で再会を果たすこともできました。

憧れを憧れで終わらせず、どうしたらその人が見ている景色を見れるようになるのか考え尽くせば、意外にも出会うチャンスは巡ってくるのだと感じた出来事です。

私の人生は、Remiさんとの出会いにより、確実にポジティブな方向へと変わりました。

皆さんもぜひ「自分の憧れの人に出会えたら?」と妄想してみてください。その出会いは、想像以上のパワーをくれるはずです。

ここからは、会いたい人に会うために、私なりに考え、実行していることをすべてお伝えします。


相手のことを徹底的に調べる

好きな人に会うために、まずは徹底的に調べることから始めました

今の時代、ネットを駆使すれば欲しい情報にたどり着くことができます。著書や取材記事、SNSでの発信やフォローしている人など、その人のことなら自分が1番知っているという状態になるまで、できる限りたくさんの情報を集めることにしました。

情報は最新のものだけでなく、過去まで遡って集めました。今はすごいと思うような人も、今に至るまでにさまざまな変遷を経ているはず。ターニングポイントとなる出来事がわかれば、自分も実践し、繋がりをつくることができるかもしれない。

またその人が発信している情報だけでなく、その人が得ている情報を把握するようにしました。どんなアカウントをフォローして、好きな作家やアーティストは誰なのか。それらを調べてインプットをすれば、近い価値観を身に着けることができると思ったのです。

すでに外に出ている情報を把握しておくことで、実際に会うときに、そこでしか聞けない話を聞くことができました。相手からしても、自分に会いにきてくれた“本気度“が伝わるので、より丁寧に対応していただけたのだと思います。

オフライン開催のイベントに行く

講演会やイベントは、確実に会いたい人に会えるチャンスです。

「◯◯さんのようになりたい」と思いながら、SNS投稿を見て終わってしまったらもったいない!なぜなら画面越しの情報と、対面で得られる情報の量は全く異なると感じるからです。

もし憧れの人が対面でのイベントを実施する際は、なんとしても調整して、会いに行くようにしています。

イベントにおいて「どこからきましたか?」という質問は定石なので、遠くから行けば行くほど、覚えてもらえる確率も高まります。常に最新情報をフォローして、いざという時に会いに行ける準備をしておくことが大事です。

コミュニティに入り、接点を増やす

単発のイベントよりも、覚えてもらいやすいのが「コミュニティ」

芸能人やインフルエンサー、特定の専門性を持った方で自身のコミュニティを持っている方は少なくありません。

コミュニティは、クローズドで心理的安全性が高いため、運営者もリラックスしていることが多く、かつ長期的に接点を持つことができます。

コミュニティに参加したあとは、メンバー限定のイベントに参加したり、運営のサポートをしたりすることで、とにかく接点を増やすことを心がけています

コミュニティがきっかけで、憧れの方とプライベートでも仲良くなったり、一緒に仕事をする機会を得たりすることができました。

アクション実行後に、メッセージを送る

会いたい方が著名人であればあるほど、通用しにくい方法ではありますが、SNSでDMを送ることもあります

例えば、いま一緒にスクールを運営している友人との出会いは、私がDMを送り、食事会をセッティングしたことがきっかけです。(いきなり2人で会うのは相手にとってハードルが高いと思い、同業者同士の情報交換会にお誘いしました)

また私自身も記事の感想が綴られた丁寧なDMをいただき、お会いすることになり、その約1年半後に私の広報チームにジョインしてもらったケースもあります。

他にもSNSを通じて数えきれないほどのつながりができました。

共通の知人をつくる、同じコミュニティに入るなど、何かしらのアクションをした上で、勇気を出してメッセージを送ると返信率が高まります。

仕事を通じて会う

まだ関係値のない忙しい相手に、自分と会う時間をつくっていただくには、少なからずメリットを提供する必要があります。

そこで、お仕事を依頼するという方法で、アプローチをしたこともあります

新卒の時に、広報というポジションを活かして、社内外向けのトークイベントを開催。自分が話を聞きたい起業家の方を毎回お招きしていたのですが、なんと数年後、そのゲストのひとりだった方の会社で働くことになりました。

仕事に支障がない範囲の公私混同は許されるはず。イベントやキャスティング、取材など、会いたい人に会うきっかけとなる仕事をつくれないか、常に妄想しています。

会いたい人を周囲に公言する

もちろん中には、コミュニティを運営しておらず、イベントにも滅多に登壇しない方もいると思います。

その場合もめげずに、「私は◯◯さんに会いたい」と周囲に公言することはやめません。言い続けることで、他の人の記憶に留まり、ふとしたきっかけでチャンスを掴めるかもしれないから。

その時に、自分自身も「〜〜といえば◯◯さん」というような専門性を磨いておくことも大切です。例えば、私は何人か広報分野で憧れの方がいるのですが、広報の発信を継続することで、ご本人から連絡をいただけたり、知人に紹介してもらったりすることができました。

出会い上手は、出会わせ上手

素敵な出会いに恵まれている人を観察してみると、その人自身も周囲の人に素敵な出会いのきっかけを提供していることに気がつきました。

出会いのきっかけと聞くと、異業種交流会や大規模な飲み会などを想像されるかもしれませんが、必ずしもそういうことではありません。

「これからフリーランスになると言っていたから、ぜひお話を聞いてみて」「広報のことを勉強中なら、このイベントが参考になると思う」など、一人ひとりのことを考えたパーソナライズされた出会いを提供できる人こそ、本当の意味での出会わせ上手だと思うのです。

社会人になるまで、とんでもなく人見知りだったのですが(今でも親しい人にはそう言われます)、出会わせ上手な友人に恵まれ、まちづくり界隈の同世代や旅好き仲間、広報のつながりも増えていきました。

出会いを循環させるハブのような人のもとには、自然と新しいお誘いが届きます。

身近な人が、会いたい人に会えるように、協力プレーで日々を過ごすとチャンスが広がります。

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出会いと別れの季節と言われる4月。今年は、どんな出会いがありましたか。

春が過ぎても、小さな心がけを積み重ねれば、自分の人生が好転する運命的な出会いを果たせるかもしれません。

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