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縦走、山小屋泊(テント泊)での水の持ち運び

こんにちは!一人ハイカー、一人ワンダーフォーゲル部のaishiです。
皆さんは登山やトレッキング、ハイキング時の水分補給はどうしているでしょうか?

登山やハイキングはただ山を登る、山を歩くといっても実は人それぞれに「哲学」や「流儀」があるもの。言語化できない人でも何かしらの拘りが実はあるもので歩き方、楽しみ方にもそれが出てきますよね。

結論からいいますと個人的には「プラティパス ビックジップ2.0(ハイドレーション)にザックにドリンクホルダーをつけてハイドレーションには口をつけずに給水。…勿論このままだとただの受け売りなので自分に合った一工夫とアイテムを取り入れております。この方法で取り敢えずハイドレーションの給水の楽さとメンテナンスやケアの大変さから一応開放されました。

元々富士山などの1泊2日〜の山小屋泊や長期の縦走時に水の持ち運びは皆どうしているんだろう?
自分に合ったより良い水の確保、持ち運びはどうしたらよいだろう?と考えだしたところがスタートでした。

ハイドレーションを口をつけずに給水というスタイルを一番わかりやすく最初に紹介されていたのは自分の知る限りではこちらの登山教室 Kuri Adventures さんの
登山での水の持ち運び方と水筒の選択」という動画です。
色々参考になる動画がありますのでご興味のある方は是非御覧ください。

自分は上のハイドレーションを使うやり方に更にボトルをザックのショルダーハーネスの部分に取り付けています。自分が使っているボトルホルダーはマムートですがここら辺は各社様々なところから出ているのでボトルに合ったお好みの物をどうぞ。使用方法は更に下記に続きますが個人的には一度ボトルホルダーにセットしたら水が無くなって補給するまでホルダーから取り出さないような運用にしているので滑落防止のコードのあるタイプがおすすめです。

自分が使っているボトルに更にもうひと工夫あります。
そこで使っているアイテムが下記の3点。

1.ヒューマンギア(Humangear) キャップキャップ PLUS
2.のびのびストローキャップ
3.使い捨てのストロー

使い捨てのストローは入手性の良い100円ショップで購入しております。
では実際に写真を使って使い方を紹介。

こちらが「ヒューマンギア humangear キャップキャップPLUS」

こちらを適合するボトルに取り付けます。
自分は昔のポーラボトルに取り付けています。
購入時される場合はしっかりと確認して購入しましょう。
ちなみにモンベルのクリアボトルはどのサイズでも適合するようですが、
ナルゲンは広口のボトルでもサイズによって口のサイズが違うので合わない事もあるみたいです。個人的にはナルゲンの500mmリットルのボトルに使いたかったけど調べて見たところ合わないみたい。

適合するボトル。モンベルのサイト等にも適合サイズが出ているので購入前に確認を。


ポーラボトルに取り付けたところ。



ボトルキャップ部分をひっかけてホールドしておけるようになっている。


ここは好みが分かれると思うけれどシリコンパッキンが付いている。


こちらが「使っていいね! 取り付けらくらく ボトル用 のびのびストローキャップ」

そして「使っていいね! 取り付けらくらく ボトル用 のびのびストローキャップ」を先程ボトルに取り付けた「ヒューマンギア humangear キャップキャップPLUS」の呑み口部分に取り付けていく。
のびのびストローキャップはケース付きののでそのままケースに入れて持ち運ぶもよし、もう少しコンパクトにしたいならジップ袋に入れて持ち歩くのもよし。
ちなみに飲む用のチューブも一応ついているので使い捨てストローが嫌な人はチューブを洗浄しながら使うのも良いでしょう。


取り付け方。対応表。

シリコン素材で少し伸びるのでペットボトルの標準的な飲み口から最近ペットボトルであるような少し大き目の飲み口位までなら対応している。


取り付けたところ。

のびのびストローキャップを取り付ければ多少上下に振れたり、倒したりした位では液体は溢れなくなる。


使い捨てのストローを取り付けたところ。


ザックのショルダーハーネス部分に付けたホルダーに取り付け。

のびのびストローキャップを付けたボトルにストローを差しておけば基本水がなくなるまではボトルホルダーからボトルを抜くことは無いのでホルダーのコードをキャップのところに引っ掛けてボトルが落ちないように固定したままにしておけるので多少急登のところでもボトルの落下に気を取られなくてすむ。

低山などで水が手に入りやすい場合はのびのびストローキャップを取り付けたペットボトルやお使いのボトルだけで簡単に給水できるようになる。
富士山のような場所では山小屋で水を買うのを割り切って、のびのびストローキャップ+ペットボトルの水+ドリンクホルダーという形で簡易的なハイドレーションを構築するのも楽で良いと思う。


水を持ち運ぶ用のプラティパスのハイドレーション。

自分は縦走時などは基本的に水を多めに確保しておきたいのでプラティパスのハイドレーションに水を入れて持ち運ぶ。
ボトルに入れる水は基本水道水です。比較的長い時間持ち歩いても安全でカビが付きにくい。

ハイドレーションからストロー付きボトルに移し替えて飲むメリット
1.清潔な水が比較的長い時間確保できる
2.ハイドレーションを使っていても量を決めてボトルに移し替えれば大体水の残量が感覚的にわかりやす。
3.使い捨てストローを使えば飲み口やボトル内部が汚れにくい。ストローの汚れが気になっても捨てて新しいストローを使えば気分的に良い。
4.ストロー付きボトルなら溢れにくくドリンクホルダーから取り出す手間が無いし、ボトルを落とすリスクも少ない。
5.ポカリスエットの粉やサプリメントやBCAAやプロテイン等ボトルで調合してすぐに飲める。大元の水はザックから出さずにそのまま注げて、またボトルだけしか汚れないのでメンテナンスが楽。綺麗な水もそのまま。
6.ハイドレーション内部が汚れにくいのでカビにくくお手入れが比較的楽。
まあ頻繁に使う人なら帰って洗った後に水道水を入れっぱなしにしておくか、
自己責任ですが軽く洗った後ジップロック等に入れて冷凍庫に突っ込んでおくというのも割りと皆さんやってますね。

ハイドレーションからボトルに水を移し替えるコツ
水をハイドレーションのパックに入れる時に空気が入らないように注意します。
なるべくパック一杯に水を入れて空気が入らないように気をつけながら口を閉めます。そしてチューブから水がでるか先端のバイトバブルをつまんで確認。
この時空気がチューブに入っているとなかなか水が出てきませんが上手く空気が入ってない状態になっているとバイトバブルを摘んでボトルよりバックが高い位置にあればパックの水が割りと勢いよく出てくれます
パック一杯に入れた水の量も多いようならばここで持っていく分だけ減らせば良いです。
慣れも必要なので慣れるまでは自宅で練習してみましょう。
ザックに入れる前に上記の事を確認しておくと良いです。

またストロー付きのボトルを使わないで350mmリットルや500mmリットルの保温保冷ボトルを活用すれば夏や冬でも好みの温度の水を飲める。夏など家から出かける際にボトルには氷だけ入れていき現地で水をハイドレーションから移せば比較的長い時間冷たい水を飲める。
ハイドレーションを使わなくてもボトルキャップと使い捨てストローだけでも色々と使い勝手は良いと思うのでおすすめです。
山小屋でコーラを買って飲みながら山を歩くなんてのも楽しいですよね。

以上自分流の水の持ち運び、飲み方でした。
勿論ザックにあれこれ付けたくない、荷物を増やしたくないという方にはまったく合わないとは思いますが、山歩き、登山でのこういう道具の工夫のしかたもまた一つの山の楽しみ方ではありますよね。

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