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一日一句【菜根譚】

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📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
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#人生を変えた一冊

一日一句【菜根譚】#11『逆作億信 非賢所為』虚心坦懐

逆作億信 非賢所為 孔子のこの言葉は、次の2つの意味を含んでいます。 1つ目の意味は、他人…

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一日一句【菜根譚】#10『人力勝天、志一動氣』信念を貫く

「人力勝天、志一動氣」は、 「人は天に勝つことができる。志さえあれば、自然界を改造するこ…

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一日一句【菜根譚】#9 『不悪辱穢,礼德賢愚』許容する心:人として生きていく上で大…

「不悪辱穢,礼德賢愚」の日本語訳は、以下のとおりです。 「辱穢を悪とせず、礼徳賢愚を包容…

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一日一句【菜根譚】#8『水勿過清,人勿過察』相手をさぐりすぎないで

『相手を探りすぎるとロクなことがない。』というのは、 昔も今も変わらないようですね。 水…

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一日一句【菜根譚】#4『前車覆、後車戒』ジャック・マーが語る「失敗こそ起業家にとっ…

前車覆、後車戒訳 だれかの失敗は、後に続く者の戒めとなることのたとえ。 解釈 前車の覆る…

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一日一句【菜根譚】#3「心無雑念自然清」 ビジネスと心の平穏

心無雑念自然清訳 心が雑念でいっぱいになっていなければ、自然と清らかになる。 解説 理性…

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一日一句【菜根譚】#2 “客気下而伸正気·妄心殺而現真心” 内面の真実と外面の虚飾の対比

“客気下而伸正気·妄心殺而現真心" 「客気」は「虚飾」「偽り」を意味します。 「正気」は「本来の性質」「真の姿」を意味します。 「妄心」は「真実ではない心」「迷い」を意味します。 日本語訳: 高慢な態度は、ただの虚飾に過ぎない。虚飾を抑えることができれば、正気は伸びてくる。 情欲や意識は、すべて妄念である。妄念を消滅させることができれば、真心が現れる。 解説: この文章は、内面の真実と外面の虚飾の対比についての深い洞察を示しています。高慢な態度が単なる虚飾であるとし

一日一句【菜根譚】#1 ”朴魯疏狂,歴事之道” 世情に通じているよりも素朴でいるほ…

朴魯疏狂,歴事之道 朴魯:素朴で純朴であること。 訳文 要するに、世の中をあまり経験して…

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