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超加工食品で早死にリスク増大?
CNNに「超加工食品で早死にリスク増大、30年間の研究で判明」という記事が掲載されていました。「調査の結果、超加工食品の摂取が最も多いグループは、早死にリスクが4%高いことが判明。中でも神経変性による死亡リスクは9%高かった。」とのことです
「早死にリスク増大」といっても、4%の増加はわずかなものです。このタイトルはセンセーショナルに見えます。
そういう場合は、元の論文を確認することが重要です。元の論文は、「Association of ultra-processed food consumption with all cause and cause specific mortality: population based cohort study」です。
その結論をChatGPTに訳してもらうと
超加工食品の摂取量が多いほど、全死亡率がわずかに増加することが関連付けられました。超加工食品の消費による死亡率の関連性は、食事の質に対するものよりも控えめで、超加工食品のサブグループによって異なり、特に肉・鶏肉・シーフードをベースとした即席食品が最も強く一貫した関連性を示しました。この結果は、長期的な健康のために特定の種類の超加工食品の摂取を制限することを支持しています。今後の研究では、超加工食品の分類を改善し、他の集団での結果の確認が求められます。
結局のところ、よく言われているように一番問題なのは、ハム、ソーセージなどの畜肉塩漬け製品やかまぼこなどの魚肉練り製品等の超加工食品です。そして、超加工食品といってもすべてを否定する必要はないということです。
もう一つの重要な点は、食事の質が健康に与える影響が大きいということです。超加工食品の摂取が最も多いグループでは、神経変性疾患による死亡リスクが9%高かったということですが、神経変性疾患とは認知症やパーキンソン病、側索硬化症などを指します。
認知症等を予防するためには、以前の記事「認知症にならないために」に書いたように、ファイトケミカルを多く含んだ健康的な野菜や果物を摂取することが重要だと思います。
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