先見の明があると思っている奴は信用するな

しばしば、ネットを見ると、先見の明がいかにもありそうなことを書いている奴らがいるが、私はあまり信用していない。

実際、リアル知人から、聴いた愚痴にこういうことがあったから。

ちょっと、私の知人は就職の際に苦労していたらしいのだけど、その原因が親にあったらしい。もっとも、周囲の奴らも頭がおかしいのがいたようなので、それも起因したのかもしれない。

単純に、親VS自分 の対立項にできないところがあったのは確かのようだし。

どうも、私の知人は、大学で教職の免許を取っていたらしい。入った学部の関係で工業の高校免許をとったらしいのだが、やはり、理科の先生になりたくて、理科の免許を取ることにしたらしい。この当時、高校の理科の免許だけではなく、中学の理科の免許が必須だったと言われている。というか、制度上はおかしな話なのだけど、マネージメントの視点から、どっちでも教えられるような人材が欲しかったらしく、そういうことが言われていたらしい。

それで、中学の免許まで取ろうとしたのだけど、どうも、親とバとったらしい。なんでも、社会的な事情をまったく考慮する気がなかったとか。説明を散々したのにね。

そのため、結果的に、高校の理科の免許は取れたけど、中学の理科の免許はとれなかったということで、結局、別の道に行かざるを得なかったらしい。

どうも、親は医者にしたかったらしい。その理由は、今は企業がダメなので、そういったところに入れば、失職しても、働き口があるんではないか?ということらしい。結果的に、医療関係のどこかの学部に入りなおす羽目になったということらしい。

正直・・・親が子供を潰すというのはよくあることだが、問題は必ずしも反発できなかったのは、親以外の周囲が原因だったらしい。

当初に入っていた学部の終わりの頃、指導教員から博士課程に誘われるとか、そういうことがあったらしい。ただ、そのころ、何人か博士課程に行ったけど、博士号を取った人は一人しかいなかったという話。

そういうことを見ているのと、そもそも、博士号を取った後に職がなくなったということ、しかも、それが大学の教員からの問題だったということを私の知人は別の知人を通して聴いたらしく、そのため、博士号を取るのは果していいことなのか?という疑問があったらしい。

似たような話は私も聞いたことがあるけどね。大学は基本的に信用してはいけないと思うし、大学の職は基本的には考えるなという考えで動くべきだと最近は思っている。実際、日大の薬学部での惨事を見るとそう思ってしまう。

まあ、他の大学でも似たような話を聴くけどね。要は、なんか優秀な人を取って、使ってみたら、手に余ったので、圧力をかけて解雇させるというパターンらしい。大体、なんで、大学にオルグしたのか、よくわからんし。これ。これと類似のことを私の知人は聞いたため、大学に残るリスクの方が高いと思って手を切ったらしい。

ただ、企業への就職活動の際にも親の干渉があり、「ここの企業に就活すべき」という圧力をかけられたらしい。そこはうまくかわそうとしたが、内定がとれなかったということで、弱みができたらしい。実際問題、その手の企業に入れば、安泰だと思っていたらしいから。その親。

大体、あそこの研究室には信用できない奴らばっかりのようだったので、相談できる相手もいなかったということらしい。実際、投げやりな連中が多かったから、それは分かるけどね。

そんな中、無料の就活塾があったので、それに手を出したとか。

その時は、すでに、企業の募集が一気になくなっていた時期だったので、本人も焦っていたのだろう。単に情報を得るために、その企業紹介業も兼ねた就活塾に行ったらしい。

そうしたら、こういう企業がこの先伸びるだろうと言われたが、実際は、どうもよくわからないところばかりを紹介されたとか。

実際、そういった就活塾には悪質なものがあり、こういったことが指摘されている。

都のリンクが切れていたので、そこはスクショを貼っておく。

正直、こんな感じの連中に引っかかったと思われる。不幸中の幸いなことに、金銭の損失はほとんどなかったらしいが、結局、こういうことだったらしい。

だいたい、大学院の受験の際にも、自分の大学で、比較的やりたい研究があったのだから、「推薦」を使えばいいものを他大の大学院に進まなければ金を出さんと言われていたらしく、それで、大学院は無理ではないか?ということだったらしい。ちなみに、その大学よりもその他大の方が、進路の幅が広がるということだったらしいが、どうも、いろいろと問題があることを知っているのと、どうも話を聴いて胡散臭いなとはおもっていたのだけどね。あの大学院。

まあ、実際は、いろいろと、裏で国家公務員というか、大学法人等試験を受けたりしていたらしいが、結局、どこかの地区で一次試験はとおり、二次試験の高専の技術試験の試験まで受けたらしいが、二次試験で落ちたとか。

知人で高専に行ったが、いろいろと勉強に関してあって、辞めざるを得なかった人がいたらしく、そういう子を出さないようにと頑張るとか、私の知人はかなり張り切っていたから、かなり落胆していた。

まあ、実際は、技術職と教育職に分かれているようなので、教育職に入らないと無理みたいだけどね。ただ、それでも、いろいろとサポートできるのではないか?という感じだった。

にしても、結局、自分で本当に行きたいと思ったところを邪魔されたというのははっきり言って、本当に、こういうやり方はいいのだろうか?

もっとも、親だけの問題ではなく、周囲の協力者にロクでもないのがいたり、まったく的外れで、本人が納得しないような進路ばかり勧めてくるといったことがあったそうな。

結局、相談せずに、勝手にやった方がよかったんじゃない?という風に考えた。

まあ、昔、相談相手を間違えて、とんでもない方向になったことがあったから、人のことは言えないけどね。

正直、親の言うことに逆らえなんて、陳腐なことは言わないが、それにしても・・・一体、どう動くべきだったのでしょうね。あの人の場合。周りに信頼できる人がいなかった。あったことがあったから知っているけど、確かに常識人なんだけど、なんというか、自分からキチンと調べたりせず、ある種の偏見で動くような感じだったと記憶している。

ただ、一つ、これらのことを見て考えたのは、先見というものにとらわれすぎたことじゃないかしら?結局、先のことなんてわからないわけだし。明らかに、危ない組織が絡んできたのも知っているけど、結局、そういう連中と関わり合いにならなければいいということもあったわけだし。

そうして、いかにも先見の明があるようなことを言って、この進路こそが正しいというようなことをいうのは信頼してはいけないという話ね。これ。結局、先のことなんてわからないのだから、その時点でやれることをやればいい。それだけ。

それにしても、無事かしら…あの人は。

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